ひょう‐じょう【氷上】
氷の上。「—競技」《季 冬》「—に間近しと思ふ谺(こだま)かな/乙字」
ひょう‐じょう【兵仗】
1 武器。戦闘用の実用の武器。儀仗に対していう。 2 武器を持った武官である随身(ずいじん)・内舎人(うどねり)な...
ひょう‐じょう【表情】
1 感情や情緒を顔つきや身振りに表すこと。また、その顔つきや身振り。「悲しげな—」「—がくもる」「自分に向って何だ...
ひょう‐じょう【評定】
[名](スル)皆で相談して決めること。「小田原—」
ひょうじょう‐きん【表情筋】
顔面・頭蓋・頸部(けいぶ)にあり、喜怒哀楽などの表情をつくる筋肉の総称。眼輪筋・前頭筋・鼻筋・口輪筋など二十数種あ...
ひょうじょう‐しゅう【評定衆】
鎌倉幕府の職名。評定所に出仕して、執権・連署とともに裁判・政務などを合議裁決した。室町幕府もこれを引き継いだが、幕...
ひょうじょう‐しょ【評定所】
1 鎌倉幕府で、評定衆が事務を取り扱った役所。 2 江戸幕府の置いた最高の裁判機関。老中・大目付・目付・三奉行など...
ひょうじょう‐じゅつ【表情術】
演劇で、動作・姿態・顔つきなどによって、人物の心理・感情などを表現する技術。ミミック。
ひょうじょう‐せんげ【兵仗宣下】
文官が随身(ずいじん)を召し連れることを勅許されること。
ひょうじょう‐ぶぎょう【評定奉行】
鎌倉幕府・室町幕府の職名。評定衆の長老から選ばれ、政所(まんどころ)評定を統率した。
ひょう‐じん【氷人】
《晋の令狐策(れいこさく)が、ある夜、氷の上に立って氷の下の人と話した夢を見た。これを占いの名人索紞(さくたん)が...
ひょう‐じん【氷刃】
氷のように光って鋭い刃。しらは。氷のやいば。
ひょう・す【表す】
[動サ五(四)]「ひょうする」(サ変)の五段化。「長上に敬意を—・す」 [動サ変]「ひょう(表)する」の文語形。
ひょう・す【評す】
[動サ五(四)]「ひょうする」(サ変)の五段化。「高く—・される人物」 [動サ変]「ひょう(評)する」の文語形。
ひょう・す【僄す】
[動サ変]軽んじる。ばかにする。「世を—・する様に振舞ふ」〈平家・二〉
ひょう・する【表する】
[動サ変][文]へう・す[サ変]態度や言葉にあらわす。「感謝の意を—・する」
ひょう・する【評する】
[動サ変][文]ひゃう・す[サ変]人物・事物について、その善悪・価値などを論じ定める。批評する。「諸家の近作を—・する」
ひょう‐ずば
[副]《「ひょう」は矢の飛ぶ音、「ずば」は矢の命中する音》矢が飛んでいって命中する音を表す語。「—と射て、筈(はず...
ひょう‐せい【平声】
⇒ひょうしょう(平声)
ひょう‐せい【表旌】
[名](スル)「旌表(せいひょう)」に同じ。「永く其愛国の功業を、—せしとぞ」〈竜渓・経国美談〉
ひょう‐せき【漂石】
氷河に運ばれた岩石が、氷河の解けたあとに残ったもの。迷子石。捨て子石。
ひょう‐せき【標石】
1 目印の石。また、道標に立てた石。「国分寺跡の—」 2 測量で、三角点や水準点に埋設される石。多く花崗岩の角柱が...
ひょう‐せつ【氷雪】
1 氷と雪。 2 《「荘子」逍遥遊から》清廉潔白なこと。「—の操」
ひょう‐せつ【評説】
1 世間の評判。うわさ。 2 批評を加えて解説すること。評論。
ひょう‐せつ【剽窃】
[名](スル)他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。「他人の論文を—する」
ひょうせつ‐きこう【氷雪気候】
ケッペンの気候区分による寒帯気候の一。符合はEF。一年じゅう気温はセ氏零度以下で、氷床(大陸氷河)が発達する。植物...
ひょうせつ‐そう【氷雪藻】
⇒スノーアルジー
ひょうせつ‐プランクトン【氷雪プランクトン】
山岳・極地などの氷・雪の中や、それが解けた水の中などに発育する藻類。色素をもち緑・黄・褐色などを呈するものを雪の華...
ひょう‐ぜつ【氷舌】
氷河が海岸線から流れ出して形成された、突出部分。広義には山岳氷河などの末端部も含む。
ひょう‐ぜん【飄然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 世事を気にせずのんきなさま。飄乎(ひょうこ)。「—とした暮らし」 2 ふらりと...
ひょう‐そ【瘭疽】
手足の指の皮下組織に起こる化膿(かのう)菌による炎症。強い痛みがあり、骨などに波及しやすい。ひょうそう。
ひょう‐そう【氷層】
年ごとの氷が重なり、層を成しているもの。
ひょう‐そう【氷霜】
1 氷と霜。 2 樹枝に厚く付着して氷のように見える霜。
ひょう‐そう【表装/裱装】
[名](スル)「表具」に同じ。「書を—して額に仕立てる」
ひょう‐そう【表層】
表面の層。うわべ。「物事の—しか見ていない」
ひょうそう‐ウェブ【表層ウェブ】
《surface web》一般にウェブ上で公開されている情報のうち、通常のサーチエンジンで検索できる情報。ロボット...
ひょうそう‐きん【表層筋】
⇒アウターマッスル
ひょうそう‐ぎょ【表層魚】
海の上層で生活する魚。イワシ・アジ・サバ・カツオなど。
ひょうそう‐こうぞう【表層構造】
《surface structure》チョムスキーによって設定された変形生成文法理論の基本概念の一。具体的な発音や...
ひょうそう‐すい【表層水】
海や湖などの表層の水。太陽光が届く深さで、活発に光合成が行われ、有機物が生産される。→海洋深層水
ひょうそうせいかつ【表層生活】
大岡玲の中編小説。人工頭脳を使って人間を支配しようとする青年を描く。平成元年(1989)発表。同年、第102回芥川...
ひょうそう‐ど【表層土】
⇒表土1
ひょうそう‐なだれ【表層雪崩】
積雪の上層部だけが崩れ落ちる雪崩。→全層雪崩
ひょうそう‐ほうかい【表層崩壊】
山地などの傾斜地が豪雨などにより、厚さ数メートル程度の表層土がすべり落ちる現象。基盤層である岩盤上部に乗っている部...
ひょう‐そく【平仄】
1 漢字の平声(ひょうしょう)と仄声(そくせい)。→四声 2 漢詩の近体詩における、平声字と仄声字の規則的な配列。...
ひょう‐そく【秉燭】
灯火器具の一。油皿の中央に置いた灯心に火をつけるもの。
平仄(ひょうそく)が合(あ)わ◦ない
漢詩を作るときに守るべき平声字と仄声字の配列が合わない。転じて、物事の筋道がたたない。「—◦ない話」
ひょうそく‐ほう【平仄法】
⇒平仄2
ひょう‐ぞく【剽賊】
通行人をおどして金品を奪う賊。追いはぎ。「—の為にあやめられた、旅人の死骸ではあるまいかと」〈菊池寛・恩讐の彼方に〉
ひょう‐た【平他】
漢字の、平声(ひょうしょう)と他の声(上声・去声・入声)。平仄(ひょうそく)。