げじ・く
[動カ四]使い果たす。浪費する。「博奕(ばくち)うったり芸好きして、金銀のみか寝道具まで—・いて」〈浄・傾城三度笠〉
げじ‐げじ【蚰蜒】
1 ゲジの俗称。《季 夏》「—や風雨の夜の白襖/草城」 2 人から忌み嫌われる者のたとえ。 [補説]歴史的仮名遣い...
げじげじ‐しだ【蚰蜒羊歯】
ヒメシダ科の多年生のシダ。関東以西の林縁や石垣などに生える。葉は長さ30〜60センチで、羽状に分裂した羽片が中軸に...
げじげじ‐まゆ【蚰蜒眉】
濃くて太い眉。
げじ‐じょう【下知状】
下に対して命令を伝える文書。特に、中世、将軍の命を奉じて家臣が発給した文書の一。裁判の判決や、所領の譲与・安堵(あ...
げ‐じゅ【下寿】
⇒かじゅ(下寿)
げ‐じゅ【偈頌】
「偈(げ)」に同じ。
げ‐じゅつ【外術/下術】
外道(げどう)の術。魔法。幻術。「今は昔、京に—と云ふ事を好みて役とする下衆(げす)法師ありけり」〈今昔・二〇・九〉
げ‐じゅん【下旬】
月の21日から末日までの間。月の終わりのころ。下澣(げかん・かかん)。→上旬 →中旬
げ‐じょ【下女】
1 雑事に召し使う女。女中。下婢(かひ)。⇔下男。 2 身分の低い女。「内より怪しげなる—一人出で合ひ」〈太平記・五〉
げ‐じょう【下乗】
[名](スル) 1 乗り物から降りること。特に、貴人の前で、車馬から降りること。「全員が—して出迎える」 2 社寺...
げ‐じょう【下城】
[名](スル) 1 城から退出すること。退城。⇔登城。 2 城を敵に渡すこと。〈日葡〉
げ‐じょう【解状】
1 「解(げ)」に同じ。 2 鎌倉・室町時代、原告が裁判所へ差し出した訴状。 3 身分の下の者から上の者に奉る文書...
げ‐じん【外陣】
神社・仏寺の内陣の外側で、一般の人々が礼拝する所。がいじん。⇔内陣。
げ‐じん【外塵】
仏語。眼・耳など六根の対象となる外的なもの。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)・法の六塵。
げじんみっきょう【解深密経】
大乗経典。5巻。法相(ほっそう)宗の根本聖典。梵語原本は現存しないが、漢訳とチベット訳があり、唐の玄奘(げんじょう...
ゲジーラ‐とう【ゲジーラ島】
《Gezira》エジプトの首都カイロの市内を流れるナイル川の中州。エジプト現代美術館、カイロタワー、オペラハウスな...
げ‐す【下種/下衆/下司】
[名・形動] 1 心根の卑しいこと。下劣なこと。また、そのようなさまやその人。「—な根性は持つな」 2 身分の低い...
げ・す【解す】
[動サ五(四)]《「げ(解)す」(サ変)の五段化》1に同じ。「真意を—・しかねる」「なんとも—・しがたい話だ」 [...
げ・す【偈す】
[動サ変]偈(げ)を唱える。「ここに玄翁といへる僧あり。かの石に向って—・す」〈和泉流狂・釣狐〉
げす
[助動][げせ|げし|げす|げす|○|○] 1 (助詞「で」に付いて)…です。…でございます。「沖づりには竿は用い...
げ‐すい【下水】
1 住宅の台所・風呂場や、工場などから流れ出る汚れた水。⇔上水。 2 下水を流す溝。下水道。下水管。
げす・い【下種い】
[形]《「下種」の形容詞化》下品で卑しい。品位に欠ける。「—・いうわさ話」
げすい‐かん【下水管】
下水を流すために地下に埋設した管。
げすい‐しょり【下水処理】
下水を人工的に浄化すること。また、その操作。
げすい‐しょりじょう【下水処理場】
下水を人工的に浄化し、河川や海などに放流するための施設。沈殿物の除去、微生物による有機物の分解、化学薬品による消毒...
げすい‐どう【下水道】
下水や雨水を流す排水用水路。
げすいどう‐ほう【下水道法】
下水道を整備し、都市の健全な発達・公衆衛生の向上・公共用水域の水質保全を図ることを目的として制定された法律。昭和3...
げす‐おとこ【下種男】
身分の低い男。下男。げすおのこ。「宵より寒がりわななき居りける—」〈枕・二五〉
げす‐おのこ【下種男子】
「下種男(げすおとこ)」に同じ。「宵より寒がりわななき居りつる—など」〈能因本枕・二二〉
げす‐おんな【下種女】
身分の低い女。「—のなり悪しきが子負ひたる」〈枕・一二二〉
げすげす・し【下種下種し】
[形シク]ひどく下品である。見るからに卑しい。「いとむくつけく—・しき女とおぼして」〈源・東屋〉
ゲスターゲン
⇒黄体ホルモン
ゲスト
1 客。来客。「—ルーム」 2 特別の出演者。「—出演」
下種(げす)と鷹(たか)とに餌(え)を飼(か)え
鷹をえさで手なずけるように、下賤の者には金品を与えるのがよい。
ゲストハウス
大学などで、来客が宿泊するための建物。
ゲスト‐リレーションズ
ホテルなどで、宿泊客の種々の相談・依頼などに応対する人。コンシェルジュ。
ゲスト‐ワーカー
(外国人の)出稼ぎ労働者。
ゲスナー
[1516〜1565]スイスの博物学者。医業のかたわら各地から資料を収集、博物学の集大成である「植物大鑑」「動物誌...
下種(げす)の後知恵(あとぢえ)
愚かな者は、必要なときは知恵も出ないで、事が過ぎたあとに名案が浮かぶこと。
下種(げす)の一寸(いっすん)のろまの三寸(さんずん)
戸を閉めるのに、下種は1寸ほど空きが残り、のろまは3寸ほど空きが残る。戸の閉め方で人の品性がわかるということ。
下種(げす)の勘繰(かんぐ)り
品性の下劣な者は、とかく気をまわして邪推するものだ。
下種(げす)の逆恨(さかうら)み
卑しい者は、好意で忠告してくれたことでも、悪口と受け取り、かえって恨むこと。
下種(げす)の謗(そし)り食(ぐ)い
下賤の者は、まずい、まずいとけなしながらもたくさん食べてしまう。
下種(げす)の知恵(ちえ)は後(あと)から
「下種の後知恵」に同じ。
下種(げす)は槌(つち)で使(つか)え
下賤の者を使うには、道理を説くより、びしびし働かせるのがいい。
げす‐ば・る【下種張る】
[動ラ五(四)]卑しい振る舞いをする。卑しい根性を出す。「何だか貪慾(どんよく)な—・った老婆のように」〈三重吉・...
ゲスフー‐テスト
互いに熟知している集団の成員に「最も親切な人は誰か」など、行動・態度・能力などに関する質問を行って、その報告の結果...
下種(げす)も三食(さんじき)上﨟(じょうろう)も三食(さんじき)
《下賤の者も高貴の人も食事は1日3回の意から》物事によっては上下貴賤の区別はないことのたとえ。
ゲズィーラ‐とう【ゲズィーラ島】
《Gezira》⇒ゲジーラ島