め‐くすし【目薬師】
眼医者。「医者はすれども本道守らぬ—なんど」〈浄・淀鯉〉
メクスト
《Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Tech...
め‐くせ【目癖】
くせのある目つき。「嵯峨の院はいかに—つい給へる帝ぞは」〈宇津保・国譲下〉
め‐くそ【目糞/目屎】
目やに。
目糞(めくそ)鼻糞(はなくそ)を笑(わら)う
汚い目やにが、鼻くそを汚いと言って笑う。自分の欠点には気がつかないで、他人のことをあざ笑うたとえ。
め‐くち【目口】
目と口。
めくち‐かわき【目口乾き】
《つねに見たり言ったりして目や口をうるおさないと、乾ききってしまう意》他人の欠点などを目ざとく見つけ、口やかましく...
目口(めくち)はだか・る
あきれ、驚いて、目と口が大きく開く。「これを聞くにあさましく、—・りておぼゆ」〈宇治拾遺・一二〉
目口(めくち)を立(た)・てる
「目くじらを立てる」に同じ。「つまらん事にも—・てて」〈左千夫・春の潮〉
メクネス
モロッコ北部の都市。商業・交通の要地。オリーブ・ブドウの栽培が盛ん。11世紀、ムラービト朝時代に建設され、17世紀...
め‐くばせ【目配せ/眴せ】
[名](スル)目を動かして、意思を伝えたり合図をしたりすること。めくわせ。「そっと—して知らせる」
め‐くばり【目配り】
[名](スル)いろいろな所に注意を行き届かせること。「周りにも怠りなく—する」
め‐くぼ【目凹】
目がくぼんでいること。奥目。
め‐くら【盲/瞽】
1 視力を失っていること。盲目。 2 文字を理解できないこと。 3 物事の筋道や本質をわきまえないこと。
めくら‐あぶ【盲虻】
アブ科の昆虫。牛馬を襲い、血を吸うアブ。体は黒色で、翅(はね)に大きい黒紋が1個あり、腹部に黄色紋がある。
めくら‐うち【盲打ち/盲撃ち】
むやみに打ちたたいたり、打ちこんだりすること。〈和英語林集成〉
めくら‐うなぎ【盲鰻】
1 ⇒ほそぬたうなぎ(細沼田鰻) 2 ⇒ぬたうなぎ(沼田鰻)
めくら‐かべ【盲壁】
窓のない壁。
めくら‐ぐも【盲蜘蛛】
ザトウムシの別名。
めくら‐ごぜ【盲御前】
⇒瞽女(ごぜ)
めくら‐ごよみ【盲暦】
文字を理解できない人のために絵や記号で表した暦。近世、南部藩などで行われた。絵暦。座頭暦。南部暦。
めくら‐さがし【盲探し/盲捜し】
やみくもにさがすこと。また、手さぐりでさがすこと。
めくら‐しょうぎ【盲将棋】
1 双方または一方が盤や駒を使わず、口頭で指し手を運ぶ将棋。 2 へたな将棋。へぼ将棋。
めくら‐じ【盲地】
⇒盲縞(めくらじま)
めくら‐じま【盲縞】
縦横とも紺染めの綿糸で織った無地の綿織物。紺無地。織り紺。青縞。盲地。
盲(めくら)千人(せんにん)目明(めあ)き千人(せんにん)
「目明き千人盲千人」に同じ。
めくら‐ながや【盲長屋】
通路に面した方に窓のない長屋。
めくらながやうめがかがとび【盲長屋梅加賀鳶】
歌舞伎狂言。世話物。7幕。河竹黙阿弥作。明治19年(1886)東京千歳座初演。前田侯お抱えの加賀鳶と町火消しとの争...
盲(めくら)の垣覗(かきのぞ)き
やってもむだなことのたとえ。
めくら‐ばん【盲判】
文書の中身を検討もしないで承認の印を押すこと。また、その判。
めくら‐へび【盲蛇】
1 有鱗(ゆうりん)目メクラヘビ科の爬虫(はちゅう)類。全長16センチくらい。体はミミズに似て頭と胴との区別が明ら...
盲(めくら)蛇(へび)に怖(お)じず
物事を知らない者はその恐ろしさもわからない。無知な者は、向こう見ずなことを平気でする。
め‐くらべ【目比べ】
1 にらみあうこと。にらみあい。「加様(かやう)に—して、鎌倉に集り居てはかなふまじ」〈太平記・一四〉 2 子供の...
めくら‐ほうし【盲法師】
盲人の琵琶法師。
め‐くらまし【目眩まし】
相手の目を欺くこと。また、その方法。幻術。手品。魔法。
めくら‐めっぽう【盲滅法】
[名・形動]見当をつけないで、やみくもに事をすること。また、そのさま。「—な(の)突進」
めくり【捲り】
1 めくること。めくるもの。「日—」 2 寄席などで、演者名や演目名を書いて高座の袖の台に下げておく紙。番組の進行...
めくり‐カルタ【捲りカルタ】
1 江戸後期、天明(1781〜1789)のころに流行したカルタ。また、それを用いて行う賭博(とばく)。48枚の札を...
めくり‐ごよみ【捲り暦】
毎日1枚ずつめくっていく暦。日めくり。
めくり‐ふだ【捲り札】
1 めくりカルタの異称。 2 花札やトランプで、めくるために場の中央に伏せて積んでおく札。
目(め)眩(く)・る
1 目まいがする。目がくらむ。「見るに、—・るる心ぞする」〈かげろふ・上〉 2 分別に迷う。「欲に—・れ、訴人せし...
めく・る【捲る】
[動ラ五(四)]《「まくる」の音変化》 1 おおっているものをはがす。「布団を—・る」 2 上に重なっているものを...
め‐くるめ・く【目眩く】
[動カ五(四)]目がくらむ。めまいがする。「—・く心地がする」
めくるめくせかい【めくるめく世界】
《原題、(スペイン)El mundo alucinante》アレナスの長編小説。1969年刊。18世紀から19世紀...
めく・れる【捲れる】
[動ラ下一]めくったようになる。まくれる。「シーツが—・れている」
メクレンブルク‐フォアポンメルン
ドイツ北東部の州。州都はシュウェーリン。1949年から1990年まで旧東ドイツに属した。バルト海に面し、ロストック...
め‐くわ・す【眴す】
[動サ下二]《「めぐわす」とも》目くばせをする。「—・せたてまつらましかば、こよなからましものを」〈源・竹河〉
め‐くわせ【眴せ】
[名](スル)《「めぐわせ」とも》「目配(くば)せ」に同じ。「人々は互いに—したりしながら」〈堀辰雄・かげろふの日記〉
メグ
《magnetoencephalography》⇒脳磁図
め・ぐ
[動ガ四]物をこわす。くだく。「あたる物を幸ひに打ち—・ぐ打ちわる踏み砕く」〈浄・嫗山姥〉 [動ガ下二]「めげる」...