ねつ‐ざんりゅうじか【熱残留磁化】
岩石のように多数の強磁性微粒子を含む物を、磁界の中でキュリー温度以上の高温から常温に冷却するときに生じる残留磁化。...
ねつ‐ざんりゅうじき【熱残留磁気】
⇒熱残留磁化
ねつ‐しゅうし【熱収支】
熱エネルギーの出入り。物体や場が外部から受け取る熱やその内部で発生する熱と、外部へ放出する熱や内部に蓄積される熱の...
ねつ‐しょうじ【熱消磁】
熱により磁性体の磁化を消し去ること。キュリー温度以上の温度に加熱することで消磁できる。
ねつショック‐たんぱくしつ【熱ショック蛋白質】
⇒エッチ‐エス‐ピー(HSP)
ねつ‐しょり【熱処理】
[名](スル)材料に加熱・冷却の操作をして、目的とする特性に改善すること。金属の焼き入れ・焼きなまし・焼き戻しなど。
ねつしょり‐ろ【熱処理炉】
金属の熱処理を行う炉。ガス炉・電気炉などがある。
ねつしんくう‐しけん【熱真空試験】
宇宙空間で使用する各種機器に対し、高温、低温、および真空状態において性能通り正しく動作することを確認する試験。
ねつじき‐こうか【熱磁気効果】
金属や半導体に温度勾配があって熱流があるとき、外部から磁場をかけると電位差や温度差が生じる現象。熱流磁気効果。
ねつ‐じゅうごう【熱重合】
加熱のみによって起こる重合反応。スチレンの重合にみられる。
ねつ‐じょう【熱情】
燃え上がるような激しい感情。また、熱心な気持ち。情熱。「研究に—を注ぐ」 [補説]作品名別項。→熱情
ねつじょう【熱情】
《原題、(ドイツ)Appassionata》ベートーベンのピアノソナタ第23番。ヘ短調。1804年から1805年に...
ねつじょう‐てき【熱情的】
[形動]熱情のこもっているさま。「—な踊り」
ねつ‐せきどう【熱赤道】
地球上の各経線上の最も気温の高い地点を結んだ線。年平均気温では北緯6.5度付近を通る。
ねつせっけい‐でんりょく【熱設計電力】
《thermal design power》⇒ティー‐ディー‐ピー(TDP)
ねつ‐ぞう【捏造】
[名](スル)《「でつぞう(捏造)」の慣用読み》事実でないことを事実のようにこしらえること。でっちあげること。「記...
ねつぞう‐こ【熱蔵庫】
食品を65〜80度ぐらいで保温する装置。熱源はガスの熱焼による。
ねつ‐たいりゅう【熱対流】
⇒対流
ねつ‐ちゅうせいし【熱中性子】
媒質中で媒質の原子核と衝突を繰り返して運動エネルギーを失い、周りの分子の熱運動と平衡状態になった中性子。また、一般...
ねつちゅうせいし‐ろ【熱中性子炉】
核分裂で生じた高速中性子を減速材で熱中性子に変え、これで次の核分裂を起こし、連鎖反応が続くように設計された原子炉。...
ねつ‐ちょうせき【熱潮汐】
⇒大気潮汐
ねつっ‐こ・い
[形]「ねつこい」の音変化。「話の—・い昌造のお談義が」〈里見弴・安城家の兄弟〉
ねつっ‐ぽ・い【熱っぽい】
[形] 1 熱があるようである。「風邪でからだが—・い」 2 情熱的である。「—・い議論」 [派生]ねつっぽさ[名]
ね‐づつみ【根包み】
《「ねつつみ」とも》柱や鳥居などの地に接する部分に、腐らないように巻き付ける石や銅板。
ねつ‐ていこう【熱抵抗】
熱の伝えにくさを表す量。熱伝導率の逆数。熱の流れに垂直な単位面積に毎秒流れる熱量で、単位長さの温度差を割った値。単...
ねつてき‐イオンか【熱的イオン化】
⇒熱電離
ねつてき‐かいらい【熱的界雷】
⇒熱界雷
ねつてき‐し【熱的死】
熱力学の法則(第二法則)を宇宙に適用したときに考えられる最終状態の一。孤立系である宇宙のエントロピーが不可逆的に増...
ねつ‐てきてい【熱滴定】
⇒温度滴定
ねつてんしゃ‐プリンター【熱転写プリンター】
加熱した印字ヘッドでインクリボンを紙に押しつけて転写する方式のプリンター。音が静かで鮮明な印字が得られる。
ねつ‐てんびん【熱天秤】
温度を上昇させながら物質の質量の変化を測定する天秤。結晶水の定量、結晶水の放出温度の測定、揮発性物質の揮発条件の測...
ねつ‐でん【熱電】
1 導体や半導体の中で温度差と電圧が相互に直接変換されること。「—効果」 2 熱エネルギーと電気エネルギー。「—併...
ねつでん‐おんどけい【熱電温度計】
⇒熱電対温度計
ねつでんき‐こうか【熱電気効果】
⇒熱電効果
ねつでんきょうきゅう‐システム【熱電供給システム】
⇒コジェネレーションシステム
ねつでん‐こうか【熱電効果】
導体の熱の流れと電流とが相互に関係して現れる効果。熱によって起電力が発生するゼーベック効果、電流による熱の吸収か放...
ねつ‐でんし【熱電子】
高温度の金属や半導体などから放出される電子。
ねつでんし‐かん【熱電子管】
熱陰極からの熱電子放出を利用した電子管。真空管・ブラウン管など。
ねつでんし‐こうか【熱電子効果】
高温の金属や半導体などから、内部で運動エネルギーを得た熱電子が放出される現象。発見者および理論研究者の名をとり、エ...
ねつでんし‐はつでん【熱電子発電】
熱電子効果を利用した発電方式。陰極を加熱して熱電子を放出し、低温の陽極に流入させることで、熱エネルギーを電気エネル...
ねつでんし‐ほうしゅつ【熱電子放出】
⇒熱電子効果
ねつでん‐そし【熱電素子】
金属や半導体の中で熱エネルギーと電気エネルギーが相互に変換する現象(熱電効果)を利用した素子の総称。温度差によって...
ねつでん‐たい【熱電堆】
熱電対(ねつでんつい)を多数直列につなげたもの。わずかな温度差でも大きな起電力が得られる。放射計などに使用。熱電対...
ねつ‐でんたつ【熱伝達】
⇒伝熱
ねつでん‐つい【熱電対】
2種の金属線の両端を接続して、ゼーベック効果による熱起電力が生じるようにした回路。白金対白金ロジウム、銅対コンスタ...
ねつでんつい‐おんどけい【熱電対温度計】
熱電対に生じる熱起電力を利用した温度計。
ねつでん‐ついれつ【熱電対列】
⇒熱電堆
ねつ‐でんどう【熱伝導】
熱が物体中を伝わって高温部から低温部に移動する現象。伝導伝熱。
ねつでんどう‐かねつ【熱伝導加熱】
⇒伝導加熱
ねつでんどう‐グリース【熱伝導グリース】
コンピューターのCPUなどの放熱を促すグリース。CPUと金属製のヒートスプレッダーまたはヒートシンクの間に塗布し、...