ひょう‐たくれ
《「ひょう」は「剽」か》人をののしっていう語。ばか者。愚か者。「—、ゆふでくの揃ひだ」〈洒・辰巳之園〉
ひょうたじるいしょう【平他字類抄】
鎌倉末期の漢和辞書。3巻。著者・成立年ともに未詳。上巻は字を「色葉字類抄」にならって意義分類して平声(ひょうしょう...
ひょう‐たん【氷炭】
氷と炭。相違のはなはだしいものをたとえていう。
ひょう‐たん【瓢箪】
1 ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。ユウガオの変種。巻きひげで他に絡んで伸びる。葉は心臓形。夏の夕方、白い花を開...
氷炭(ひょうたん)相容(あいい)れず
性質が反対で、合わないことのたとえ。
瓢箪(ひょうたん)から駒(こま)が出(で)る
1 意外な所から意外な物が出ること。ふざけて言ったことが実現することのたとえ。 2 (多く打消しの語を伴って)とう...
ひょうたん‐がた【瓢箪形】
瓢箪の果実に似た、楕円形の中央の部分がくびれた形。
ひょうたん‐ごけ【瓢箪苔】
ヒョウタンゴケ科のコケ。全体に淡緑色で、湿地に群生する。高さ約1センチ。小さい葉がつく。茎の先から細い柄を出し、ひ...
瓢箪(ひょうたん)で鯰(なまず)を押(お)さえる
《瓢箪では鯰をなかなか押さえることができないところから》とらえどころがないことや、要領を得ないことのたとえ。
ひょうたん‐なまず【瓢箪鯰】
《「瓢箪で鯰を押さえる」から》とらえどころのないようす。要領を得ないようす。また、そのような人。 [補説]歌舞伎舞...
ひょうたんなまず【瓢箪鯰】
歌舞伎舞踊。長唄と常磐津(ときわず)の掛け合い。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一。2世瀬川如...
瓢箪(ひょうたん)の川流(かわなが)れ
1 うきうきして落ち着きのないようすのたとえ。 2 あてもなくぶらぶらしているようすのたとえ。
ひょうたん‐ぼく【瓢箪木】
スイカズラ科の落葉低木。山地に生え、高さ約1.5メートル。葉は楕円形で対生。初夏、葉の付け根に二つずつ花をつける。...
ひょう‐だい【表題/標題】
1 書物の表紙などに記してある題名。 2 講演・演劇・芸術作品などの題。
ひょうだい‐おんがく【標題音楽】
内容を示す題あるいは説明文がつけられ、聴き手を一定の方向に導こうとする楽曲。ベルリオーズの「幻想交響曲」やリストの...
ひょうだい‐きょく【表題曲】
音楽で、アルバムのタイトル(表題)と同名の曲。タイトルチューン。タイトルトラック。
ひょう‐だん【評壇】
批評家たちの社会。
ひょう‐ち【標置】
[名](スル)目印となるように高くかかげること。転じて、気位を高くもつこと。「如何に高く自ら—するとも」〈漱石・吾...
ひょうちゃ‐いん【評茶員】
中国茶の種類・品質を鑑定する専門職。初級・中級・高級とあり、さらに上級の評茶師・高級評茶師とともに中国の国家資格。
ひょう‐ちゃく【漂着】
[名](スル)ただよい流れて岸に着くこと。「無人島に—する」
ひょうちゃ‐し【評茶師】
中国茶の種類・品質を鑑定する専門家の上級職。中国の国家資格。初級・中級・高級の評茶員の上に位置し、さらに最上位とし...
ひょう‐ちゅう【氷柱】
1 つらら。 2 夏、室内を涼しくするために立てる角柱形の氷。こおりばしら。
ひょう‐ちゅう【評注/評註】
文章・詩歌などに批評・注釈を加えること。また、そのもの。
ひょう‐ちゅう【標注/標註】
書物の欄外に書きしるした注釈。頭注や脚注。
ひょう‐ちゅう【標柱】
1 目じるしのために立てる柱。 2 測量の際、目標または尺度とするために立てる長い棒。ポール。
ひょう‐ちょう【表徴/標徴】
1 外面にあらわれたしるし。「普通選挙は民主主義の—だ」 2 象徴。シンボル。表象。「平和の—」
ひょう‐ちょう【漂鳥】
ある地域内で季節によって居所を変える鳥。山地で繁殖し、冬は平地で暮らすウグイス・ルリビタキ・ウソや、北日本で繁殖し...
ひょう‐ちょうせき【氷長石】
正長石の一種。透明で無色、または白色の短柱状結晶。
ひょう‐ちん【氷枕】
「こおりまくら」に同じ。
ひょう‐てい【評定】
[名](スル)一定の基準に従って価値・価格・等級などを決めること。「勤務成績を—する」
ひょうてい‐こ【氷底湖】
氷床の下にある巨大な湖。南極大陸のボストーク湖など。
ひょうてい‐しゃくど【評定尺度】
学習結果・性格・態度などを客観的に評価・判定するときに、判断の基準として用いる尺度。
ひょうてい‐ほう【評定法】
数量的測定が困難な事象の質的差異・価値の程度を判定・選択し、順位づけを行う方法。
ひょう‐てき【標的】
1 射撃や弓術などに使うまと。 2 攻撃目標。ターゲット。「敵の—になる」 3 手本・模範・目標とするもの。「以て...
ひょうてきがた‐こうげき【標的型攻撃】
特定の組織や個人に対して、情報や金銭の不正取得あるいは業務の妨害など、明確な目的をもって行われるサイバー攻撃の総称...
ひょうてきがたこうげき‐メール【標的型攻撃メール】
⇒標的型メール
ひょうてきがた‐サイバーこうげき【標的型サイバー攻撃】
⇒標的型攻撃
ひょうてきがた‐メール【標的型メール】
機密漏洩(ろうえい)などのサイバー攻撃を目的として、特定の企業・組織・個人に送りつけられる電子メール。送信元を実在...
ひょうてきがた‐メールこうげき【標的型メール攻撃】
標的型メールによるサイバー攻撃。標的型攻撃、特にAPT攻撃の代表的な手法の一。
ひょうてき‐きかん【標的器官】
ホルモンなどの作用を受ける器官。性ホルモンに対して、その受容体をもっている生殖器官など。
ひょう‐てん【氷点】
1 水が氷結するとき、または氷が融解するときの温度。1気圧のもとではセ氏零度。 2 一般に、物質の凝固点または融解...
ひょう‐てん【評点】
1 成績などを評価してつける点。 2 評語と批点。「選者の—」
ひょう‐てん【標点】
目印につける圏点。また、目印。
ひょうてん‐か【氷点下】
水の氷点、すなわちセ氏零度以下の温度。零下。《季 冬》
ひょうてん‐こうか【氷点降下】
⇒凝固点(ぎょうこてん)降下
ひょう‐でん【票田】
選挙で、ある候補者に多数の得票が見込まれる地域を田に見立てていう語。
ひょう‐でん【評伝】
人物評をまじえた伝記。
ひょう‐ど
[副] 1 《「ひょうと」とも》勢いよく矢を射放つ音を表す語。ぴゅっと。「キリキリと引絞って—放てば」〈逍遥・美術...
ひょう‐とう【剽盗】
人をおどして金品や衣類を奪い取ること。また、その人。「畜群が—どものために一匹残らずさらわれて」〈中島敦・李陵〉
ひょう‐とう【漂蕩】
[名](スル) 1 水にただようこと。 2 さまようこと。さすらうこと。漂泊。