つじばん‐ひばち【辻番火鉢】
行火(あんか)の一種で、小火鉢を横向きの小箱に入れたもの。冬の夜、老人の寝床や辻番所などで用いた。
つじび【辻火】
田久保英夫の短編小説。昭和59年(1984)「群像」誌に発表。翌年、第12回川端康成文学賞受賞。同名の作品集は昭和...
つじ‐ふだ【辻札】
辻に立てた制札(せいさつ)。高札(こうさつ)。
つじ‐ぶさ【辻総】
馬具の総尻繋(ふさしりがい)の一。尻繋の組み違えの前後に総をつけ、胸繋(むながい)も間をおいて総をつけたもの。簡素...
つじ‐ほういん【辻法印】
道ばたや門口で祈祷(きとう)・占い・祭文語りなどを行った山伏。
つじ‐ほうか【辻放下】
道ばたや寺社の境内などで奇術や曲芸を演じて、見物人から銭をもらうこと。また、その人。つじほうげ。
つじ‐ほうびき【辻宝引き】
江戸時代、正月に道ばたで子供などを集めて行う宝引き。→宝引き
つじ‐まち【辻待ち】
人力車などが道ばたで客を待つこと。「—の馬車も自動車も」〈佐藤春夫・晶子曼陀羅〉
つじ‐まつり【辻祭(り)】
辻で行う道祖神や地蔵の祭り。
つじ‐みせ【辻店】
道ばたに出した店。露店。
つじ・む【黧む】
[動マ四]《「つしむ」とも》肌に赤黒い斑点などが出る。黒ずむ。「所々刑鞭(けいべん)のために—・み黒みて」〈太平記...
つじむら【辻村】
姓氏の一。 [補説]「辻村」姓の人物辻村伊助(つじむらいすけ)辻村深月(つじむらみづき)
つじむら‐いすけ【辻村伊助】
[1887〜1923]登山家。神奈川の生まれ。明治44年(1911)登山者として初めて冬の上高地に入山した。箱根湯...
つじむら‐みづき【辻村深月】
[1980〜 ]小説家。山梨の生まれ。「冷たい校舎の時は止まる」でメフィスト賞を受賞してデビュー。短編集「鍵のない...
つじ‐やしろ【辻社】
辻などにある道祖神を祭った社。
つじ‐りょういち【辻亮一】
[1914〜2013]小説家。滋賀の生まれ。早稲田大学在学中に「黙示」を創刊。戦後、中国共産党軍の手榴弾(しゅりゅ...