ぬり【塗(り)】
1 塗ること。塗ったもの。また、塗り方。「—がはげる」 2 特に、漆塗りのこと。「—桶(おけ)」「—椀(わん)」
ヌリ
スーダン東部にあるヌビア人王朝の墓地遺跡。ナイル川西岸に位置する。古代エジプト末期王朝時代第25王朝(クシュ王朝)...
ヌリ
《朝鮮語。世または世界の意》韓国航空宇宙研究院が開発した大型ロケット。全長47メートル、総重量約200トン。201...
ぬり‐あ・げる【塗(り)上げる】
[動ガ下一][文]ぬりあ・ぐ[ガ下二]すっかり塗り終える。全部塗って仕上げる。「壁を—・げる」
ぬり‐いた【塗(り)板】
1 漆塗りの板。書いた文字をぬぐい消して何回でも使えるようにしたもの。ぬぐいいた。 2 黒板のこと。ぬりばん。
ぬり‐え【塗(り)絵】
紙に絵の輪郭だけが描かれたもの。これに色を塗って遊ぶ。
ぬり‐おけ【塗り桶】
1 漆塗りの桶。 2 綿摘み2用の器具。真綿を上にのせて引き延ばすのに用いた。木製または土焼製で、桶に似た黒の漆塗...
ぬり‐かえ【塗(り)替え】
塗り替えること。「塀の—にまる一日かかる」
ぬり‐か・える【塗(り)替える】
[動ア下一][文]ぬりか・ふ[ハ下二] 1 前に塗ってある上に改めて塗る。塗り直す。「外壁を—・える」 2 前とは...
ぬり‐かく・す【塗(り)隠す】
[動サ五(四)] 1 上から塗って見えないようにする。「壁の落書きを—・す」 2 失敗など都合の悪いことを人に知ら...
ぬり‐かた・める【塗(り)固める】
[動マ下一][文]ぬりかた・む[マ下二]塗ってしっかり固まらせる。「漆で—・める」
ぬり‐かべ【塗(り)壁】
壁土・モルタル・漆喰(しっくい)などを塗って仕上げた壁。
ぬり‐がさ【塗り笠】
薄いへぎ板に紙を張り、黒漆を塗った笠。近世、多く女子が用いた。
ぬり‐きじ【塗り素地】
塗り物の素地。塗り下地。
ぬり‐ぐすり【塗(り)薬】
患部の皮膚に塗る薬。塗布剤。
ぬり‐け・す【塗(り)消す】
[動サ五(四)]あるものの上に塗って、もとのものが見えないようにする。「塀の落書きを—・す」
ぬり‐げた【塗(り)下駄】
漆塗りの下駄。
ぬり‐こく・る【塗りこくる】
[動ラ五(四)]むやみに塗りつける。ぬりたくる。「絵の具を—・る」
ぬりこ‐ぼし【ぬりこ星】
二十八宿の一、柳宿(りゅうしゅく)の和名。→柳(りゅう)
ぬり‐こ・む【塗(り)込む/塗り籠む】
[動マ五(四)]すきまなくしっかりと塗る。「軟膏を—・む」 [動マ下二]「ぬりこめる」の文語形。
ぬり‐こ・める【塗(り)込める/塗り籠める】
[動マ下一][文]ぬりこ・む[マ下二]外側から見えないように上から塗り固める。塗ってすきまをなくす。「壁に経文を—...
ぬり‐ごし【塗り輿】
箱の表面を漆塗りにした輿。公方(くぼう)・門跡・長老などが略儀用の乗り物として用いた。塗り板輿。
ぬり‐ごめ【塗り籠め】
1 寝殿造りで、母屋(おもや)の一部を仕切って周囲を厚く壁で塗り、明かり取りと妻戸を設けた部屋。寝所または納戸とし...
ぬりごめ‐どう【塗り籠め籐】
籐巻(とうま)きの弓の、籐の部分を含めて全体を漆で塗り籠めること。また、その弓。
ぬり‐し【塗(り)師】
漆細工や漆器の製造に従事する職人。
ぬり‐した【塗(り)下】
「塗り下地」の略。
ぬり‐したじ【塗(り)下地】
漆塗り・漆喰(しっくい)塗りなどの下地。塗り下。
ぬり‐たく・る【塗りたくる】
[動ラ五(四)]むやみやたらに塗る。ごてごてと塗る。「口紅を—・る」
ぬり‐たて【塗(り)立て】
1 塗ったばかりであること。「ペンキ—」 2 ⇒花塗り
ぬりたて‐うるし【塗(り)立て漆】
⇒花漆(はなうるし)
ぬり‐た・てる【塗(り)立てる】
[動タ下一][文]ぬりた・つ[タ下二] 1 十分に塗る。きれいに塗って飾る。「美しく—・てた山門」 2 やたらに厚...
ぬり‐たれ【塗(り)垂れ】
《「ぬりだれ」とも》土蔵から庇(ひさし)をつくり出して塗り家(や)にした家の造り。
ぬり‐だる【塗り樽】
朱または黒などの漆を塗った酒樽。祝いなどに用いる。柳樽。
ぬり‐つ・ける【塗(り)付ける】
[動カ下一][文]ぬりつ・く[カ下二] 1 塗って、あるものをつける。なすりつける。「髪に油を—・ける」 2 自分...
ぬり‐つぶ・す【塗(り)潰す】
[動サ五(四)] 1 すきまのないようにびっしりと一面に塗る。「バックを黒く—・す」 2 物事を覆いつくす。「真相...
ぬり‐づくえ【塗(り)机】
漆塗りの机。
ぬり‐て【鐸】
古代、長い柄をつけ、合図のために振り鳴らした鈴状・鐘状のもの。たく。
ぬりで【白膠木】
ヌルデの別名。
ぬり‐の【塗り篦】
漆塗りの矢篦(やの)の総称。
ぬり‐ばし【塗(り)箸】
漆塗りの箸。
塗(ぬ)り箸(ばし)で素麺(そうめん)を食(く)う
《すべって挟みにくいところから》物事がやりにくいことのたとえ。
ぬり‐ふで【塗(り)筆】
⇒平筆(ひらふで)
ぬり‐べ【漆部】
漆部司に属した漆塗りの技術者。
ぬりべ‐の‐つかさ【漆部司】
律令制で、大蔵省に属し、漆塗りのことをつかさどった役所。大同3年(808)内匠寮(たくみりょう)に併合。うるしべの...
ぬり‐ほね【塗(り)骨】
《「ぬりぼね」とも》扇や障子などの骨で、漆塗りにしたもの。
ぬり‐ぼん【塗(り)盆】
漆塗りの盆。
ぬり‐まくら【塗(り)枕】
漆塗りの箱枕。遊里などで用いた。
ぬり‐まわし【塗(り)回し】
茶室などで、塗り壁の出隅・入隅の部分を丸く面をとって柱を見せないように塗ること。
ぬり‐もの【塗(り)物】
漆塗りの器物の総称。漆器。
ぬりもの‐し【塗(り)物師】
漆塗りを業とする人。ぬりし。