わ‐ぼうず【我坊主/和坊主】
[代]二人称の人代名詞。僧侶(そうりょ)に対して軽んじる気持ちをこめて用いる語。「やい—」〈虎明狂・呂蓮〉
わ‐ぼく【和睦】
[名](スル) 1 争いをやめて仲直りすること。和解。「—を結ぶ」「両国が—する」 2 親しみ合って仲よくすること...
わ‐まわし【輪回し】
1 竹や鉄で作った輪に先が二またに分かれた棒を当てて、輪を倒さないように転がして進む遊び。 2 連歌・俳諧の付合(...
わ‐みこと【我尊/和尊】
[代]二人称の人代名詞。相手に向かって、親愛の気持ち、また軽い敬意をこめて用いる語。わぎみ。「此の立てる榲(すぎ)...
わ‐みょう【和名/倭名】
わが国で古くから用いられている事物の呼称。日本名。わめい。
わみょうしょう【和名抄/倭名鈔】
⇒和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)
わみょうるいじゅしょう【和名類聚抄/倭名類聚鈔】
平安中期の漢和辞書。10巻本と20巻本とがある。源順(みなもとのしたごう)著。承平4年(934)ごろ成立。漢語を意...
わ‐むし【輪虫】
ワムシ綱の袋形動物の総称。淡水中に多いが、コケや湿った土中にもすむ。体長は2ミリ以下と微小。体の上端は冠状で繊毛が...
わ‐むすび【輪結び】
ひもの結び方の一。左右、または左右と上方へ輪ができるように結ぶもの。
わ‐め【輪目】
昔、薬の計量に用いた量目の一。230匁(もんめ)(約863グラム)を1斤(きん)としたもの。白目(しろめ)。
わ‐めい【和名】
1 「わみょう(和名)」に同じ。 2 動植物のラテン語による学名に対して、日本での呼び名。片仮名で表記する。日本名。
わめき‐ごえ【喚き声】
大声で叫び騒ぐ声。
わめき‐た・てる【喚き立てる/叫き立てる】
[動タ下一][文]わめきた・つ[タ下二]激しくわめく。大声で騒ぐ。「早口で—・てる」
わめき‐ちら・す【喚き散らす/叫き散らす】
[動サ五(四)]あたりに構わず、大声を出して騒ぐ。「不満を—・す」
わ‐め・く【喚く/叫く】
[動カ五(四)]《「わ」は擬声語、「めく」は接尾語》大声で叫ぶ。大声をあげて騒ぐ。「酔漢が—・く」「泣こうが—・こ...
ワメナ
インドネシア東端、イリアンジャヤ(ニューギニア島西部)の町。バリエム渓谷に位置する。周囲を山々に囲まれ、1938年...
わ‐めん【和綿】
日本国内で昔から栽培されていたワタから作った綿。繊維が太く短い。弾力があり、ふとんの中綿に向く。わわた。
わ‐もじ【我文字/和文字】
[代]《「わがみ」の「わ」に「文字」を添えたもの》二人称の人代名詞。そもじ。おまえ。こなた。「物部の守屋とは—のこ...
わ‐もの【和物】
日本で製作された物。日本風の物。
わもん‐あざらし【輪紋海豹】
フイリアザラシの別名。
わや
[名・形動]《「わやく」の音変化》 1 「わやく1」に同じ。「—を言う」「—な話」 2 だめなこと。むちゃくちゃな...
わやく
[名・形動]《「おうあく(枉惑)」の音変化》 1 無理を言ったりしたりすること。また、そのさま。「随分—も遠慮なし...
わ‐やく【和約】
仲直りの約束。和解のとりきめ。
わ‐やく【和訳】
[名](スル)外国の文章を日本語に翻訳すること。また、その翻訳したもの。「英文—」
わ‐やく【和薬】
日本で開発された生薬(しょうやく)。
わやく‐もの【わやく者】
無法者。また、いたずらっ子。「近き在所の子供にて…里一番の—」〈浄・柏崎〉
わや‐くや
[副]騒がしいさま。がやがや。「大勢—と混雑の様子なれど」〈滑・続膝栗毛・初〉
わや‐わや
[副] 1 多くの人が騒がしく言いたてるさま。わいわい。「小作は—と事務所に集まって」〈有島・カインの末裔〉 2 ...
ワヤン
インドネシアのジャワ島を中心に発達した演劇。板人形芝居、木偶(でく)人形芝居、仮面劇など形式は多様。最も盛んなワヤ...
わ‐よ【和与】
1 中世の訴訟解決法の一。幕府の裁決に至る以前に訴訟の当事者間で和解すること。和談。 2 中世、相続人または他人に...
わ‐よう【和洋】
日本と西洋。また、日本風と西洋風。「—の料理をそろえる」
わ‐よう【和様】
1 日本固有の様式。日本式。日本流。和風。 2 書道で、日本風の書体。平安中期、小野道風(おののとうふう)に始まり...
わよう‐がっそう【和洋合奏】
日本音楽の演奏形態の一。和楽器と洋楽器とを混合編成して行う合奏。明治末年ごろから、無声映画の伴奏音楽として多用された。
わよう‐けんちく【和様建築】
「和様3」に同じ。
わよう‐じょしだいがく【和洋女子大学】
千葉県市川市にある私立大学。明治30年(1897)設立の和洋裁縫女学院に始まり、和洋女子専門学校を経て、昭和24年...
わよう‐せっちゅう【和洋折衷】
日本風と西洋風とをほどよく取り合わせて用いること。「—の造り」
わよ‐じょう【和与状】
中世、訴訟当事者間で和解が成立した場合、その条件などを記して作成した文書。
わら【蕨】
蕨(わらび)をいう女房詞。
わら【藁】
稲・麦などの茎を干したもの。
わらい【笑い】
1 笑うこと。また、その声。えみ。「儲(もう)かりすぎて—がとまらない」 2 (「嗤い」とも書く)あざけり笑うこと...
わらい‐い・る【笑ひ入る】
[動ラ四]ひどく笑う。「人々逃げさわぎて—・れば」〈堤・虫めづる姫君〉
わらい‐え【笑い絵】
1 人を笑わせるこっけいな絵。 2 春画(しゅんが)。枕絵。
わらい‐かわせみ【笑翡翠】
カワセミ科の鳥。全長46センチくらい。体のわりに頭が大きく、くちばしは太い。頭部と下面が白く、目の横に黒褐色の斑が...
わらい‐がお【笑い顔】
笑っている顔。えがお。「—で語る」
笑(わら)いが止(と)まら◦ない
うれしくてしかたのないさま。「宝くじをあてて、—◦ない」
わらい‐くず・れる【笑い崩れる】
[動ラ下一][文]わらひくづ・る[ラ下二]くずれるようにひどく笑う。「観客はどっと—・れた」
わらい‐ぐさ【笑い種】
笑いを誘う原因。もの笑いのたね。「世間の—になる」
わらい‐こ・ける【笑い転ける】
[動カ下一][文]わらひこ・く[カ下二]「笑いころげる」に同じ。「腹の皮がよじれるほど—・ける」
わらい‐ころ・げる【笑い転げる】
[動ガ下一]腹を抱え転がるようにして、ひどく笑う。わらいこける。「強烈なコントに—・げる」
わらい‐ごえ【笑い声】
笑う声。しょうせい。