塵塚(ちりづか)に鶴(つる)
つまらない所に、不似合いにすぐれたものがあることのたとえ。掃き溜(だ)めに鶴。
ちりてき‐ひょうじ【地理的表示】
原産地と結びついた品質や社会的評価を備えている産品に付される、産地を特定する表示。発泡性ワインの「シャンパン」やチ...
ちりてきひょうじ‐ほう【地理的表示法】
《「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律」の通称》農林水産物や食品の品質や社会的評価が産地と結びついていること...
ちりてきひょうじ‐ほごせいど【地理的表示保護制度】
産地と結びついた品質や社会的評価を備えた農林水産物や食品に付される地理的表示を知的財産として保護する制度。GI(g...
ちり‐とり【塵取り】
1 掃き集めたちりやごみをすくいとる道具。ごみとり。 2 「塵取り輿(ごし)」の略。
ちりとり‐ごし【塵取り輿】
腰輿(たごし)の簡略なもの。高欄だけで屋形のないもの。塵取り。
ちりとり‐なべ【塵取り鍋】
ステンレス製の角形の鍋に野菜・もつ・牛肉などを入れ、辛みのある味噌だれで煮た料理。韓国料理の味つけをもとに日本で考...
ちり‐なべ【ちり鍋】
「ちり」に同じ。《季 冬》「—やぎんなん覗く葱の隙/友二」
塵(ちり)に継(つ)・ぐ
先人のあとを継ぐ。「—・げとやちりの身につもれることを問はるらむ」〈古今・雑体〉
塵(ちり)に同(どう)・ず
《「老子」四章から》俗世間の人と交わる。塵に交わる。→和光同塵「権者の光を和げ、—・ずるもあるらん」〈貞享版沙石集・九〉
塵(ちり)に交(まじ)わ・る
世俗に交わる。「この家の福の神は—・り給ひしに」〈浮・永代蔵・五〉
ちり‐のこ・る【散(り)残る】
[動ラ五(四)]散らないで残っている。「—・った花」
ちり‐の‐すえ【塵の末】
ものの数にはいらないこと。また、そのような人。「結びおく契りとならば法の花—まで数にもらすな」〈続古今・釈教〉
ちりのなか【塵の中】
和田芳恵の短編小説。昭和38年(1963)刊行。同年、第50回直木賞受賞。
ちり‐の‐まがい【散りの紛ひ】
入り乱れて散ること。散り乱れること。「あしひきの山下光るもみち葉(ば)の—は今日にもあるかも」〈万・三七〇〇〉
ちり‐の‐み【塵の身】
1 塵のようにつまらない身。「風の上にありか定めぬ—は行方も知らずなりぬべらなり」〈古今・雑下〉 2 俗世間にけが...
ちり‐の‐よ【塵の世】
けがれたこの世。濁世。「神も交はる—の、花や心に任すらん」〈謡・小塩〉
チリハウス
ドイツ北部の都市ハンブルクにある建物。1924年に建造された10階建てのオフィスビルで、外装に煉瓦(れんが)を用い...
ちり‐はらい【塵払い】
塵を払うこと。また、その道具。はたき。
ちり‐ばかり【塵ばかり】
[連語](多く副詞的に用いて)少しばかり。ほんの少し。ちりほど。「此の帯を挙げんとするに、—も動かず」〈今昔・三・五〉
ちり‐ばな【散(り)花】
1 散った花。落花。 2 花は咲くが実を結ばない花。むだ花。あだ花。
ちり‐ば・む【塵ばむ】
[動マ四]ほこりにまみれる。「台盤なども傍(かたへ)は—・みて」〈源・須磨〉
ちり‐ば・む【鏤む】
[動マ下二]「ちりばめる」の文語形。
ちり‐ば・める【鏤める/散りばめる】
[動マ下一][文]ちりば・む[マ下二]金銀・宝石などを、一面に散らすようにはめこむ。また比喩的に、文章のところどこ...
チリ‐パウダー
唐辛子(とうがらし)にオレガノ・ガーリックなどをまぜ合わせた粉末状の香辛料。辛みが強い。
ちり‐ひじ【塵泥】
1 ちりと、どろ。「高き山も麓の—よりなりて」〈古今・仮名序〉 2 とるにたりないもの。「かかる聞えあらば、兵衛が...
ちりぶくろ【塵袋】
鎌倉時代の事典。11巻。著者未詳。文永〜弘安年間(1264〜1288)の成立。事物の起源を天象以下22項に分け、問...
チリ‐ペッパー
辛味種のトウガラシの一種。赤く熟した果実を粉末にしたのは、チリパウダー(chili powder)という。カレー料...
ちり‐ほこり【塵埃】
ちりと、ほこり。じんあい。
ちり‐ぼ・う【散りぼふ】
[動ハ四] 1 散らばる。散り乱れる。「昼の蔦の葉の—・いたるを」〈増鏡・さしぐし〉 2 離散する。また、落ちぶれ...
チリポ‐こくりつこうえん【チリポ国立公園】
《Parque Nacional Chirripó》コスタリカ南部にある国立公園。タラマンカ山脈の同国最高峰、標高...
チリポ‐さん【チリポ山】
《Cerro Chirripó》コスタリカ南部の山。首都サンホセの南東約80キロメートル、タラマンカ山脈に位置する...
ちり‐まが・う【散り紛ふ】
[動ハ四]入り乱れて散る。「雪、東風にたぐひて—・ふ」〈かげろふ・下〉
ちり‐ましほ【知里真志保】
[1909〜1961]言語学者。北海道の生まれ。北大教授。アイヌ民族出身の学者として、アイヌ民族の言語を中心に神話...
ちり‐みだ・れる【散(り)乱れる】
[動ラ下一][文]ちりみだ・る[ラ下二]入り乱れて散る。乱れ散る。「強風に葉が—・れる」
ちり‐めん【縮緬】
表面に細かいしぼのある絹織物。縦糸に撚(よ)りのない生糸、横糸に強く撚りをかけた生糸を用いて平織りに製織したのち、...
ちりめん‐え【縮緬絵】
錦絵(にしきえ)で、刷ってから、しわを寄せ、縮緬に描いたようにしたもの。
ちりめん‐がみ【縮緬紙】
細かくしわを寄せて、縮緬のような感じにこしらえた紙。クレープペーパー。
ちりめん‐キャベツ【縮緬キャベツ】
サボイキャベツの別名。
ちりめん‐ざこ【縮緬雑魚】
カタクチイワシなど、イワシの稚魚を煮干しにしたもの。しらす干し。ちりめんじゃこ。《季 春》
ちりめん‐じゃこ【縮緬雑魚】
「ちりめんざこ」に同じ。
ちりめん‐じわ【縮緬皺】
縮緬のように一面に細かく寄ったしわ。
ちりめん‐ぼん【縮緬本】
木版多色刷りした和紙に特殊な加工でしわを作り、縮緬のような手触りをもたせ、和綴じにした絵本。長谷川武次郎が考案し、...
ちり‐も【散藻/塵藻】
接合藻目チリモ亜目の緑藻の総称。単細胞で、湖沼・湿原・水田などにみられる。ツヅミモ・ミカヅキモ・クンショウチリモなど。
塵(ちり)も積(つ)もれば山(やま)となる
《「大智度論」九四から》ごくわずかのものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなることのたとえ。
塵(ちり)も灰(はい)も付(つ)かぬ
取り付くしまもない。そっけない。「ともかくもそなたの分別次第と—やうに言へば」〈浮・万金丹・五〉
ち‐りゃく【知略/智略】
才知に富んだはかりごと。知謀。「—をめぐらす」
ち‐りゃく【治略】
《「ぢりゃく」とも》世を治める方策。治世の策。
ちりゅう【知立】
愛知県中部の市。もと東海道五十三次の池鯉鮒(ちりふ)宿。近年、工業化・住宅地化が著しい。東部にある八橋(やつはし)...
ち‐りゅう【遅留】
遅れとどまること。ぐずぐずすること。