ひつじ【未】
1 十二支の8番目。 2 方角の名。南から西へ30度の方角。南南西。 3 時刻の名。今の午後2時ごろ、およびその後...
ひつじ【羊】
偶蹄(ぐうてい)目ウシ科ヒツジ属などの哺乳類の総称。中形で、毛は柔らかく、角は大きくて渦巻き状。主に地上の草をかみ...
ひつじ【穭/稲孫】
《室町時代ころまでは「ひつち」》刈ったあとの株から再び伸びる稲。《季 秋》「鶉(うづら)伏す刈田の—おひ出でてほの...
ひつじ‐かい【羊飼い】
羊を飼育する人。また、放牧された羊の世話や番をする人。 [補説]書名別項。→羊飼い
ひつじかい【羊飼い】
《原題The Shepherd》ブランデンによる詩集。1922年刊。同年のホーソンデン賞を受賞。別邦題「牧人」。
ひつじかい‐えいせい【羊飼い衛星】
惑星の環の近傍を公転し、構成粒子に力学的な影響を及ぼし、環の形状を維持するはたらきをもつ衛星。名称は群れから羊が離...
ひつじかいのおうさま【羊飼いの王様】
《原題、(イタリア)Il rè pastore》モーツァルトのイタリア語によるオペラ。全2幕。1775年にザルツブ...
ひつじかいのしょうねん【羊飼いの少年】
《原題、(ノルウェー)Gjætergut》グリーグのピアノ曲。1891年作曲のピアノ曲集「抒情小曲集」第5集の第1...
ひつじかいのれいはい【羊飼いの礼拝】
《原題、(イタリア)Adorazione dei pastori》 ジョルジョーネの絵画。板に油彩。縦91センチ、...
ひつじがおか‐てんぼうだい【羊ヶ丘展望台】
北海道札幌市にある高台。札幌市街や石狩平野を見渡すことができる。敷地内にはクラークの銅像や結婚式場などがあり、観光...
ひつじ‐ぐさ【未草】
スイレン科の水生の多年草。池沼に生える。葉は楕円形で基部が深く切れ込み、水面に浮かぶ。夏、水上に白い花を開く。名は...
ひつじぐさ【莠句冊】
読本。都賀庭鐘作。天明6年(1786)刊。「水滸伝」などの中国の説話に日本の伝承を絡めて翻案した奇談集。
ひつじ‐ぐも【羊雲】
高積雲の俗称。羊の群れのように見えるところからいう。
ひつじ‐さる【未申/坤】
未(ひつじ)と申(さる)との中間の方角。南西。
ひつじ‐だ【穭田】
穭が一面に生え出た田。《季 秋》「—や痩(や)せて慈姑(くわゐ)の花一つ/子規」
ひつじ‐どし【未年】
暦法で、十二支の8番目、未に当たる年。また、その年に生まれた人。
羊(ひつじ)の歩(あゆ)み
《「北本涅槃経」三八から》 1 屠所(としょ)にひかれてゆく羊の歩み。死がしだいに近づくことのたとえ。 2 歳月。...
羊(ひつじ)の皮(かわ)を着(き)た狼(おおかみ)
《a wolf in sheep's clothing/a wolf in a lamb's skin》親切そうに...
ひつじ‐ばえ【羊蠅】
双翅(そうし)目ヒツジバエ科の昆虫。体長1センチくらい。体が密に毛に覆われ、ミツバチに似て、黄色で黒色の顆粒(かり...
ひつじ‐ばえ【穭生え】
1 刈ったあとの株から再び伸びる稲。「田の—は其ままにて」〈貝おほひ〉 2 毛髪などがまばらに生えること。「—の眉...
ひつじ‐へん【羊偏】
漢字の偏の一。「羚(れい)」「羯(かつ)」などの「羊」の称。
ひつ‐じゅ【必需】
どうしても必要であること。なくてはならないこと。
ひつ‐じゅ【筆受】
経典を漢訳するとき、訳す人の言葉を聞いて筆記する人。「謝霊運は法華の—なりしかども」〈徒然・一〇八〉
ひつ‐じゅつ【筆述】
[名](スル)文章に書いて述べること。「事件の顛末(てんまつ)を—する」
ひつじゅ‐ひん【必需品】
なくてはならない品物。「田舎では車は—だ」「生活—」
ひつ‐じゅん【筆順】
文字、主に漢字を書くときの筆運びの順序。書き順。
ひつ‐じょう【必定】
[名・形動] 1 そうなると決まっていること。必ずそうなると判断されること。また、そのさま。「このままいくと、失敗...
ひつじをめぐるぼうけん【羊をめぐる冒険】
村上春樹の長編小説。昭和57年(1982)「群像」誌に発表。単行本は、同年刊行。「風の歌を聴け」「1973年のピン...
ひつ‐じん【筆陣】
文筆によって論戦を展開すること。戦陣にたとえていう。「—を張る」