てん‐じょう【殿上】
1 《「でんじょう」とも》宮殿、または殿堂の上。 2 宮中。禁中。 3 「殿上の間(ま)」の略。 4 《2のことを...
てん‐じょう【纏繞】
[名](スル)まといつくこと。からまりつくこと。また、巻きつけること。「—茎」「一個の大画を—する幾個の小画趣小風...
てんじょう‐いん【添乗員】
団体旅行に付き添い、客の世話をする旅行会社などの係員。交通機関の乗務手続き、旅館との交渉、日程の調整などにあたり、...
てんじょう‐うら【天井裏】
天井と屋根または上階の床との間の部分。
てんじょう‐かい【天上界】
1 天上にあるという世界。 2 仏語。六道・十界の一。人間界の上にあり、最上の果報を受ける者が住む清浄な世界。天界。
てんじょう‐が【天井画】
天井に装飾として描かれた絵画。
てんじょう‐がわ【天井川】
堤防内に多量の土砂が堆積(たいせき)し、川床が付近の平野面より高くなった川。
てんじょう‐ぎわ【天井際】
天井に近いあたり。天井近くの壁。
てんじょう‐クレーン【天井クレーン】
建物の天井に設けた二条のレールに沿って移動するクレーン。工場などで重い物の運搬・揚げ降ろしや組み立ての際などに用い...
てんじょう‐さじき【天井桟敷】
劇場の後方最上階の安価な観覧席。 [補説]劇団名別項。→天井桟敷
てんじょうさじき【天井桟敷】
歌人・劇作家の寺山修司の主宰により昭和42年(1967)に結成された劇団。創設時の参加者には、横尾忠則、東由多加、...
てんじょうさじきのひとびと【天井桟敷の人々】
《原題、(フランス)Les Enfants du paradis》フランスの映画。1945年製作。カルネ監督。19...
てんじょう‐しらず【天井知らず】
[名・形動]物価・相場がどこまで高くなるかわからないこと。また、そのさま。「—な(の)値上がり」
てんじょう‐てんげ【天上天下】
天上の世界と地上の世界。天地の間。宇宙の間。
てんじょうてんげ‐ゆいがどくそん【天上天下唯我独尊】
我は世界のうちで最もすぐれた者であるの意。釈迦が誕生するとすぐに、四方に七歩歩み、右手で天を指し、左手で地を指して...
てんじょう‐とう【天井灯】
⇒シーリングライト
てんじょう‐なげし【天井長押】
天井の回り縁のすぐ下に取り付けた長押。
てんじょう‐ぬけ【天井抜け】
制限や限度のないこと。また、だれにも気がねしないこと。思う存分。「こちらはここに—、寝て花やろと蒲団敷く」〈浄・千本桜〉
てんじょう‐ね【天井値】
相場がいちばん高いときの値段。⇔底値(そこね)。
てんじょうのあお【天上の青】
曽野綾子の長編小説。昭和63年(1988)から平成2年(1990)にかけて「毎日新聞」に連載。単行本は平成2年(1...
てんじょう‐の‐えんすい【殿上の淵酔】
⇒淵酔
てんじょう‐の‐せんせき【殿上の仙籍】
殿上人として、宮中に出入りする資格。仙籍。
てんじょうのない‐かんごく【天井のない監獄】
イスラエルによって封鎖されたパレスチナ自治区ガザの状況を表す言葉。イスラム原理主義組織ハマスが支配するガザ地区は、...
てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】
正月18日の恒例の賭弓とは別に、臨時に殿上の侍臣に弓を射させて、天皇が御覧になった行事。
てんじょう‐の‐ふだ【殿上の簡】
⇒日給(にっきゅう)の簡(ふだ)
てんじょう‐の‐ま【殿上の間】
清涼殿の南庇(ひさし)にある殿上人の詰め所。殿上。
てんじょう‐びと【殿上人】
清涼殿の殿上の間に昇ることを許された人。三位以上と四位・五位のうち特に許された人、および六位の蔵人(くろうど)。堂...
てんじょう‐まもり【天井守】
ヤツブサの別名。
てんじょう‐まゆ【殿上眉】
殿上人の化粧の一。眉をそり落として、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。→高眉(たかまゆ)
てんじょう‐むきゅう【天壌無窮】
天地とともに永遠に続くこと。
てんじょうむきゅう‐の‐しょうちょく【天壌無窮の詔勅】
天孫降臨の時、天照大神(あまてらすおおみかみ)が皇孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に賜ったという神勅。天壌無窮の神勅。
てんじょうむきゅう‐の‐しんちょく【天壌無窮の神勅】
「天壌無窮の詔勅」に同じ。
てんじょう‐わらわ【殿上童】
1 公卿の子で、元服以前に作法見習いのため殿上の間に昇ることを許されて出仕した少年。わらわてんじょう。 2 ⇒小舎...
天井(てんじょう)を打(う)・つ
相場が最高値をつけ、それ以上は上がらない状態となる。「株価もそろそろ—・つ頃だろう」
天井(てんじょう)を見(み)・せる
《あおむけにして起き上がらせない意から》人を苦しめる。へこませる。「多くの人に—・せしその報いにて」〈黄・忠臣蔵前...
てん・じる【点じる】
[動ザ上一]「てん(点)ずる」(サ変)の上一段化。「聖火台に火を—・じる」
てん・じる【転じる】
[動ザ上一]「てん(転)ずる」(サ変)の上一段化。「攻勢に—・じる」
てん‐じん【天人】
天と人。天意と人事。「—ともに許さざる悪行」
てんじん【天親】
⇒世親(せしん)
てん‐じん【転軫】
「転手(てんじゅ)」に同じ。
てんじん‐がわ【天神川】
鳥取県中央部を流れる川。東伯(とうはく)郡三朝(みささ)町の津黒(つぐろ)山(標高1118メートル)に源を発する竹...
てんじん‐こう【天神講】
菅原道真の命日にあたる2月25日(あるいは毎月25日)に行われる天満天神の祭り。天神祭。
てんじん‐さま【天神様】
1 天満宮、またはその祭神である菅原道真を敬い親しんでいう語。→天神2 2 梅干しの種の中にある実(さね)の部分。...
てんじん‐ざき【天神崎】
和歌山県南西部、田辺市西部にある岬。田辺湾北側に位置する景勝地で、対岸の白浜半島とともに田辺湾の湾口を形成している...
てんじん‐しちだい【天神七代】
日本神話で、天地開闢(かいびゃく)の初めに現れた7代の天神。日本書紀では、国常立尊(くにのとこたちのみこと)、国狭...
てんじんしんよう‐りゅう【天神真楊流】
柔術の一流派。江戸後期、紀州藩士の磯又右衛門(1786〜1863)が創始。
てんじんそうかん‐せつ【天人相関説】
中国古代の世界観・政治思想の一。人間の行為や政事(人事)と自然現象(天事)との間には密接な関係があるとする説。あら...
天神(てんじん)ぞ
《天神に誓って、の意》誓いの語。たしかに。まったく。神かけて。「—よそへ参るまい」〈虎明狂・箕被〉
てんじん‐ちぎ【天神地祇】
天つ神と国つ神。すべての神々。一般に、天神は高天原(たかまがはら)に生まれた神、あるいは葦原の中つ国に天降った神、...
てんじん‐ばし【天神橋】
大阪市、淀川に架かる橋。ここから北へ長柄(ながら)橋まで天神橋筋が延び、途中に天満宮がある。