め‐くら【盲/瞽】
1 視力を失っていること。盲目。 2 文字を理解できないこと。 3 物事の筋道や本質をわきまえないこと。
めくら‐あぶ【盲虻】
アブ科の昆虫。牛馬を襲い、血を吸うアブ。体は黒色で、翅(はね)に大きい黒紋が1個あり、腹部に黄色紋がある。
めくら‐うち【盲打ち/盲撃ち】
むやみに打ちたたいたり、打ちこんだりすること。〈和英語林集成〉
めくら‐うなぎ【盲鰻】
1 ⇒ほそぬたうなぎ(細沼田鰻) 2 ⇒ぬたうなぎ(沼田鰻)
めくら‐かべ【盲壁】
窓のない壁。
めくら‐ぐも【盲蜘蛛】
ザトウムシの別名。
めくら‐ごぜ【盲御前】
⇒瞽女(ごぜ)
めくら‐ごよみ【盲暦】
文字を理解できない人のために絵や記号で表した暦。近世、南部藩などで行われた。絵暦。座頭暦。南部暦。
めくら‐さがし【盲探し/盲捜し】
やみくもにさがすこと。また、手さぐりでさがすこと。
めくら‐しょうぎ【盲将棋】
1 双方または一方が盤や駒を使わず、口頭で指し手を運ぶ将棋。 2 へたな将棋。へぼ将棋。
めくら‐じ【盲地】
⇒盲縞(めくらじま)
めくら‐じま【盲縞】
縦横とも紺染めの綿糸で織った無地の綿織物。紺無地。織り紺。青縞。盲地。
盲(めくら)千人(せんにん)目明(めあ)き千人(せんにん)
「目明き千人盲千人」に同じ。
めくら‐ながや【盲長屋】
通路に面した方に窓のない長屋。
めくらながやうめがかがとび【盲長屋梅加賀鳶】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。明治19年(1886)東京千歳座初演。前田侯お抱えの加賀鳶と町火消しとの争...
盲(めくら)の垣覗(かきのぞ)き
やってもむだなことのたとえ。
めくら‐ばん【盲判】
文書の中身を検討もしないで承認の印を押すこと。また、その判。
めくら‐へび【盲蛇】
1 有鱗(ゆうりん)目メクラヘビ科の爬虫(はちゅう)類。全長16センチくらい。体はミミズに似て頭と胴との区別が明ら...
盲(めくら)蛇(へび)に怖(お)じず
物事を知らない者はその恐ろしさもわからない。無知な者は、向こう見ずなことを平気でする。
め‐くらべ【目比べ】
1 にらみあうこと。にらみあい。「加様(かやう)に—して、鎌倉に集り居てはかなふまじ」〈太平記・一四〉 2 子供の...
めくら‐ほうし【盲法師】
盲人の琵琶法師。
め‐くらまし【目眩まし】
相手の目を欺くこと。また、その方法。幻術。手品。魔法。
めくら‐めっぽう【盲滅法】
[名・形動]見当をつけないで、やみくもに事をすること。また、そのさま。「—な(の)突進」