猫(ねこ)を追(お)うより皿(さら)を引(ひ)け
⇒猫を追うより魚をのけよ
猫(ねこ)を被(かぶ)・る
うわべをおとなしく見せかける。「入社当時は—・ってしとやかそうだった」
猫(ねこ)を殺(ころ)せば七代(しちだい)祟(たた)る
猫は執念深い魔性の動物であり、殺すと子々孫々までたたるという俗説。
ね‐こんざい【根金際】
[副]《「根こそぎ」と「金輪際」が合わさってできた語》全部。すっかり。「元手の強い尊氏様も—ぶち負けて」〈浄・矢口渡〉
ネゴ
「ネゴシエーション」の略。
ね‐ご・い【寝濃い】
[形][文]ねご・し[ク]《中世・近世語》ねぼうである。いぎたない。「頻(しき)りにおとづるるに—・い八千代さへ目...
ね‐ごえ【根肥】
カリ肥料のこと。カリウムが根の生育に不可欠なのでいう。
ね‐ごえ【寝声】
1 邦楽などで、歌を長くうたわなかったために悪くなった声。 2 眠そうな声。ねぼけ声。「番の者—にて女一人と答へて...
ねごえ【寝声】
狂言「寝音曲(ねおんぎょく)」のこと。
ね‐ごこち【寝心地】
寝ているときの気分。ねごころ。「—のいいベッド」
ね‐ごころ【根心】
こころね。また、真意。本心。「むかし勤めし遊女の道は、さして取る比翼連理の—をわきまへて」〈浮・一代女・二〉
ね‐ごころ【寝心】
「寝心地」に同じ。「ああ、—の好(い)い思いをしたのは、その晩切(きり)さ」〈鏡花・歌行灯〉
ね‐ござ【寝茣蓙】
敷いて寝るのに用いるござ。《季 夏》
ね‐ごし【根越し】
樹木を根ごと掘り取ること。「松を—にする」
ね‐ごし【寝越し】
前もって寝ておくこと。寝だめ。
ネゴシエーション
1 交渉。協定・取引などの話し合い。ネゴ。 2 モデムやFAX、コンピューターと周辺装置、コンピューター同士などの...
ネゴシエーター
(商売や取引の)交渉者。
ネゴシエート
[名](スル)交渉すること。協定・取引などのために話し合うこと。
ね‐ごしらえ【根拵え】
[名](スル)移植するために、植物の根を整えること。
ね‐ごと【寝言】
1 眠っている間に無意識に発する言葉。 2 訳のわからない言葉。ばかばかしい言い分。たわごと。「そんな—を並べたっ...
ね‐ごめ【根込め】
根のついたままであること。根ぐるみ。根ごと。「垣ごしに散りくる花を見るよりは—に風の吹きもこさなむ」〈後撰・春下〉
ネゴ・る
[動ラ五]《「ネゴシエーション」の略「ネゴ」の動詞化》俗に、交渉する。折衝する。「予算について—・る」
ね‐ごろ【値頃】
[名・形動]品物の値うちに相応した値段であること。また、買うのにちょうど手ごろな値段であるさま。「—な(の)品」「—感」
ねごろ【根来】
和歌山県北部、岩出(いわで)市の地名。根来寺の所在地。 「根来塗(ねごろぬり)」の略。
ねごろ‐かん【値頃感】
品物の価値相応の値段である感じ。また、買い得であるという感じ。「連日の株価下落で—から買い戻しが入る」
ねごろ‐ぐみ【根来組】
江戸幕府の鉄砲百人組の一。天正13年(1585)根来寺の衆徒が豊臣秀吉に討伐されたのち、徳川家康に浜松で召し出され...
ねごろ‐しゅう【根来衆】
根来寺の僧兵。南北朝時代以後、特に戦国時代に鉄砲で武装して強大な勢力をもった。石山合戦で石山本願寺に味方して織田信...
ねごろ‐じ【根来寺】
和歌山県岩出市にある真言宗の総本山。山号は一乗山。正しくは大伝法院。大治5年(1130)覚鑁(かくばん)が高野山に...
ねごろ‐ぬり【根来塗】
中世、根来寺やその近辺で主に日用品として作られた漆器。黒漆で下塗りした上に朱漆を塗ったものが多い。長年の使用で黒漆...
ねごろ‐ほうし【根来法師】
⇒根来衆
ね‐ごんぞう
[副]《「ねこんざい」の音変化》すっかり。「—取られにゃならぬ」〈伎・韓人漢文〉
ネゴンボ
⇒ニゴンボ
ね‐さがり【値下(が)り】
[名](スル)物の値段や料金が安くなること。「野菜が—する」
ね‐さげ【値下げ】
[名](スル)物の値段や料金を安くすること。「売れ残りの商品を—する」
ね‐ざ・す【根差す】
[動サ五(四)]《古くは「ねさす」》 1 植物が土の中に根を伸ばす。根づく。「地中深く—・した松」 2 物事が定着...
ネ‐サフ
「ネットサーフィン」の略。
ね‐ざかな【根魚】
⇒ねうお
ね‐ざけ【寝酒】
床につく前に飲む酒。《季 冬》「手さぐりの—の量をあやまたず/狩行」
ね‐ざさ【根笹】
1 イネ科の植物。西日本の山野に群生し、高さ3メートルに達する。茎は地中を横に伸び、強い。葉は細長く、先が急にとが...
ね‐ざし【根差(し)】
1 植物が地中に根を伸ばして深く入ること。また、その根。 2 ある結果を生じる物事の根源。物事の由来。「かえって小...
ね‐ざし【根挿(し)】
挿し木の方法の一。1、2年の若い根を15センチほどに切って土中に斜めに埋め、新株を得る。
ね‐ざと・い【寝聡い】
[形][文]ねざと・し[ク]すぐ目をさますさま。「—・イ人」〈和英語林集成〉
ね‐ざま【寝様】
寝ているようす。寝すがた。寝相(ねぞう)。「この睦じい—がふいと七八年前の事を思返させた」〈荷風・ふらんす物語〉
ね‐ざ・む【寝覚む】
[動マ下二]眠りから覚める。目を覚ます。「はかなくて君にわかれし後よりは—・めぬ夜なくものぞ悲しき」〈夜の寝覚・一〉
ね‐ざめ【寝覚め】
1 眠りから覚めること。めざめること。「—がよい」 2 「寝覚め提げ重」の略。「—にもろこし餅、酒など持たせて」〈...
寝覚(ねざ)めが悪(わる)・い
眠りから覚めたときの気分がよくない。転じて、過去の行為を思い出し、良心に責めさいなまれる。「むごい仕打ちをした後は...
ねざめ‐ぐさ【寝覚め草】
1 松の別名。 2 オギの別名。
ねざめ‐さげじゅう【寝覚め提げ重】
遊山などに使用する携帯用重箱。「—、五升樽、坊主持ちして」〈浄・油地獄〉
ねざめ‐づき【寝覚め月】
陰暦9月の異称。
ねざめ‐どり【寝覚め鳥】
鶏の別名。