手(て)が付(つ)か◦ない
「手に付かない」に同じ。「内部の動揺やら、外部の束縛やらで、一切—◦なかった」〈漱石・門〉
手(て)が付(つ)・く
1 新しいものの一部を使ったり、消費したりする。「料理はほとんど—・かないまま残った」 2 目下の女性などと、肉体...
手(て)が付(つ)けられ◦ない
処置の施しようがない。「乱暴者で—◦ない」「—◦ない散らかりよう」
手(て)が出(で)◦ない
自分の能力ではとりかかることができない。「高価で—◦ない」
手(て)が◦出(で)る
1 暴力を振るう。腕力にものをいわせる。「口より先に—◦出る」 2 自分の能力や財力でどうにかなる。「とても—◦出...
手(て)が届(とど)・く
1 能力の範囲内にある。「高級車にはとても—・かない」 2 細かいところまで配慮がなされる。行き届く。「かゆいとこ...
手(て)が無(な)・い
1 人手が足りない。「—・くて注文がさばけない」 2 施すべき手段・方法がない。「打つべき—・い」
手(て)が長(なが)・い
盗み癖がある。手癖が悪い。「気をつけろよ、あいつは—・いぞ」
てが‐ぬま【手賀沼】
千葉県北西部、利根川南岸にある沼。江戸時代以来たびたび干拓されて縮小。
て‐がね【手金】
手元にある金。所持金。「—とては家屋敷、家財かけて十五貫目」〈浄・冥途の飛脚〉
て‐がね【手鉄】
手鎖(てぐさり)。手錠(てじょう)。〈和英語林集成〉
テガノ‐こ【テガノ湖】
《Tegano》ソロモン諸島南端のレンネル島東部にある湖。南太平洋最大の湖(汽水湖)であり、島の面積の約2割を占め...
手(て)が伸(の)・びる
1 手がその対象に届くようにする。「甘味に—・びる」「背後から—・びてきて財布を取られた」 2 勢力などが、その範...
手(て)が入(はい)・る
1 逮捕や取り締まりのために警察などが介入する。「検察の—・る」 2 製作の過程などで、他人が補ったり直したりする...
手(て)が入(はい)れば足(あし)も入(はい)る
一度気を許すと次々につけ込まれることのたとえ。また、だんだん深入りすることのたとえ。
手(て)が離(はな)せ◦ない
やりかけていることがあって他のことができない。「—◦ないから、代わりに電話に出てくれ」
手(て)が離(はな)・れる
1 仕事がかたづいて、自分と関係がなくなる。「長くかかわってきた仕事から—・れる」 2 子供が成長して、世話が必要...
手(て)が早(はや)・い
1 物事をてきぱきと処理する。「選り分ける—・い」「作業の—・い」 2 知り合った女性とすぐに関係をもつ。 3 す...
手(て)が塞(ふさ)が・る
何かをしている最中で他のことができない。「今、—・っていて手伝えない」
手(て)が回(まわ)・る
1 注意が行き届く。「仕事が忙しくてほかのことに—・らない」 2 捜査や逮捕の手配がされる。「警察の—・る」
て‐がみ【手紙】
1 用事などを記して、人に送る文書。書簡。書状。「—をしたためる」「置き—」 2 封書の郵便物。郵便葉書に対してい...
てがみ‐ぶん【手紙文】
手紙に用いられる文章。また、その文体。書簡文。
てがみをかくおんな【手紙を書く女】
《原題、(オランダ)Schrijvend meisje》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦45センチ、横40セ...
てがみをかくふじんとめしつかい【手紙を書く婦人と召使】
《原題、(オランダ)Schrijvende vrouw met dienstbode》フェルメールの絵画。カンバス...
てがみをよむおんな【手紙を読む女】
⇒青衣の女
て‐がめ【手瓶】
取っ手のついているかめ。
手(て)が焼(や)・ける
「世話が焼ける」に同じ。「—・ける子供」
て‐がら【手柄】
1 人からほめられるような立派な働き。功績。功名。「—を立てる」「大—」 2 腕前。手並み。「されば—の精励、立ち...
て‐がら【手絡】
1 丸髷(まるまげ)などの根もとに掛ける、飾りのきれ。色模様に染めた縮緬(ちりめん)などを使う。 2 「手絡髷(わ...
てがら‐がお【手柄顔】
手柄を自慢する顔つき。ほこりがお。「—をする」「—に話す」
てがら‐の‐おかもち【手柄岡持】
⇒朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)
てがら‐ばなし【手柄話】
手柄を述べる話。特に、手柄の自慢話。
てがら‐もの【手柄者】
1 腕におぼえのある人。また、能力のすぐれた人。「太郎冠者が事、聞き及うだよりも—ぢゃ」〈虎明狂・空腕〉 2 手柄...
テガララン
インドネシア南部、バリ島中部の村。ウブドの北約5キロメートルに位置する。美しい棚田が広がり、同島有数の田園景観とし...
てがら‐わげ【手絡髷】
江戸吉原で流行した、手絡を用いる結髪。てがらまげ。
て‐がる【手軽】
[形動][文][ナリ]手数がかからず、簡単なさま。「—な食事」「—に扱えるカメラ」 [派生]てがるさ[名]
て‐がる・い【手軽い】
[形][文]てがる・し[ク] 1 手数がかからない。造作ない。たやすい。「—・くやれる仕事」「—・くもうける」 2...
て‐がわり【手替(わ)り/手代(わ)り】
1 それまでしていた人にかわって仕事をすること。また、その人。「立て込む時期には—を頼む」 2 趣向などが普通と違...
手(て)が悪(わる)・い
1 《トランプや麻雀で》配られた札や牌(パイ)が悪い。 2 悪筆である。 3 方法、やり方が悪い。たちの悪いことをする。