ちゅう‐はん【中藩】
明治元年(1868)禄高で藩を三等に区別したうちの、10万石以上40万石未満の藩。同3年、改めて5万石以上15万石...
ちゅう‐はん【昼飯/中飯】
ひるめし。昼食。「漸(やっ)と諸君の—が了(おわ)り」〈独歩・湯ヶ原ゆき〉
ちゅう‐ばい【仲媒/中媒】
なかだち。仲介。媒介。
ちゅう‐ばい【虫媒】
植物の花粉を昆虫が運び、受粉を媒介すること。進化上、風媒より新しいとされる。
ちゅうばい‐か【虫媒花】
昆虫の媒介によって受粉が行われる花。美しい色彩や香りをもつものもあり、蜜を分泌して昆虫を誘う。→水媒花 →鳥媒花 ...
ちゅう‐ばつ【誅伐】
[名](スル)罪ある者を攻め討つこと。「朝敵を—する」「—と脅迫とによって事を済まそうと思い立った」〈鴎外・大塩平八郎〉
ちゅう‐ばつ【誅罰】
[名](スル)罪を責めて罰を加えること。処罰すること。「日本帝国の威信の為に…—して遣るのだぞ」〈木下尚江・良人の自白〉
ちゅう‐ばらえ【中祓】
古代、神事に関する罪を犯した人に、罪の軽重に応じて大・上・中・下の四等に分けて朝廷から祓(はらえ)の料物を科した、...
ちゅう‐ばん【中判】
1 紙などの判の中くらいのもの。 2 辻番付の中くらいのもの。
ちゅう‐ばん【中盤】
1 囲碁・将棋で、序盤と終盤の間の、本格的な戦いが始まる局面。 2 勝負事などの、中ごろの時期。「試合が—を迎える...
ちゅうばん‐カメラ【中判カメラ】
120フィルムや220フィルムを使用するカメラ。一般的なカメラより大きく、主にプロの写真家が高画質を求めるときに使...
ちゅうひ【沢鵟】
タカ科の鳥。全長は雄が48センチ、雌が58センチくらい。褐色で、脚が長い。葦原(あしはら)などでみられ、翼をV字形...
ちゅう‐ひ【中飛】
野球で、中堅手が処理した飛球。センターフライ。
ちゅう‐ひ【中皮】
胸膜・心膜(心外膜)・腹膜などの表面を覆う薄い細胞層。
ちゅうひ‐しゅ【中皮腫】
中皮に発生する腫瘍。良性と悪性がある。悪性の場合、胸膜や腹膜に沿って広く浸潤するものが多い。胸膜・腹膜中皮腫の多く...
ちゅう‐ひつ【駐蹕】
天子が行幸の途中、一時乗り物をとめること。また、一時その土地に滞在すること。駐輦(ちゅうれん)。
ちゅう‐ヒール【中ヒール】
婦人靴で、ハイヒールとローヒールとの中間の高さのかかと。また、その靴。
ちゅう‐び【中火】
中くらいの火力。強火と弱火との間の、中程度の火加減。「—で二〇分間煮る」
ちゅう‐びねり【中捻り】
腰を少しくねらせること。また、その歩き方。江戸時代の遊女などの歩き方。「ぬき足、—のありき姿」〈浮・五人女・三〉
ちゅう‐びゅう【綢繆】
1 まつわりつくこと。また、糸などをからめて結ぶこと。「未だ陰雨せざるに牖戸を—せしめよと」〈東海散士・佳人之奇遇...
ちゅう‐びょう【中苗】
葉の数が4、5枚の稲の苗。稚苗(ちびょう)とともに機械植えにする。
ちゅう‐びん【中瓶】
いくつか規格があるうちでの、中くらいの大きさの瓶。ビール瓶では、容量500ミリリットルのものをいう。
ちゅう‐ピピン【中ピピン】
⇒ピピン
ちゅう‐ふう【中風】
《「ちゅうぶう」とも。悪風に中(あた)る意》脳卒中の発作の後遺症として主に半身不随となる状態。中気。ちゅうぶ。
ちゅう‐ふく【中伏】
三伏の一。夏至(げし)のあと四度目の庚(かのえ)の日。→初伏 →末伏
ちゅう‐ふく【中腹】
山の、頂上と麓とのまんなかあたり。山腹。
ちゅう‐ふりそで【中振袖】
袖丈が75〜105センチくらいの振袖。未婚女性の晴れ着兼礼装用。→大(おお)振袖
ちゅう‐ふん【忠憤】
忠義の心からのいきどおり。
ちゅう‐ぶ【中風】
「ちゅうふう(中風)」に同じ。
ちゅう‐ぶ【中部】
中央にあたる部分。なかほどの部分。「関東地方の—」 「中部地方」の略。
ちゅうぶ‐アフリカ【中部アフリカ】
アフリカ中央部を占める地域。チャド・中央アフリカ・カメルーン・赤道ギニア・サントメプリンシペ・ガボン・コンゴ共和国...
ちゅうぶおうしゅう‐ひょうじゅんじ【中部欧州標準時】
スペイン、フランス、ドイツをはじめとする欧州の多くの国々で使われる標準時。協定世界時より1時間早く、日本標準時より...
ちゅうぶがくいん‐だいがく【中部学院大学】
岐阜県関市などにある私立大学。平成9年(1997)に人間福祉学部の単科大学として開設され、のちに経営学部などが設置...
ちゅう‐ぶき【宙吹(き)】
ガラスの成形技法の一。中空の竿(さお)の先に溶けたガラスをつけ、竿に息を吹き込んで空中でふくらませながら成形するもの。
ちゅうぶ‐くうこう【中部空港】
中部国際空港の通称。
ちゅうぶ‐こくさいくうこう【中部国際空港】
愛知県常滑市沖、伊勢湾上の人工島にある空港。会社管理空港の一。平成17年(2005)開港。東京国際空港(東京)、成...
ちゅうぶさんがく‐こくりつこうえん【中部山岳国立公園】
長野・富山・岐阜および新潟にまたがる国立公園。飛騨山脈を中心とする地域で、黒部峡谷・上高地などの名勝がある。
ちゅうぶ‐だいがく【中部大学】
愛知県春日井(かすがい)市にある私立大学。昭和39年(1964)に中部工業大学として開学。昭和59年(1984)に...
ちゅうぶ‐ちほう【中部地方】
本州中部の、新潟・富山・石川・福井・長野・山梨・静岡・岐阜・愛知の9県が占める地方。中部日本。
ちゅう‐ぶとり【中太り】
[名・形動]やや肥満していること。また、そのさま。「—な(の)体型」
ちゅうぶ‐にほん【中部日本】
⇒中部地方
ちゅうぶ‐ひょうじゅんじ【中部標準時】
アメリカ大陸の標準時の一。カナダのウィニペグ、米国のシカゴ・ヒューストン、コスタリカなどで使われる。協定世界時より...
ちゅう‐ぶらり【宙ぶらり/中ぶらり】
[名・形動]「宙ぶらりん」に同じ。「議案が—になる」
ちゅう‐ぶらりん【宙ぶらりん/中ぶらりん】
[名・形動] 1 空中にぶらさがっていること。また、そのさま。「台風で電線が—になる」 2 どっちつかずで中途半端...
ちゅうぶらりんのおとこ【宙ぶらりんの男】
《原題Dangling Man》米国の小説家ベローの処女長編小説。1944年刊。
ちゅう‐ぶる【中古】
すでに使用され、少し古くなっていること。また、その品物。まだ使用できる物にいう。セコハン。ちゅうこ。「—の車」
ちゅう‐ぶん【中分】
1 半分に分けること。「今日より後は天下を—して」〈太平記・二八〉 2 五分五分に扱うこと。対等に見ること。「工藤...
ちゅう‐ぶん【抽分】
中国の元・明代に行われた輸入税。現物の一部を税として徴収するもの。
ちゅう‐ぶん【籀文】
⇒大篆(だいてん)
ちゅう‐ぶん【中文】
1 中国語で書かれた文章。「—新聞」 2 「中国文学」「中国文学科」の略。「—研究」