でき【溺】
[常用漢字] [音]デキ(漢) [訓]おぼれる 1 水におぼれる。「溺死」 2 あることに心を奪われ、他を顧みない...
で‐き【出来】
1 ものができること。できあがること。また、できあがったもの。「南部—の鉄瓶」 2 できあがった状態。できぐあい。...
でき‐あい【出来合(い)】
1 注文を受けて作るのではなく、すでに作ってあること。また、その品。既製。「—の服」「—で間に合わせる」⇔誂(あつ...
でき‐あい【溺愛】
[名](スル)むやみにかわいがること。盲愛。「一人娘を—する」
できあい‐ふうふ【出来合(い)夫婦】
正式の仲介者を立てたり親の許しを得たりせず、本人どうしが勝手に夫婦になった間柄。
でき‐あ・う【出来合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 ちょうどできあがっていて、間に合う。「幸イ—・ッタ品ガゴザリマス」〈和英語林集成〉 2 男...
でき‐あがり【出来上(が)り】
1 できあがること。完成。「—を待つ」 2 できあがったぐあい。できばえ。「洋服の—は上々だ」
でき‐あが・る【出来上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 すっかりできる。完成する。仕上がる。「注文した服が—・る」 2 生まれつく。本来そういうもの...
でき‐あき【出来秋】
稲がよくみのった秋のころ。みのりの秋。《季 秋》
でき‐あきんど【出来商人】
成り上がりの商人。「これらは近代の—」〈浮・永代蔵・六〉
でき‐うお【出来魚】
その年うまれの魚。当歳魚(とうさいぎょ)。
デキウス
[201ころ〜251]ローマ皇帝。在位249〜251。パンノニア出身。帝国の統治強化のためローマの伝統的な神々の祭...
でき‐ぐあい【出来具合】
できあがりの状態や程度。できばえ。でき。「作品の—が気になる」
でき‐こん【出来婚】
「出来ちゃった婚」の略。
でき‐ごころ【出来心】
計画的でなく、その場で急に起こったよくない考え。「—でした盗み」
でき‐ごと【出来事】
社会や身のまわりに起こる事柄。また、ふいに起こった事件・事故。「一瞬の—」
デキサメタゾン
ステロイド剤の一つ。商品名「デカドロン」など。コルチゾールの構造にフッ素やメチル基を導入した合成副腎皮質ホルモンで...
でき‐し【溺死】
[名](スル)水におぼれて死ぬこと。おぼれ死に。水死。「川で—する」「—者」
でき‐しゅっとう【出来出頭】
にわかに主君の寵愛を得て権勢を振るう者。「南江主膳といふ—に出合ひけるに」〈浮・伝来記・七〉
デキシー
⇒ディキシー
でき‐すい【溺水】
水におぼれること。液体によって気道内が塞がれ窒息した状態。
でき‐すぎ【出来過ぎ】
[名・形動] 1 作物などが必要以上にできること。また、そのさま。「—で値が下がる」 2 予想や能力を超えてうまく...
でき‐す・ぎる【出来過ぎる】
[動ガ上一][文]できす・ぐ[ガ上二] 1 作物が必要以上にできる。「稲が—・ぎる」 2 普通以上に、また、能力以...
デキストラナーゼ
でんぷんを加水分解して得られるデキストリンを分解する酵素。
デキストラン
ぶどう糖で構成される多糖体。血漿(けっしょう)の代用剤にする。
デキストリン
でんぷんを加水分解したとき、麦芽糖になるまでの中間過程でできる種々の生成物の総称。白から黄色の粉末。粘着力が強く、...
でき‐そこない【出来損ない】
1 できあがりが完全でないこと。また、そのもの。「—の茶碗」 2 能力などが人並みでないことをののしっていう語。
でき‐そこな・う【出来損なう】
[動ワ五(ハ四)]できあがりが失敗する。不完全なものにできあがる。「御飯が—・う」
でき‐た【出来た】
[連語] 1 (あとに体言を伴って)人柄などが円満ですぐれている。「心の広い—人物」 2 みごとにやりとげた。でか...
でき‐たて【出来立て】
できあがったばかりであること。また、そのもの。「—のほやほや」
でき‐だか【出来高】
1 できあがった総量。また、収穫した総量。生産高。「米の—」 2 ⇒売買高2
できだか‐きゅう【出来高給】
⇒出来高払い
できだか‐ばらい【出来高払い】
労働時間には関係なく、出来高に応じて賃金を支払うこと。また、その賃金。仕上高払い。仕事高払い。出来高給。
できちゃった‐けっこん【出来ちゃった結婚】
⇒出来ちゃった婚
できちゃった‐こん【出来ちゃった婚】
俗に、妊娠したことをきっかけに結婚すること。できちゃった結婚。でき婚。おめでた婚。授かり婚。
出来(でき)ない相談(そうだん)
はじめからまとまる可能性のない話し合い。「利益が一方的すぎて—だ」
でき‐ね【出来値】
取引所で、売買が成立した値段。
でき‐ばえ【出来映え/出来栄え】
できあがりのようす。また、できあがりのよいこと。「すばらしい—」「予想外の—にほくそえむ」
でき‐ふでき【出来不出来】
よい出来と悪い出来。出来ぐあいのよしあし。また、出来ぐあいにむらがあること。「—がはなはだしい」
でき‐ふんべつ【出来分別】
その場でふと思いついた考え。「—にて、息も引きとらぬうちより、女は後夫のせんさくを耳に掛け」〈浮・五人女・五〉
でき‐ぶげん【出来分限】
急に金持ちになること。また、その人。にわか成金。「廻船余多(あまた)長崎商の—」〈浮・懐硯・二〉
でき‐ぶつ【出来物】
人格・才能のすぐれた人物。
でき‐ぼし【出来星】
にわかに出世したり、金持ちになったりすること。また、その人。成り上がり。「有繋(さすが)に—の今様紳士には摸擬(ま...
でき‐ぼつ【溺没】
[名](スル)おぼれて沈むこと。また、おぼれて死ぬこと。「此に於て人畜悉く—して」〈青木輔清訳・万国奇談〉
ユウェナリス
[60ころ〜130ころ]ローマの風刺詩人。退廃したローマ社会の偽善や愚行を痛烈に批判した「風刺詩集」がある。
でき‐もうさず【出来不申】
取引所で、売買が成立しないで株価が生まれないこと。出来ず。
でき‐もの【出来物】
1 吹き出物。おでき。 2 「できぶつ」に同じ。「近きころの遊君の—ぢゃ」〈仮・東海道名所記・二〉
デキャンタ
⇒デカンタ
デキャンタージュ
ワイン(多くは赤ワイン)を他のびんに移し替えること。デキャンティング。デカンタージュ。 [補説]底にたまった澱(お...
デキャンティング
⇒デキャンタージュ