ゆう‐こく【夕刻】
夕暮れ時。夕方。
ゆう‐こく【幽谷】
奥深い静かな谷。「深山—」
ゆう‐こく【憂国】
国の現状や将来について心を痛めること。「—の士」「—の情」
ゆうこく‐き【憂国忌】
三島由紀夫の忌日。11月25日。短編小説として発表し、のちに自ら映画も製作した作品「憂国」にちなむ。三島忌。
ゆうこく‐じ【熊谷寺】
埼玉県熊谷(くまがや)市にある浄土宗の寺。山号は、蓮生山。開創は元久2年(1205)。開基は熊谷直実。
ゆうこちゃんのちかみち【夕子ちゃんの近道】
長嶋有の短編小説、および同作を表題作とする連作短編小説集。作品集はほかに「フランソワーズのフランス」「朝子さんの箱...
ゆう‐ごり【夕凝り】
《古くは「ゆうこり」》露や霜などが夕方凝り固まること。また、そのもの。「—の霜置きにけり朝戸出にいたくし踏みて人に...
ゆう‐こん【幽魂】
死者の霊魂。亡魂。
ゆう‐こん【雄渾】
[名・形動]雄大で勢いのよいこと。書画・詩文などがよどみなく堂々としていること。また、そのさま。「—な筆致」「—な文章」
ゆう‐ごう【勇剛】
[名・形動]いさましくて強いこと。また、そのさま。「巴礼(パレイ)は—なる人なれば、直ちに起行し」〈中村訳・西国立志編〉
ゆう‐ごう【雄豪/勇豪】
[名・形動]雄々しく強いこと。また、その人や、そのさま。「真に—なる少年にてありぬ」〈透谷・楚囚之詩〉
ゆう‐ごう【融合】
[名](スル)とけあうこと。とけあって一つのものになること。「物質どうしを—させる」「東西文化の—」
ゆうごう‐いでんし【融合遺伝子】
複数の遺伝子が途中で入れ替わって連結したり、別の遺伝子の一部が転移・挿入されたりした遺伝子。遺伝子組み換え技術によ...
ゆうごう‐さいぼう【融合細胞】
同種あるいは異種の2個以上の細胞が細胞融合によって1個の細胞になったもの。
ゆう‐ごおり【夕氷】
夕方、水が凍ること。また、その氷。
ゆう‐ごはん【夕御飯】
ゆうめしを丁寧にいう語。
ゆう‐さい【有妻】
妻帯していること。⇔無妻。
ゆう‐さい【雄才/雄材】
すぐれた才能。また、その持ち主。
ゆうさい‐しょく【有彩色】
色の三属性である色相・明度・彩度を併せ持つ色、すなわち黒・灰・白色以外の色。⇔無彩色。
ゆう‐さく【優作】
すぐれた作品。
ゆう‐さらず【夕去らず】
[連語]《夕方を離れない意から》夕方になるたびに。毎夕。「今日もかも明日香(あすか)の川の—かはづ鳴く瀬のさやけく...
ゆう‐さり【夕さり】
夕方になること。また、夕方。「—は帰りつつ、そこに来させけり」〈伊勢・六九〉
ゆうさり‐つ‐かた【夕さりつ方】
夕方。「—帰りなむとしける時に」〈古今・離別・詞書〉
夕(ゆう)さ・る
《「さる」は時がやって来る意》夕方になる。夕べになる。「—・ればみ山を去らぬ布雲(にのぐも)のあぜか絶えむと言ひし...
ゆう‐され【夕され】
《「ゆうざれ」とも》「ゆうさり」の音変化。「—の空薄ぐもり」〈平家・二〉
ゆう‐さん【有産】
多くの財産のあること。⇔無産。
ゆうさん‐かいきゅう【有産階級】
資本家・地主など財産をもっている階級。⇔無産階級。
ゆう‐さんそ【有酸素】
酸素を消費すること。また、酸素を補給すること。「—エネルギー」→無酸素
ゆうさんそ‐うんどう【有酸素運動】
脂肪や糖質を酸素によってエネルギーに変えながら行う、規則的な繰り返しのある比較的軽い運動。ジョギング・ウオーキング...
ゆう‐ざ【夕座】
法華八講など、朝夕二度の法座のうち、夕方に行うもの。→朝座
ゆう‐ざい【有罪】
1 罪のあること。 2 裁判所の判決により、犯罪の成立が認められること。⇔無罪。
ゆう‐ざい【融剤】
化学分析や冶金(やきん)・窯業で、融解しにくい物質をとけやすくするために加える物質。氷晶石・炭酸ナトリウムなどが用...
ゆうざいしゃ【有罪者】
《原題、(フランス)Le Coupable》バタイユによる哲学的散文。1939年から1943年にかけて書かれたもの...
ゆうざき‐ざ【結崎座】
大和猿楽四座の一。観阿弥清次が伊賀の小波多で創始したという。のち大和の結崎に移った。観世座の前身。
ゆう‐し【右史】
古代中国の官名。左史とともに天子の側に侍して、その言行を記録した。
ゆう‐し【有司】
役人。官吏。「当路の—に意見を陳じた」〈魯庵・社会百面相〉
ゆう‐し【有史】
歴史で、文字による記録のあること。「—以前」「—時代」
ゆう‐し【有志】
ある物事に関心をもち、かかわろうとする意志のあること。また、その人。「—を募る」
ゆう‐し【有刺】
とげがあること。
ゆう‐し【勇士】
《古くは「ゆうじ」とも》勇気のある強い人。勇者。「歴戦の—」
ゆう‐し【勇姿】
いさましい姿。「日本選手団の—」
ゆう‐し【幽思】
静かに物思うこと。「—窮まらず、深巷(しんかう)に人無きところ」〈和漢朗詠・下〉
ゆう‐し【猶子】
1 兄弟の子。甥(おい)。姪(めい)。 2 兄弟・親類または他人の子を自分の子としたもの。義子。養子。
ゆう‐し【遊士/游士】
1 風流人。みやびお。 2 浪人。また、志を抱いて他国を遊歴する人。「天外—の懐郷の涙なりき」〈独歩・愛弟通信〉 ...
ゆう‐し【遊子】
家を離れて他郷にいる人。旅人。「天涯の—たる予自身を」〈芥川・開化の殺人〉
ゆう‐し【遊糸】
「糸遊(いとゆう)1」に同じ。
ゆう‐し【遊資】
「遊休資本」の略。
ゆう‐し【雄志】
雄々しいこころざし。「—を抱く」
ゆう‐し【雄姿】
雄々しく堂々とした姿。雄壮な姿。
ゆう‐し【雄視】
[名](スル)威勢を張って他に対すること。「四方の豪族が—して武を張る時」〈魯庵・社会百面相〉