げ‐せつ【下拙】
[名]卑しいこと。〈日葡〉 [代]一人称の人代名詞。男子が自分をへりくだっていう語。拙者。「—も初の出府ゆゑ」〈洒...
げ‐せつ【下説】
世間の人々の言うこと。巷説(こうせつ)。下世話(げせわ)。「この頃、何となく—について、心よからざる事にてましまさ...
げせ◦ない【解せない】
[連語]《動詞「げせる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》納得がいかない。理解できない。「彼がその案に同意したとい...
げ・せる【解せる】
[動サ下一]《「げ(解)す」の可能動詞》納得できる。理解できる。多く、打消しの語を伴って用いる。「いっこうに—・せ...
げ‐せわ【下世話】
世間で人々がよく口にする言葉や話。「—に年貢(ねんぐ)の納め時という」
げ‐せん【下船】
[名](スル)乗った船から降りること。「寄港地で—する」⇔乗船。
げ‐せん【下賤】
[名・形動]いやしいこと。身分が低いこと。また、そのさま。卑賤。「—な(の)身」
げ‐せん【牙籤】
象牙製の小さい札。書名を記して書物の帙(ちつ)の外に下げて目印とするもの。がせん。
げせん‐びょう【下船病】
船から降りた後も、揺れを感じ、めまい・疲労・吐き気・頭痛などの症状が続く疾患。飛行機や列車などで揺られた後にも起こ...
ゲゼル
[1880〜1961]米国の児童心理学者。幼児の行動を詳細に観察して発達過程を標準化し、発達診断テストを考案した。
ゲゼル
[1862〜1930]ドイツの経済学者。他の財物と異なり、貨幣だけが時間を経ても減価しないことが利子を正当化し、そ...
ゲゼルシャフト
ドイツの社会学者、テンニエスが設定した社会類型の一。人間がある特定の目的や利害を達成するため作為的に形成した集団。...
げ‐そ
《「下足(げそく)」の略》 1 靴・下駄・草履など、履物のこと。「—を履く」 2 すし屋などで、イカの足のこと。
げ‐そう【下僧】
身分の低い僧。修行を積んでいない僧。「二人の従僧、十人の—」〈平家・六〉
げ‐そう【外相】
言語・動作など外面に表れたもの。また、美醜など外見上の姿。うわべ。外面。「—仮徳を以て是を見るべからず」〈正法眼蔵...
げ‐そく【下足】
1 脱いだ履物。 2 「下足番」の略。
げそく‐ばん【下足番】
脱いだ履物の番をすること。また、その人。
げそり
[副]急に減少するさま。また、急にやせ衰えるさま。げっそり。「それから—と衰えて床に就いた」〈虚子・俳諧師〉
ゲゾイゼ‐こくりつこうえん【ゲゾイゼ国立公園】
《Nationalpark Gesäuse》オーストリア中部、シュタイアーマルク州にある国立公園。2002年に設置...
げ‐た【下駄】
1 木をくりぬき、歯を作りつけにし、台部に三つの穴をあけて鼻緒をすげた履物。歯はふつう2本で、別の材を差し込むもの...
げた‐いん【下駄印】
印材の中間をへこませて、下駄の歯のように2字の間を離して作った印。下駄判。
げた‐うち【下駄打ち】
⇒撃壌(げきじょう)2
げた‐がけ【下駄掛(け)】
「下駄履き」に同じ。「—で出掛ける」
げた‐げた
[副]大声で下品にとめどなく笑うさま。「大口を開けて—(と)笑う」
下駄(げた)と焼(や)き味噌(みそ)
《板につけて焼いた味噌の形は、下駄に似ているが、実際は違うところから》形は似ていても、内容はまったく違っていること...
げた‐ばき【下駄履(き)】
1 下駄を履いていること。下駄掛け。「—で散歩に出る」 2 フロートを備えている水上飛行機の俗称。
げたばき‐じゅうたく【下駄履(き)住宅】
1階を商店・駐車場・事務所などに使い、2階から上を住宅にした建物。
げた‐ばこ【下駄箱】
1 玄関などに置いて、履物を入れておく箱・棚。 2 上方落語で、噺家(はなしか)が用いる見台(けんだい)のこと。1...
げた‐ばん【下駄判】
「下駄印(げたいん)」に同じ。
下駄(げた)も仏(ほとけ)も同(おな)じ木(き)のきれ
尊卑の別はあるが、もとは同じであることのたとえ。
下駄(げた)を預(あず)・ける
相手に物事の処理の方法や責任などを一任する。「あとの処理は君に—・けるよ」
下駄(げた)を履(は)か◦せる
1 価格を高くいつわる。また、数量・点数などを水増しして、実際よりも多く見せる。「点数に—◦せて及第させる」 2 ...
下駄(げた)を履(は)くまで
最後の最後まで。物事が終わるまで。「勝ち負けは—わからない」
げ‐だい【外題】
1 書物・掛け軸などの表紙に記してある書名・題名。→内題 2 上方で、歌舞伎や浄瑠璃の題名のこと。江戸では、名題(...
げ‐だい【下代】
流通業界で、商品の仕入れ価格のこと。卸値。→上代(じょうだい)3
げだい‐あんど【外題安堵】
中世、幕府が所領譲与を安堵した旨を申請者の提出した文書の余白部分に記したこと。また、その文書。外題安堵状。
げだい‐かざり【外題飾り】
茶席の床に、外題のある軸物を巻いたまま飾っておくこと。軸飾り。
げだい‐かんばん【外題看板】
⇒一枚看板4
げだい‐がくもん【外題学問】
書名にだけ通じていて内容を知らないこと。うわべだけの学問。
げ‐だく【解諾】
⇒インフォームドコンセント
げ‐だち【夏断ち】
夏安居(げあんご)の間、在家の者も酒・肉などを飲食しないこと。夏精進(げしょうじん)。《季 夏》「—して仏の痩を思...
げ‐だつ【解脱】
[名](スル)《(梵)vimukti, vimokṣaなどの訳。縛るものを離れて自由になる意》悩みや迷いなど煩悩(...
げだつ【解脱】
歌舞伎十八番の一。本名題「鐘入解脱衣(かねいりげだつのきぬ)」。景清物の一つで、宝暦10年(1760)江戸市村座で...
げだつ‐しょうにん【解脱上人】
法相宗の僧、貞慶(じょうけい)の異称。
げだつ‐どうそう【解脱幢相】
《解脱を求める人のはたじるしであるところから》袈裟(けさ)のこと。「—の法衣」
げだつ‐の‐ころも【解脱の衣】
袈裟(けさ)のこと。
ゲダレフ
スーダン南東部の都市。ゲダレフ州の州都。エチオピアとの国境近くに位置する。ハルツームなどの主要都市と道路、鉄道で結...
げ‐だん【下段】
1 いくつかに区切ったものの下の部分。下のほうの段。→上段 →中段 2 剣道・槍術(そうじゅつ)で、刀または槍の切...
げだん‐の‐ま【下段の間】
書院造りで、上段の間に続く部屋。主君に対面する家来が伺候した所。
げ‐ち【下知】
[名](スル)⇒げじ(下知)