手出(てだ)し十層倍(じっそうばい)
いちばん初めに争いなどをしかけた者の罪は、他の者の十倍にあたるということ。
て‐だすけ【手助け】
[名](スル)他の人の仕事などを助けること。手伝うこと。また、その人。「いくらか—になる」「母を—する」
て‐だっしゃ【手達者】
[名・形動]書・技芸などに熟達していること。また、そのさまや、そういう人。「—な筆づかい」
て‐だて【手立て】
目的を達成するための方法・手段。「財政立て直しの—を講じる」「—がなくなる」
て‐だて【手楯】
歩兵が手に持って防御用に用いる細長い木楯。
て‐だま【手玉】
1 女の子のおもちゃの一。おてだま。 2 曲芸師が用いる小玉。 3 手首などにつけて飾りとする玉。 4 (「手球」...
手玉(てだま)に取(と)・る
手玉をもてあそぶように、人を思いどおりにあやつる。「善良な人々を—・る詐欺師」
て‐だまり【手溜まり】
物に触れるときの手の位置を固定するための作りもの。弓の握りや槍の柄などに用いる。また、その物に触れたときの感じにもいう。
て‐だらい【手盥】
手や顔を洗うのに用いる小形のたらい。ちょうずだらい。
て‐だり【手足り】
「手足れ」に同じ。「大矢の秀定、渡辺清、究竟(くっきゃう)の—なりけるが」〈盛衰記・一五〉
て‐だる【手樽】
「柄樽(えだる)」に同じ。
て‐だんす【手箪笥】
手近に置いて、手まわりのこまごました物を入れる小形の箪笥。用箪笥。
て‐ちがい【手違い】
1 手順を間違えること。また、手配などを誤ること。「手続き上に—を生じる」「係の—で発送が遅れる」 2 商売上のも...
テチス
⇒テティス
テチス‐かい【テチス海】
《Tethys Sea》古生代後期から新生代第三紀にかけて、北側のアンガラ大陸と南側のゴンドワナ大陸の間に存在した...
て‐ちょう【手帳/手帖】
いつも手もとに置いて、心覚えのためにさまざまの事柄を記入する小形の帳面。「生徒—」「母子—」
て‐ぢょうちん【手提灯】
手にさげる提灯。
て‐ぢか【手近】
[名・形動] 1 手が届くほど近くにあること。すぐそばにあること。また、そのさま。「—な(の)本を手に取る」「—に...
て‐ぢか・い【手近い】
[形][文]てぢか・し[ク] 1 手が届くほどの近さにある。すぐそばにある。「—・いいすに座る」 2 よく知られて...
てっ‐か【鉄火】
[名] 1 真っ赤に焼けた鉄。やきがね。 2 刀剣と鉄砲。 3 弾丸を発射するときに出る火。銃火。 4 「鉄火巻き...
てっ‐か【鉄架】
「鉄灸(てっきゅう)」に同じ。
てっ‐か【摘果】
[名](スル)⇒てきか(摘果)
てっ‐か【滴下】
⇒てきか(滴下)
てっ‐か【綴化】
⇒帯化
てっかい【鉄拐】
中国、隋代の仙人。八仙の一人。姓は李。名は洪水。鉄のつえを空に投げて竜に変え、それに乗って去ったという。
てっ‐かい【鉄枴】
鉄で作ったつえ。鉄杖(てつじょう)。
てっ‐かい【撤回】
[名](スル) 1 いったん提出・公示したものなどを、取り下げること。「前言を—する」 2 民法上、意思表示をした...
てっかい‐さん【鉄枴山/鉄拐山】
神戸市須磨区と垂水区の境にある、六甲山地西端の山。標高237メートル。北側に鵯越(ひよどりごえ)、南側に一ノ谷がある。
てっか‐うち【鉄火打ち】
ばくちうち。
てっ‐かく【的確/適確】
[名・形動]⇒てきかく(的確・適確)
てっ‐かく【適格】
[名・形動]⇒てきかく(適格)
てっかせっか【鉄火石火】
白柳秀湖の随筆・評論集。明治41年(1908)刊行。
てっか‐どん【鉄火丼】
「てっかどんぶり」の略。
てっか‐どんぶり【鉄火丼】
丼(どんぶり)に入れた酢飯に、ワサビ醤油をつけたマグロの切り身をのせ、もみのりを散らしたもの。鉄火どん。
てっか‐の‐あいだ【鉄火の間】
戦場。修羅場。「—をくぐる」
てっか‐はだ【鉄火肌】
勇敢ではげしい気性。また、その人。多く、女性についていう。伝法肌。「—の女将(おかみ)」
てっか‐ば【鉄火場】
ばくち場。賭場(とば)。
てっか‐まき【鉄火巻(き)】
マグロの赤身におろしワサビを添えたものを芯(しん)にした、細いのり巻きずし。
てっか‐みそ【鉄火味噌】
赤味噌に、いり大豆、ささがきごぼうの油いため、砂糖・みりん・唐辛子などを加えて練ったなめ味噌。
てっかめん【鉄仮面】
17世紀のフランス人。本名・生没年未詳。サントマルグリット島やバスチーユなどの牢獄に幽閉され、1703年に死亡。常...
てっ‐かん【鉄幹】
梅などの古木の幹をいう語。
てっ‐かん【鉄管】
鉄製の管。
てっ‐かん【鉄環】
鉄でつくった輪。
てっ‐かん【鉄艦】
鉄板で装甲した軍艦。甲鉄艦。
てっかん‐ちちゅうおんどけい【鉄管地中温度計】
地面から30センチメートル以上の深さの温度を測定するときに用いる地中温度計。地中に鉄管を入れ、その中に鎖でつるした...
てっかん‐ビール【鉄管ビール】
水道の水をふざけていう語。
てっ‐き【鉄軌】
鉄道の軌条。レール。また、キャタピラー。
てっ‐き【鉄器】
鉄製の器具・道具。
てっ‐き【鉄騎】
鉄のよろい・かぶとで身を固めた騎馬武者。また、勇猛果敢な騎兵。「—の勇士」
てっ‐き【摘記】
[名](スル)要点を抜き書きすること。また、その記事。摘録。「議事の内容を—する」