てっぽう‐うお【鉄砲魚】
スズキ目テッポウウオ科の淡水魚。全長約20センチ。体は卵形で側扁し、口先がとがり、淡灰褐色の地に6本の黒色の横帯が...
てっぽう‐うち【鉄砲打ち】
1 鉄砲をうつこと。また、その人。 2 鉄砲を使って猟をすること。狩猟。また、狩猟家。「—に行く」
てっぽう‐えび【鉄砲蝦】
テッポウエビ科の甲殻類。体長約5センチのエビ。浅海の砂泥底に穴を掘ってすむ。第1歩脚ははさみになるが左右で大きさが...
てっぽう‐かご【鉄砲籠】
目を粗く編んだ筒状の竹かご。
てっぽう‐かじ【鉄砲鍛冶】
鉄砲を作る職人。
てっぽう‐かた【鉄砲方】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、鉄砲の製造や射撃の教授などを担当した。のち、井上・田付両氏の世襲。
てっぽう‐きず【鉄砲傷】
鉄砲でうたれた傷。銃傷。銃創。
てっぽう‐ぐすり【鉄砲薬】
銃砲に用いる火薬。
てっぽう‐ぐみ【鉄砲組】
武家時代に、鉄砲を持って護衛や戦闘に従事した部隊。
てっぽう‐ざま【鉄砲狭間】
鉄砲をうつために城壁などに設けた小窓。銃眼。
てっぽう‐しゅう【鉄砲衆】
安土桃山時代、鉄砲のことをつかさどった武士。
てっぽう‐じる【鉄砲汁】
フグの肉を実とした汁。ふぐ汁。→鉄砲5
てっぽう‐ず【鉄砲洲】
東京都中央区湊辺りの旧称。隅田川西岸の砂州で、江戸幕府の鉄砲の試射地であったところからという。
てっぽう‐ぜき【鉄砲堰】
鉄砲流しのために設ける堰。
てっぽう‐そで【鉄砲袖】
細長い袖のつけ根に三角形の襠(まち)を入れた筒袖。また、その袖のついた衣服。
てっぽう‐だま【鉄砲玉】
1 鉄砲の弾丸。銃弾。 2 黒砂糖などを煮詰めて作った飴玉(あめだま)。 3 行ったきり帰ってこないこと。また、返...
てっぽう‐ながし【鉄砲流し】
堰(せき)を築いて川水を貯(た)め、そこに山出しの木材を集めておき、一気に堰を開いて木材を流し出して運搬する方法。...
てっぽう‐ばなし【鉄砲話】
うその話。ほら。「—のそが中にも、虚(うそ)から出たる実がのうては」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
てっぽう‐ばら【鉄砲腹】
鉄砲で自分の腹をうちぬいて死ぬこと。
てっぽう‐ひゃくにんぐみ【鉄砲百人組】
江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、同心100人ずつで編制した鉄砲組。甲賀組・伊賀組・根来組・二十五騎組の4組があ...
てっぽう‐ぶぎょう【鉄砲奉行】
江戸幕府の職名。二条城と大坂城に置かれ、それぞれ京都所司代・大坂定番の支配のもとで、鉄砲に関することをつかさどった。
てっぽう‐ぶろ【鉄砲風呂】
鉄砲2を取り付けた据え風呂。
てっぽう‐まき【鉄砲巻(き)】
干瓢(かんぴょう)を芯(しん)にした細い海苔(のり)巻き。鉄砲の砲身に似るところからいう。
てっぽう‐みず【鉄砲水】
山崩れでせき止められた水や、集中豪雨による増水などが、一時に激しく流れ下るもの。
てっぽう‐みせ【鉄砲見世/鉄砲店】
1 鉄砲などの火器を売る店。 2 江戸新吉原のおはぐろどぶに沿って並んでいた最下級の遊女屋。また、そこの遊女。また...
てっぽう‐むし【鉄砲虫】
カミキリムシやタマムシの幼虫。木に穴をあけ、中に鉄砲玉のように入っている。《季 夏》
てっぽう‐やき【鉄砲焼(き)】
料理の一。魚や鳥の肉にとうがらし味噌を塗って焼いたもの。
てっぽう‐ゆり【鉄砲百合】
ユリ科の多年草。高さ0.5〜1メートル。葉は長楕円形。初夏、白色で香りのあるらっぱ状の花が横向きに咲く。屋久島、沖...
てつ【綴】
⇒てい
てつ【迭】
[常用漢字] [音]テツ(漢) 入れかわる。抜けて他のものとかわる。「更迭」
てつ【哲】
[常用漢字] [音]テツ(漢) 1 道理に明るく、知恵がある。「哲人・哲婦・哲理/英哲・明哲」 2 徳や知恵のある...
てつ【跌】
[音]テツ(漢) [訓]つまずく 足を踏み外す。つまずく。「蹉跌(さてつ)」
てつ【鉄〔鐵〕】
[音]テツ(漢) [訓]くろがね [学習漢字]3年 1 金属元素の一。くろがね。「鉄筋・鉄鋼・鉄道・鉄板・鉄砲/鋼...
てつ【徹】
[常用漢字] [音]テツ(漢) [訓]とおる とおす 貫き通す。とことんまで行き届く。「徹底・徹夜・徹頭徹尾/一徹...
てつ【撤】
[常用漢字] [音]テツ(漢) その場から取り除く。取り下げる。「撤回・撤去・撤収・撤退・撤廃・撤兵」
てつ【轍】
[音]テツ(漢) [訓]わだち 1 通りすぎた車輪の跡。わだち。「軌轍・車轍・転轍機」 2 筋道。行き方。先例。「...
てつ【鉄】
1 鉄族元素の一。地球上でアルミニウムに次いで多く、赤鉄鉱・磁鉄鉱・褐鉄鉱・砂鉄などとして産出。純鉄は銀白色で光沢...
てつ【轍】
車が通ったあとに残る輪の跡。わだち。
てつ‐あれい【鉄亜鈴】
トレーニング用具の一。鋳鉄で作った亜鈴。主に上半身の筋肉強化に使う。
てつ‐あん【鉄案】
動かしがたい決定案。確固とした意見。断案。
てつ‐い【鉄衣】
1 鎧(よろい)。具足(ぐそく)。戎衣(じゅうい)。 2 鉄のさび。
てつい‐せん【鉄囲山】
⇒てっちせん(鉄囲山)
て‐ついで【手序で】
ある仕事のついで。「—に隣の部屋も掃除する」
てつ‐いろ【鉄色】
鉄のような色。緑がかった黒色。
てつ‐いんせき【鉄隕石】
⇒隕鉄
てつ‐え【鉄絵】
酸化鉄を含む絵の具または釉(うわぐすり)で絵付けをした陶磁器。絵付けの部分が黒褐色・赤褐色などを呈する。鉄砂(てっ...
てつ‐おなんど【鉄御納戸】
鉄色がかった御納戸色。緑を帯びた鉄色。
てつ‐おん【綴音】
⇒ていおん(綴音)
てつかじょう‐しょう【鉄過剰症】
体内に鉄が過剰に蓄積した状態。肝臓・心臓・膵臓(すいぞう)などに鉄が沈着し、臓器障害を引き起こすおそれがある。
て‐つかず【手付かず】
[名・形動] 1 まだ手をつけていないで、そのまま残っていること。また、そのさま。「—の料理」「宿題が—な(の)ま...