が‐か【賀歌】
「賀の歌」に同じ。
が‐か【雅歌】
《「雅」は正しい意》みやびやかな歌。格式の高い歌。 《(ラテン)Canticum canticorum》旧約聖書の...
がかい
外見の大きさ。かさ。ずうたい。「この工事を移し、—悉く広大なり」〈中村訳・西国立志編〉
が‐かい【瓦解】
[名](スル)一部の瓦(かわら)のくずれ落ちることが屋根全体に及ぶように、ある一部の乱れ・破れ目が広がって組織全体...
が‐かい【画会】
1 画家が自作の絵を展示し、希望者に売る会。展示会。 2 人々が集まって絵をかき、批評し合う会。
が‐かい【雅懐】
風流な思い。風雅な心。
が‐かく【画角】
《angle of view》カメラで、フィルム面やイメージセンサーに撮影できる範囲を、角度で表したもの。写角。
が‐かく【画客】
画家。絵かき。
が‐かく【賀客】
祝賀に来る客。特に、年賀の客。
が‐かく【雅客】
1 風雅を理解し愛好する人。風流人。 2 スイセンの別名。
がか‐ざ【画架座】
南天の小星座。日本では見えにくい。2月上旬南の地平線に一部が現れる。学名 (ラテン)Pictor
がかのアトリエ【画家のアトリエ】
《原題、(オランダ)Het atelier》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦120センチ、横100センチ。ト...
がかノルテン【画家ノルテン】
《原題、(ドイツ)Maler Nolten》メーリケの小説。1832年刊。全2巻。若く才能のある画家ノルテンを主人...
がかマティス【画家マティス】
《原題、(ドイツ)Mathis der Maler》ヒンデミットの交響曲。1934年作曲。イーゼンハイムの祭壇画を...
がかり【掛(か)り】
[接尾] 1 名詞に付く。 ㋐その物事に似たようすである意を表す。「芝居—」 ㋑そのものに依存する意を表す。「親—...
がか・る
[接尾]《五(四)段型活用》名詞に付く。 1 …に似たようになる、…のふうになる、の意を表す。「神—・る」「芝居—...
がかん‐きんきゅう【牙関緊急】
⇒咬痙(こうけい)
が‐が【峨峨】
[ト・タル][文][形動タリ]山や岩石などが険しくそびえ立っているさま。「—たる稜線」
がが‐いも【蘿藦】
キョウチクトウ科の蔓性(つるせい)の多年草。日当たりのよい山野に生え、葉は長い心臓形で、対生。茎や葉を切ると白い汁...
がが‐おんせん【峩々温泉】
宮城県、蔵王山の東麓にある温泉。泉質は炭酸水素塩泉・硫酸塩泉。胃腸病に効くとされる湯治場。
が‐がく【画学】
絵画を研究する学問。また、絵画をかく技術。
が‐がく【雅楽】
1 古代の中国で、庶民的な俗楽に対し、貴族的な雅正な楽。宮廷の儀式、祭祀(さいし)などに用いられ、12世紀初めに朝...
ががく‐し【画学紙】
鉛筆で絵をかくのに用いる紙。画用紙。
ががく‐りょう【雅楽寮】
律令制の官司の一。治部省に属し、雅楽・楽人などのことをつかさどり、歌舞を教習した。平安時代以降しだいに衰微し、大歌...
我(が)が強(つよ)・い
強情である。意地っ張りである。
がが‐ぶた【金銀蓮花】
ミツガシワ科の多年生の水草。本州以南の池や沼に自生。葉は心臓形で柄があり、水面に浮かぶ。夏、白い花を水上に開き、花...
ががんぼ【大蚊】
《「蚊ヶ母(かがんぼ)」の意から転じた語》双翅(そうし)目ガガンボ科の昆虫の総称。蚊に似るが大形で、脚が長い。翅(...
ガガーリン
[1934〜1968]ソ連の軍人・宇宙飛行士。1961年4月12日、衛星船ボストーク1号で地球を1周。人類初の宇宙...
が‐き【牙旗】
《中国で、旗ざおの先を象牙で飾り、猛獣が牙(きば)で身を守る形としたところから》天子または大将軍のいる所に立てる旗...
が‐き【瓦器】
素焼きの陶器。主に古代の灰黒色の土器をいう。かわらけ。
が‐き【餓鬼】
1 《(梵)pretaの訳。薜茘多(へいれいた)と音写》生前の悪行のために餓鬼道に落ち、いつも飢えと渇きに苦しむ亡...
がき‐あみ【餓鬼阿弥】
餓鬼のようにやせおとろえ、耳鼻も欠け落ちて生気のない者。「箸に目鼻の—を、夫(つま)とはさらにしらいとの」〈浄・反魂香〉
がき‐き【我鬼忌】
芥川竜之介の忌日。7月24日。俳号の「我鬼」にちなむ。《季 夏》
がきぞうし【餓鬼草紙】
飢えと渇きに悩みながら人間界に出没する餓鬼の諸相を描いた絵巻。六道絵の一。平安末期作。東京および京都の国立博物館所...
がき‐だいしょう【餓鬼大将】
子供たちの仲間で、いちばんいばっている子供。
がき‐だな【餓鬼棚】
盂蘭盆に、無縁仏を供養するために設ける棚。祖霊を迎える盆棚とは別に作られる。無縁棚。
がき‐どう【餓鬼道】
六道の一。餓鬼の世界。常に飢えと渇きに苦しむ亡者の世界。「大海に浮かぶといへども、潮なれば飲むこともなし。是れ又—...
餓鬼(がき)に苧殻(おがら)
力のない者が、折れやすい苧殻を振り回すようなもので、頼りにも力にもならないことのたとえ。
餓鬼(がき)の断食(だんじき)
《餓鬼は断食しようとしまいと、おのずから断食の状態である意から》当然のことを、ことさらに言い立てて、人前をつくろう...
がき‐の‐めし【餓鬼の飯】
盂蘭盆に無縁仏に供える食物。
餓鬼(がき)の目(め)に水(みず)見(み)えず
《餓鬼は、のどが渇きすぎているので、そばに水があっても気づかない意から》熱望するあまり、かえって求めるものが身近に...
餓鬼(がき)の物(もの)をびんずる
《「びんずる」は「引っ取る」を「餓鬼」の縁で「賓頭盧(びんずる)」に掛けていったものか》餓鬼の得た食物を奪い取る。...
がき‐びょう【餓鬼病】
「餓鬼病(がきや)み」に同じ。「—を病み候ふぞ」〈著聞集・一六〉
がき‐へんしゅう【餓鬼偏執】
他人の考えや迷惑を無視して自分の考えだけにとらわれること。また、その人。
がき‐ぼね【餓鬼骨】
障子や襖(ふすま)などの芯(しん)とする細い粗末な骨。
餓鬼(がき)も人数(にんじゅ)
つまらない者でも、いれば、多少の効果があることのたとえ。また、取るに足りない者も多く集まれば、あなどりがたいことの...
がき‐やみ【餓鬼病み】
食物がのどを通らないで、やせ細っていく病気。また、絶えず空腹感に苦しむ病気。「干鮭(からさけ)のやうな—」〈浄・車街道〉
が‐きゅう【芽球】
造血幹細胞が血球に分化する過程の幼若な細胞。ブラスト(blast)。
が‐きょう【画境】
1 絵画に表れた作者の境地。「新しい—を開く」 2 絵を描いているときの心境。
が‐きょう【雅境】
風流な境地。「折角の—に理窟の筋が立って」〈漱石・草枕〉