ちち‐の‐み【乳の実】
イチョウの実。ぎんなん。
ちち‐の‐みこと【父の命】
父を敬っていう語。父上。父君。「乳の実の—は栲綱(たくづの)の白ひげの上ゆ涙垂(なみだた)り」〈万・四四〇八〉
ちちのみ‐の【乳の実の】
[枕]同音の繰り返しから、「父」にかかる。「—父の命(みこと)柞(ははそ)葉の母の命」〈万・四一六四〉
ちちのわびじょう【父の詫び状】
向田邦子によるエッセー集。昭和53年(1978)刊行。表題作を原作にジェームス三木が脚本を書いたドラマが昭和61年...
ちち‐はは【父母】
父と母。両親。ふぼ。
チチハル【斉斉哈爾】
中国、黒竜江省中西部の工業都市。交通の要地。人口、行政区154万(2000)。
チチバ‐こ【チチバ湖】
《Lake Tritriva》マダガスカル中央部の都市アンチラベ郊外にある湖。市街南西約15キロメートルに位置する...
ちち‐ばなれ【乳離れ】
[名](スル)「ちばなれ」に同じ。「なかなか—しない子」
ちちぶ【秩父】
埼玉県南西部の市。秩父盆地の中心地で、旧称は秩父大宮。秩父銘仙(めいせん)の産地。武甲(ぶこう)山に石灰岩を産し...
ちちぶ【知知武】
ハゼ科の魚。全長約15センチ、尾に向かって側扁が強く、雄は第1背びれが長く伸び、体色は暗褐色。河口の汽水域に多いが...
ちちぶ‐あおいし【秩父青石】
秩父地方に産出する青緑色の結晶片岩。主に緑泥片岩で、庭石・石碑などに用いられる。
ちちぶ‐ぎぬ【秩父絹】
秩父地方産の無地の絹織物。多くは衣服・夜具の裏地として用いられた。
ちち‐ぶくろ【乳袋】
漫画やアニメーションなどで、女性の胸部を強調するように不自然に貼り付いている衣服。
ちちぶ‐けい【秩父系】
⇒秩父古生層
ちちぶ‐こ【秩父湖】
埼玉県西部、秩父市大滝地区にある人造湖。三峰山の西方に位置する。荒川本流と支流の大洞(おおぼら)川の合流点に昭和3...
ちちぶ‐こせいそう【秩父古生層】
秩父山地をはじめ日本各地に広く分布する古い地層。古生代石炭紀・ペルム紀の地層と考えられていたが、現在はその主要部が...
ちちぶこんみんとうぐんぞう【秩父困民党群像】
井出孫六の処女小説。明治17年(1884)に起きた秩父事件を題材にした作品。昭和48年(1973)刊行。
ちちぶ‐さんじゅうさんしょ【秩父三十三所】
秩父地方にある33か所の観音霊場。実際には34あり、西国(さいごく)・坂東(ばんどう)の各三十三所と合わせて百観音...
ちちぶ‐さんち【秩父山地】
関東山地のうち北部の山岳地帯。埼玉・群馬・長野・山梨・東京の1都4県にまたがる。最高峰は北奥千丈岳の標高2601メ...
ちちぶ‐し【秩父市】
⇒秩父
ちちぶ‐じけん【秩父事件】
明治17年(1884)秩父地方の農民が困民党を組織し、自由党員とともに高利貸しへの返済延長や村民税の減税などを要求...
ちちぶ‐じま【秩父縞】
秩父地方から産出される縞の銘仙(めいせん)地。
ちちぶ‐じんじゃ【秩父神社】
埼玉県秩父市にある神社。祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)・知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)ほか。毎年...
ちちぶたまかい‐こくりつこうえん【秩父多摩甲斐国立公園】
東京・埼玉・山梨・長野の1都3県にまたがる国立公園。森林と渓谷の景勝に富み、奥多摩湖・日原鍾乳洞(にっぱらしょうに...
ちちぶ‐の‐みや【秩父宮】
宮家の一。大正11年(1922)大正天皇の第2皇子雍仁(やすひと)親王が創立。
ちちぶのみや‐ラグビーじょう【秩父宮ラグビー場】
東京都港区にあるラグビー競技場。昭和22年(1947)開場。旧称、東京ラグビー場。ラグビーの日本選手権大会や全国大...
ちちぶ‐ぼんち【秩父盆地】
埼玉県西部、秩父山地にある盆地。荒川とその支流の赤平川が貫流する。中心地は秩父市。
ちちぶ‐めいせん【秩父銘仙】
秩父地方産の銘仙。玉糸を用い、丈夫で布団地・衣服地などに用いられる。
ちちぶ‐よまつり【秩父夜祭】
埼玉県秩父市の秩父神社の祭礼。特に12月3日に行われる夜祭り。2台の笠鉾(かさぼこ)と4台の屋台とが引き回され、神...
ちち‐みかど【父帝】
天皇である父。「夢の中にも—の御教へありつれば」〈源・明石〉
ちち‐みこ【父御子/父皇子】
皇子である父。「—も思ふさまに聞こえかはし給ふ」〈源・賢木〉
ちち‐もみ【乳揉み】
出産の後、母乳が出るように乳房をもみほぐすこと。また、それを業とする人。
ちち‐もらい【乳貰い】
母乳が足りないため、乳児のために、他人の乳をもらうこと。ちもらい。
ち‐ちゅ【蜘蛛】
「くも(蜘蛛)」に同じ。「散り来る柳の一葉の上に—の乗りて」〈謡・遊行柳〉
ち‐ちゅう【地中】
土のなか。地面の下。「—に埋もれる」
ち‐ちゅう【池中】
池のなか。
ち‐ちゅう【蜘蛛】
「くも(蜘蛛)」に同じ。〈日葡〉
ち‐ちゅう【踟蹰】
[名](スル)進むのをためらうこと。ぐずぐずと立ち止まること。躊躇(ちゅうちょ)。「あまり長く梅樹の下に—するとお...
ちちゅう‐おんどけい【地中温度計】
地中の温度を測る温度計。地下30センチメートルくらいまでは曲管地中温度計、さらに深いところは鉄管地中温度計などを用...
ちちゅう‐か【地中火】
地中の泥炭層や堆積(たいせき)廃棄物などから発火して起こる火災。
ちちゅう‐かい【地中海】
付属海の一。陸地で囲まれ、狭い海峡で大洋とつながっている海。ヨーロッパ地中海・北極海・紅海など。 《Medite...
ちちゅうかいぎょぎょう‐いっぱんいいんかい【地中海漁業一般委員会】
⇒ジー‐エフ‐シー‐エム(GFCM)
ちちゅうかいしき‐のうぎょう【地中海式農業】
地中海気候の地域で行われる農業。冬の小麦・大麦、乾期の果樹の栽培を中心とする。
ちちゅうかいせい‐きこう【地中海性気候】
ケッペンの気候区分による温帯気候の一。符合はCs。冬は温暖で雨が多く、夏は高温で乾燥する。エジプトとリビアを除く地...
ちちゅうかいのため‐の‐れんごう【地中海のための連合】
⇒地中海連合
ちちゅうかい‐れんごう【地中海連合】
欧州連合(EU)加盟国と北アフリカ・中東地域の地中海周辺諸国によって構成される共同体。欧州・地中海パートナーシップ...
ちちゅう‐しょくぶつ【地中植物】
植物の生活形の一。低温・乾燥などに耐える休眠芽を地中または水中に作る植物。ユリ・ハスなど。
ちちゅう‐ねつ【地中熱】
地下200メートル以浅の地盤中に存在する低温の熱エネルギー。地表面からの太陽エネルギーを源とする。年間を通じて温度...
ちちゅうねつ‐ヒートポンプ【地中熱ヒートポンプ】
地中熱と外気温の温度差を利用したヒートポンプ。夏は地中に熱を放出、冬は地中から熱を取り出して冷暖房に利用する。天候...
ちちゅうねつりよう‐ヒートポンプ【地中熱利用ヒートポンプ】
⇒地中熱ヒートポンプ