わり‐つぎ【割(り)接ぎ】
接ぎ木の一。台木に切り込みをつけ、くさび形に削った接ぎ穂を差し込んで固く縛り、活着させる方法。
わり‐つけ【割(り)付け】
印刷で、仕上がりの体裁を考えて、活字の大きさ・書体や字配り、図版・写真の寸法・配置などを指定すること。レイアウト。
わり‐つ・ける【割(り)付ける】
[動カ下一][文]わりつ・く[カ下二] 1 割り当てる。割り振る。「仕事を—・ける」 2 割り付けをする。「カット...
わり‐づか【割り束】
下端が二つに割れて人字形をした束。法隆寺金堂などにみられる。
わり‐と【割と】
[副]「割に」に同じ。「病み上がりにしては—元気だ」「—うまい」
わり‐どこ【割り床】
一室を屏風(びょうぶ)などで仕切って、二組み以上の寝床をこしらえること。また、その寝床。「そんな手合(てあひ)と—...
わり‐な・い【理無い】
[形][文]わりな・し[ク]《「割り無い」で、理性や道理では計り知れない意》 1 理屈や分別を超えて親しい。非常に...
わり‐に【割に】
[副]思ったよりも。比較的。わりあい。わりと。「値段が—安い」「—こまめな男だ」
割(わり)に合(あ)・う
商売してもうけがある。ほねをおって、それだけのかいがある。間尺(ましゃく)に合う。「この時給なら—・う」「—・わな...
ワリニャーニ
⇒バリニャーノ
わり‐ぬい【割(り)縫い】
裁縫で、中表に縫った縫い代(しろ)を、縫い目から左右に割って折り返すこと。
わり‐はん【割(り)判】
「割り印(いん)」に同じ。
わり‐ばさみ【割(り)挟み】
さおの先を割ってY字形に作った棒。物を高い所にかけたり、高い所にある果実をねじりながら取ったりするのに用いる。
わり‐ばし【割(り)箸】
半分ほどの所まで割れ目が入れてあり、使用するときに割って2本にする箸。杉や竹などで作る。
わり‐ばな【割(り)花】
祝儀を一括して渡し、各人に分配させる風習。また、その祝儀。
わり‐ひざ【割(り)膝】
両方の膝がしらをやや開いて正座すること。また、その膝。「—で座る」
わり‐びき【割引】
[名](スル) 1 割り引くこと。一定の価格から、ある割合の金額を引くこと。「会員には—して売る」「—価格」⇔割増...
わりびきキャッシュフロー‐ほう【割引キャッシュフロー法】
⇒DCF法
わりびき‐けん【割引券】
決められた価格や料金の何割かを差し引く旨を記した券。
わりびき‐こくさい【割引国債】
額面金額を下回る価格で発行され、途中での利払いはなく、満期時に額面金額で償還される国債。→割引短期国債→利付国債
わりびき‐さい【割引債】
券面に利札(りさつ)がなく、額面金額から利息相当分を差し引いた価格で発行され、償還日に額面金額が償還される債券。中...
わりびき‐しじょう【割引市場】
商業手形・財務省証券・短期国債などが金融機関の間で取引される金融市場。英国のロンドン市場で典型的に発達した。
わりびき‐たんきこくさい【割引短期国債】
国債の償還を円滑に行うために国債整理基金特別会計が発行していた借換債の一種。償還期間は6か月・1年など。最低額面金...
わりびきたんき‐こっこさいけん【割引短期国庫債券】
⇒割引短期国債
わりびき‐てがた【割引手形】
手形割引のなされた手形。
わりびき‐はっこう【割引発行】
額面金額を下回る価格で債券を発行すること。
わりびき‐ぶあい【割引歩合】
手形割引の際の利率。
わりびき‐りつ【割引率】
割引される額の割合。
わりびき‐りょう【割引料】
手形割引の際に手形の額面金額から差し引かれる金額。
わり‐び・く【割(り)引く】
[動カ五(四)] 1 一定の金額から何割か安くする。「10パーセント—・く」 2 手形割引をする。「手形を—・く」...
わり‐びし【割菱】
紋所の名。菱形を斜め十文字で四等分したもの。四割(よつわり)菱。武田菱。
わり‐ピン【割(り)ピン】
断面が半円形の針金を、平らな方を内側にして折り曲げたピン。接合部の穴に通してから両端を開き曲げてとめる。ブラッド(...
わり‐ふ【割(り)符】
1 木片などの中央に証拠となる文字を記し、また証印を押して、二つに割ったもの。当事者どうしが別々に所有し、後日その...
わり‐ふだ【割(り)札】
1 「割り符1」に同じ。 2 割引の札。割引券。
わり‐ふり【割(り)振り】
わりふること。配分。割り当て。「仕事の—を決める」
わり‐ふ・る【割(り)振る】
[動ラ五(四)]全体をいくつかに分けて、それぞれにあてがう。配分する。割り当てる。「各人に役目を—・る」
わり‐ぶしん【割普請】
一つの普請をいくつかに分担して行うこと。「屋根も根太もこりゃ一時に—ぢゃ」〈浄・歌祭文〉
わり‐ぶた【割(り)蓋】
手桶(ておけ)・風呂・下水などの蓋で、2枚以上を並べ合わせて一つの蓋としたもの。また、茶道具の茶入れ・水指(みずさ...
わり‐ぼし【割(り)干し】
「割り干し大根」の略。
わりぼし‐だいこん【割(り)干し大根】
大根を縦割りにして干したもの。漬物などにする。
わり‐まえ【割(り)前】
金銭の徴収・分配などを各自に割り当てること。また、その金額。「利益の—を受ける」「—を支払う」
わりまえ‐かんじょう【割(り)前勘定】
「割り勘」に同じ。
わり‐まし【割(り)増し】
[名](スル)一定の額・量に対し、ある割合を増し加えること。また、その加えた額・量。「料金を—する」⇔割引。
わりまし‐ちんぎん【割(り)増(し)賃金】
残業・休日労働・深夜労働をしたときに雇用者が従業員に余分に支払わなければならない賃金。労働基準法で定められ、残業(...
わり‐まつ【割り松】
細かに割った松の薪。灯火用にした。「火鉢に—燃やして」〈浮・五人女・三〉
わり‐むぎ【割(り)麦】
「碾(ひ)き割り麦」の略。
わり‐め【割(り)目】
割ったところ。
わり‐めし【割(り)飯】
ひき割り麦をまぜた飯。
わり‐もと【割元/割本】
江戸時代の村役人の一。郡代・代官などの指揮下に名主(庄屋)を支配して十数か村から数十か村を統轄し、年貢の割り当てや...
わり‐もどし【割(り)戻し】
[名](スル)割り戻すこと。また、その金銭。リベートをいうこともある。「税金を—する」