ぼうすい‐たい【紡錘体】
細胞の有糸分裂の中期から終期にかけて現れ、染色体の極への移動に関与する繊維性の構造。両極と赤道面に並ぶ染色体とを結...
ぼうすいたい‐びしょうかん【紡錘体微小管】
⇒紡錘糸
ぼうすい‐ちゅう【紡錘虫】
有孔虫目の一群の原生動物。海底にすみ、石炭紀・ペルム紀に栄えた。一般に体は紡錘形で、大きさは数ミリから約2.5セン...
ぼうすいちゅう‐せっかいがん【紡錘虫石灰岩】
紡錘虫の化石を含む、古生代後期の石灰岩。フズリナ石灰岩。
ぼうすい‐ハウジング【防水ハウジング】
⇒水中ハウジング
ぼうすい‐ふ【防水布】
防水加工した布。
ぼう‐ず【坊主】
1 寺坊の主(あるじ)である僧。寺院で一坊を構えた僧をさしていった。 2 一般に、僧。室町時代以後に行われるように...
ぼう・ず【亡ず】
[動サ変] 1 ほろびる。滅亡する。「王法つきんとては仏法まづ—・ず」〈平家・二〉 2 死ぬ。「その父—・じて、母...
ぼう・ず【謗ず】
[動サ変]《「ほうず」とも》そしる。悪く言う。「人を—・じ法を—・ず」〈平家・五〉
ぼうず‐あたま【坊主頭】
坊主のように髪をそった、また短く刈った頭。
ぼうず‐えり【坊主襟】
1 小袖の襟を折らずに、三角形にして着ること。「無理に作った—の、其寐姿」〈二葉亭・其面影〉 2 襟足が短いこと、...
ぼうず‐おち【坊主落ち】
僧が堕落して還俗(げんぞく)すること。また、その人。「私むすこは—。ろくに生へそろはぬ物」〈浄・女護島〉
ぼうず‐かむろ【坊主禿】
江戸時代、遊女に使われていた幼いかむろ(かぶろ)。前髪と両耳のあたりだけ毛を残した芥子(けし)坊主にしていたところ...
ぼうず‐がえり【坊主還り】
僧が再び俗人にかえること。還俗(げんぞく)すること。また、その人。法師がえり。「清吉といふ—さ」〈伎・小袖曽我〉
ぼうず‐ガッパ【坊主ガッパ】
江戸時代、桐油紙(とうゆがみ)で作った袖なしの雨ガッパ。オランダ人のカッパをまねたもの。→カッパ
ぼうず‐がり【坊主刈(り)】
頭髪全体を、坊主のようにごく短く刈ること。また、その頭。
ぼうず‐くさ・い【坊主臭い】
[形][文]ばうずくさ・し[ク]すること、考えることなどに仏教的なくさみがある。抹香臭い。「話が—・くなる」
ぼうず‐ごろし【坊主殺し】
僧を誘惑して堕落させること。僧相手の売春婦、または男娼。「中寺町、小橋の—」〈浮・一代男・二〉
ぼう‐ずし【棒鮨】
細長い木枠にすし飯と具を重ねて入れ、押してつくった鮨。巻き簀(す)で巻き固めることもある。具にはサバ・サケ・マス・...
坊主(ぼうず)憎(にく)けりゃ袈裟(けさ)まで憎(にく)い
その人を憎むあまり、その人に関係のあるものすべてが憎くなるというたとえ。
坊主(ぼうず)の鉢巻(はちま)き
1 《坊主の鉢巻きはすべり落ちるので、耳で受けとめるというところから》聞いて知っているということのしゃれ。 2 し...
坊主(ぼうず)の不信心(ふしんじん)
仏道を修行しているはずの僧が、仏を信じないこと。医者の不養生。
ぼうず‐ふで【坊主筆】
穂先のすりきれた筆。ちびた筆。禿筆(とくひつ)。
ぼうず‐まくら【坊主枕】
「括(くく)り枕」に同じ。
坊主(ぼうず)丸儲(まるもう)け
僧侶は元手がいらないので、収入の全部がもうけになるということ。
ぼうず‐むぎ【坊主麦】
ハダカムギの別名。
ぼうず‐めくり【坊主捲り】
百人一首の読み札にかかれた絵を用いてする遊戯。裏返しにつみ重ねた札を各自が順に1枚ずつ取って手もとに置き、坊主の絵...
ぼうず‐もち【坊主持ち】
同行者の荷物を一人で持ち、道で坊主に会うたびに持ち役を交代すること。
ぼうず‐やま【坊主山】
樹木の生えていない山。はげ山。
ぼうず‐よみ【坊主読み】
僧侶が経を読むような調子で、意味のわからないまま文字だけを読むこと。また、その読み方。
ぼう・ずる【忘ずる】
[動サ変][文]ばう・ず[サ変] 1 わすれる。忘却する。「故郷—・じがたし」 2 (「前後を忘ずる」「思いに忘ず...
ぼうず‐わん【坊主椀】
糸底のない椀。
ぼう‐せい【昴星】
⇒昴(すばる)
ぼう‐せい【暴政】
人民を苦しめる暴虐な政治。
ぼうせい‐きょう【仿製鏡】
弥生・古墳時代に中国鏡を模倣して日本で作った銅鏡。→舶載(はくさい)鏡
ぼうせい‐ぐ【防声具】
戒具の一。ゴム製のマスクで口全体とあごの部分を覆い、大声を出せないようにするもの。
ぼうせい‐ざい【防錆剤】
金属の錆(さび)の発生を防ぐ薬剤。ふつう表面に塗布して用いる。さび止め。インヒビター。
ぼうせいし‐しょう【乏精子症】
精液中の精子の数が著しく少ない状態。精巣の造精機能障害によるものが多いが、精子輸送路の障害が原因となる場合もある。...
ぼう‐せき【紡績】
[名](スル) 1 《古くは「ほうせき」とも》糸をつむぐこと。動植物などの繊維を処理・加工して糸にすること。 2 ...
ぼうせき‐いと【紡績糸】
綿花・羊毛・麻・絹などの繊維を紡績加工してつくった糸。特に、機械紡績による片撚(かたよ)りの綿糸。
ぼうせき‐きかい【紡績機械】
紡績糸をつくる機械の総称。
ぼうせき‐けんし【紡績絹糸】
くず繭や生糸のくずなどを原料とし、紡績加工してつくった絹糸。絹紡糸。
ぼうせき‐こうぎょう【紡績工業】
生糸・綿糸・麻糸・毛糸や人絹・化学繊維などの精製・紡績を行う工業。
ぼうせき‐せん【紡績腺】
⇒出糸腺(しゅっしせん)
ぼうせき‐つむぎ【紡績紬】
縦糸に綿糸、横糸に紡績絹糸を用いた紬風の交ぜ織物。絣(かすり)柄が多い。
ぼうせき‐とっき【紡績突起】
⇒出糸突起(しゅっしとっき)
ぼうせき‐めんし【紡績綿糸】
紡績機械でつむいだ綿糸。
ぼう‐せつ【妄説】
「もうせつ(妄説)」に同じ。「俗に父を種と云い母を腹と云うは—なり」〈福沢・福翁自伝〉
ぼう‐せつ【防雪】
雪による害を防ぐこと。
ぼう‐せつ【暴説】
道理に合わない乱暴な言説。暴論。「浮浪の徒—を唱え」〈染崎延房・近世紀聞〉