わか・せる【沸かせる】
[動サ下一]わくようにする。熱狂させる。わかす。「バンドの熱演がファンを—・せる」
わか‐ぞう【若造/若蔵/若僧】
若者や未熟者をあざけっていう語。「—に何ができる」
わか‐たか【若鷹】
生後1年のタカ。
わか‐たけ【若竹】
その年に生えた竹。今年竹(ことしだけ)。《季 夏》「—や夕日の嵯峨となりにけり/蕪村」
わかたけ‐いろ【若竹色】
若竹のような色。鮮やかな薄緑。
わかたけ‐じる【若竹汁】
春の新ワカメとタケノコのすまし汁。木の芽を添える。
わかたけ‐ちさこ【若竹千佐子】
[1954〜 ]小説家。岩手の生まれ。平成29年(2017)「おらおらでひとりいぐも」で文芸賞を受賞し作家デビュー...
わかたけ‐に【若竹煮】
春の新ワカメとタケノコを炊き合わせた煮物。
わか‐だいしょう【若大将】
1 年若い一軍の大将。 2 当主のあとつぎ。若主人。
わか‐だち【若立ち】
春、草木の切り株や根株から若芽の出ること。また、その若芽。わかばえ。ひこばえ。「年ははや月なみかけて越えにけりむべ...
わか‐だ・つ【若立つ】
[動タ四]若芽や若枝が出る。「桃の木の—・ちて」〈枕・一四四〉
わか‐だんな【若旦那】
1 商家などで、主人のあとを継ぐ息子を敬っていう語。小旦那。 2 大家(たいけ)や主人筋の家の子弟を敬っていう語。
わかち【分(か)ち/別ち】
1 物事の区別。けじめ。「昼夜の—なく歩きつづける」 2 わきまえること。分別。「姫は—もなき中に」〈浄・用明天王...
わかち‐あ・う【分(か)ち合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに分ける。分け合う。「喜びも悲しみも—・う」
わかち‐がき【分(か)ち書(き)】
1 文や文章をわかりやすくするため、語と語、あるいは文節と文節の間をあけて書くこと。また、その書き方。分別(ぶんべ...
わかち‐がた・い【分(か)ち難い】
[形][文]わかちがた・し[ク]分けるのがむずかしい。非常に密接な関係にある。「—・い絆(きずな)」 [派生]わか...
ワカチナ
ペルー南西部の村。イカ県の県都イカの南西郊に位置する。周囲を高さ数百メートルの砂丘に囲まれた海岸砂漠のオアシスで、...
わか・つ【分(か)つ/別つ】
[動タ五(四)] 1 一つのものを離して二つ以上にする。別々にする。分ける。「軍勢を二手に—・つ」 2 (「頒つ」...
わかつき‐れいじろう【若槻礼次郎】
[1866〜1949]政治家。島根の生まれ。蔵相・内相を歴任。大正15年(1926)首相となるが金融恐慌の対策を誤...
わかつ・る【機る/誘る】
[動ラ四]あやつり動かす。また、うまく人を誘い欺く。「年ごとに貢職(みつき)の船を—・り致し」〈継体紀〉
わか‐づくり【若作り】
[名・形動]年齢よりも若く見えるような化粧や服装をすること。また、そのさま。「年に以合わず—な(の)人」
わか‐づま【若妻】
年の若い妻。
わか‐て【若手】
若くて元気のいい人。また、集団の中で年齢の若いほうの人。「—を起用する」
ワカティプ‐こ【ワカティプ湖】
《Lake Wakatipu》ニュージーランド南島南部、内陸にある湖。サザンアルプスの南端に位置し、北岸に観光保養...
ワカ‐デ‐ラ‐ルナ
⇒月のワカ
ワカ‐デル‐ソル
⇒太陽のワカ
わか‐とう【若党】
1 若い侍。 2 若い従者。 3 江戸時代、武家で足軽より上位の小身の従者。
わかと‐おおはし【若戸大橋】
福岡県北九州市の洞海湾(どうかいわん)の湾口に架かる大つり橋。若松区と戸畑区とを結ぶ。全長2068メートル、つり橋...
わか‐とし【若年】
1 小正月のこと。 2 新年。
わか‐との【若殿】
1 貴人の跡取り息子の敬称。⇔大殿(おおとの)。 2 幼い主君の敬称。わかぎみ。
わか‐とのばら【若殿原】
若い武士たち。また、若い人たち。「—に争ひて先を駆けんもおとなげなし」〈平家・七〉
わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】
平安後期の歌学書。10巻。藤原範兼著。久安元年(1145)ごろの成立か。万葉集以下の諸歌集の歌を、日・月など22項...
わか‐どころ【和歌所】
勅撰和歌集の編纂(へんさん)のために宮中に設けられた臨時の役所。天暦5年(951)村上天皇が梨壺(なしつぼ)に設置...
わか‐どしより【若年寄】
1 江戸幕府の職名。老中に次ぐ重職で、旗本および老中支配以外の諸役人を統轄。小禄の譜代大名の中から通常数名が任ぜら...
わか‐どり【若鳥/若鶏】
1 (若鳥)生まれて間もない鳥。ひな鳥。 2 生後80日前後の若い鶏。また、その肉。肉が柔らかい。
わか‐な【若名】
若い時の名。幼名。「われわれ年も半ばふけ、—にてもいかがに候」〈咄・醒睡笑・二〉
わか‐な【若菜】
1 春に芽ばえたばかりの食用になる草。「—を摘む」 2 年頭の祝儀に用いる七種の新菜。古く宮中で、正月の初の子(ね...
わかな【若菜】
源氏物語第34・35巻の巻名。上・下に分ける。光源氏39歳から47歳。女三の宮の光源氏への降嫁、明石女御の皇子出産...
わか‐なえ【若苗】
1 生えたばかりの草木の苗。 2 稲の若い苗。早苗。 3 「若苗色」の略。
わかなえ‐いろ【若苗色】
1 染め色の名。早苗のような薄い青色。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに薄青色。
わかな‐ご【若魚子】
ブリの幼魚。
わかなしゅう【若菜集】
島崎藤村の第1詩集。明治30年(1897)刊。浪漫的詩情に満ちた文語定型詩51編を収め、日本の近代詩壇に新生面を開く。
わかな‐つみ【若菜摘み】
春の野に出て若菜を摘むこと。また、その人。《季 新年》「草の戸に住むうれしさよ—/久女」
わかな‐むかえ【若菜迎え】
正月6日のこと。また、その日に若菜を採ってくること。その夜七草たたきをし、翌7日朝の七草粥(ななくさがゆ)に入れる。
わか‐ぬし【若主】
若い人を敬っていう語。「この—たちの」〈宇治拾遺・二〉
わか‐ね【若根】
生えたばかりの根。若い根。
わか‐の‐うら【和歌浦】
和歌山市南部の海岸。和歌川の河口の、片男波(かたおなみ)と称する砂嘴(さし)に囲まれる入り江。玉津島神社・不老橋・...
わかのはな‐かんじ【若乃花幹士】
力士。 (初代)[1928〜2010]第45代横綱。青森県出身。本名、花田勝治。呼び戻しを得意とし、好敵手栃錦(と...
わかのはな‐まさる【若乃花勝】
[1971〜 ]力士。第66代横綱。東京都出身。本名、花田勝。平成10年(1998)横綱に昇進。弟の貴乃花とともに...
わか‐はげ【若禿】
若いのに頭がはげていること。