にょほう‐あんや【如法暗夜】
全くのやみよ。まっくらやみ。
にょほう‐きょう【如法経】
《「にょほうぎょう」とも》一定の法式に従って経文を筆写すること。また、その筆写した経文。多くは法華経についていう。...
にょほう‐さん【女峰山】
栃木県北西部、日光市北西にある山。標高2483メートル。日光火山群東部の成層火山で、北麓を鬼怒川、南麓を大谷(だい...
にょ‐ぼさつ【女菩薩】
1 菩薩のように美しくやさしい女性。 2 《「外面(げめん)如菩薩」の「如」を「女」に置きかえたもの》遊女のこと。
にょ‐ぼさつ【如菩薩】
菩薩のように、気高く柔和なこと。「外面(げめん)—、内心如夜叉(にょやしゃ)」
にょ‐ぼん【女犯】
僧が不淫戒を破り、女性と関係すること。
にょ‐むげんほうよう【如夢幻泡影】
仏語。この世のことはすべて、ゆめ・まぼろし・あわ・かげのようで、実体がなく空であるということ。無常のたとえ。如夢幻...
にょ‐やしゃ【女夜叉】
女体の夜叉。
にょ‐やしゃ【如夜叉】
夜叉のように恐ろしい心をもっていること。
にょ‐らい【如来】
《(梵)Tathāgataの訳》真理に到達した人。仏陀をいう。仏の十号の一。「釈迦(しゃか)—」 [補説]如(真理...
如来(にょらい)掛(か)けて
如来様に誓って。仏に誓って。神掛けて。「微塵(みぢん)も愛着残らぬと、—の母が言ひ分」〈浄・油地獄〉
にょらいし【如儡子】
⇒じょらいし(如儡子)
にょらい‐しん【如来身】
仏徳が円満に備わった如来の体。仏身。
にょらい‐じゅうごう【如来十号】
⇒十号
にょらい‐ぞう【如来蔵】
凡夫の心のうちに存在している、如来(仏)になりうる可能性。煩悩に覆い隠されている、本来清浄な悟りの本性。
にょらい‐はだ【如来肌】
1 肉づきがよく滑らかで温かい肌。「端傾城—とや申すらん/正察」〈六日飛脚〉 2 人の体温で温められていること。「...
にょらい‐ばい【如来唄】
如来をたたえた勝鬘経(しょうまんぎょう)の8句の偈(げ)を梵唄(ぼんばい)の調子で歌うもの。
にょろ‐にょろ
[副](スル)細長いものが、からだをくねらせながら進み動くさま。「—(と)はいまわる」
にょろり
[副]「にょろにょろ」に同じ。「蛇がやぶから—とはい出る」
にょん‐にょ
[副]にょきにょき。にゅうっと。「お背(せい)が—と伸びまする」〈浄・鎌倉三代記〉
に‐よう【二様】
ふたとおり。2種類。「—に解釈しうる」「—の方法」
によ・う【呻吟ふ】
[動ハ四] 1 苦しそうにうなる。うめく。「あくる日まで頭痛く、物食はず、—・ひふし」〈徒然・一七五〉 2 詠歌が...
にようそ‐にんしょう【二要素認証】
二つの異なる認証方式を組み合わせて、本人確認の精度と安全性を高める方式。パスワードのほかに、生体認証やトークンを利...
に‐よっ‐て【に因って/に依って】
[連語]《格助詞「に」に動詞「よる」の連用形が付き、さらに接続助詞「て」の付いた「によりて」の音変化》 1 原因・...
によど‐がわ【仁淀川】
愛媛県と高知県を流れる川。愛媛県石鎚(いしづち)山南斜面に源を発し、高知県中央部を流れて土佐市と高知市の境で土佐湾...
によ・ぶ【呻吟ぶ】
[動バ四]⇒によう
に‐より【似寄り】
よく似ていること。また、そのもの。「—の品を探す」
に‐より【に因り/に依り】
[連語]「によって」のやや改まった言い方。「代議員—選出される」「憲法第11条—基本的人権が保障されている」
に‐よりて【に因りて/に依りて】
[連語]「によって」に同じ。「何—か目を喜ばしむる」〈方丈記〉
に‐よ・る【似寄る】
[動ラ五(四)]よく似ている。類似する。「今一つ—・ったお話をしなければならぬ」〈河上肇・貧乏物語〉
に‐よると【に因ると/に依ると】
[連語]情報や判断の出所を表す。「新聞—また運賃が上がるとか」
ニヨン
スイス西部、ボー州の都市。レマン湖北西岸に位置する。カエサルが築いたローマ帝国の植民都市に起源し、円形劇場や神殿の...
にら【韮/韭】
ヒガンバナ科の多年草。全体に特有のにおいがある。鱗茎(りんけい)は卵形で、細長く平たい葉が出る。秋、葉の間から高さ...
ニラ
《National Industrial Recovery Act》全国産業復興法。米国のニューディール政策の一環...
ニラ
《National Institute for Research Advancement》総合研究開発機構。昭和4...
にらい‐かない
沖縄や奄美で古来信じられてきた海のかなたの楽土・聖地。そこから神々が来訪して福をもたらすとか、火や穀種が来るとか伝える。
にらき‐す【葅醢】
人を殺しその肉を塩漬けにする刑。「韓彭(かんぽう)—されたり」〈平家・二〉
にら・ぐ【焠ぐ/淬ぐ】
[動ガ四]《古くは「にらく」》赤熱した鉄を水に入れて鍛える。焼きを入れる。「かの竜泉に剣を—・ぐとかや」〈奥の細道〉
にらさき【韮崎】
山梨県北西部の市。街道が交差する交通の要地として発展。南アルプスの登山口。武田勝頼の新府(しんぷ)城跡がある。人口...
にらさき‐し【韮崎市】
⇒韮崎
ニラス
海面に晶氷が浮かんで集合し、薄くて弾力がある表面が固い氷になったもの。波で容易に曲げられる。厚さ5センチ未満は鈍く...
にら‐たま【韮玉】
ニラを炒め、溶き卵と合わせて、軽くかきまぜ焼き上げた料理。
にらま・う【睨まふ】
[動ハ下二]「にらまえる」の文語形。
にらま・える【睨まえる】
[動ア下一][文]にらま・ふ[ハ下二]するどい目つきでじっとにらむ。「噛みつくように伸子を—・え」〈宮本・伸子〉
にらま◦れる【睨まれる】
[連語]《動詞「にら(睨)む」の未然形+受身の助動詞「れる」》「睨む4」に同じ。「当局に—◦れる」
にらみ【睨み】
1 にらむこと。「ひと—」 2 他人を押さえつける威力。
にらみ‐あい【睨み合い】
1 にらみ合うこと。反目し合うこと。「労使が—を続ける」 2 取引市場で、材料が好悪相半ばして売方・買方とも機の熟...
にらみ‐あ・う【睨み合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに相手をにらむ。「土俵上で—・う」 2 互いに相手の動きをうかがいながら向かい合う。「...
にらみ‐あわ・す【睨み合(わ)す】
[動サ五(四)]「にらみ合わせる」に同じ。「眼と眼を—・した」〈二葉亭・浮雲〉
にらみ‐あわ・せる【睨み合(わ)せる】
[動サ下一]互いににらむ。また、あれとこれとを比較して考え合わせる。「予算と—・せて計画を立てる」