めん【免】
[常用漢字] [音]メン(呉) [訓]まぬかれる まぬがれる 1 見逃してやる。まぬかれさせる。まぬかれる。「免疫...
めん【面】
[音]メン(呉) [訓]おも おもて つら [学習漢字]3年 〈メン〉 1 人の顔。「面前・面相・面面/臆面(おく...
めん【棉】
[音]メン(呉) [訓]わた 1 植物の名。ワタ。「棉花」 2 もめん。わた。「棉布」
めん【綿】
[音]メン(呉) [訓]わた [学習漢字]5年 〈メン〉 1 もめん。わた。「綿糸・綿布/海綿・原綿・純綿・石綿・...
めん【緬】
[音]メン(呉) 1 はるかに遠い。「緬邈(めんばく)」 2 細く長い糸。「緬羊」 3 ミャンマー。ビルマ。「泰緬...
めん【麺】
[常用漢字] [音]メン(呉) 1 小麦粉。「麺粉・麺麭(めんぽう)」 2 小麦粉で製した食物。うどん・そばの類。...
めん【雌】
めす。め。「—鳥」⇔雄(おん)。「合いの子の蹴合鳥、—かけると弱いが」〈上司・太政官〉
めん【免】
1 やめさせること。免官・免職。「卑(ひく)い処では—が恐いという肚(はら)で」〈紅葉・二人女房〉 2 ゆるすこと...
めん【面】
[名] 1 顔。「—のいいのを鼻にかける」 2 顔につけるかぶりもの。多くは人物・動物などの顔をかたどったもので、...
めん【綿】
もめん。もめんわた。また、綿糸・綿織物のこと。「—の肌着」
めん【麺/麪】
小麦粉などをこねて作った細長い食品。うどん・そば・スパゲッティなどのこと。「—をゆでる」
めん【面】
富田常雄の小説。昭和23年(1948)発表。翌年、「刺青(しせい)」とあわせ第21回直木賞受賞。
めん‐い【綿衣】
綿織物で仕立てた衣服。綿服。「食を飯汁と限り、衣を—と限り」〈露伴・二宮尊徳翁〉
めん‐いた【面板】
旋盤の加工物取り付け工具の一。放射状にT形溝が設けてあり、主軸にねじ込まれて回転する円板。複雑な形状の加工品を保持...
めん‐う【綿羽】
鳥の羽で、羽軸がほとんどなく、繊維状で柔らかいもの。普通の羽の下に生え、保温に役立つ。水鳥に多い。ダウン。わたばね。
めん‐うち【面打ち】
1 面を打つこと。また、その人。特に、能面の作者。 2 素焼きの銭形・面形(めんがた)などのめんこを用いて勝負する...
めん‐えき【免役】
1 服役を免除すること。 2 兵役を免除すること。 3 服役囚の就役を免除すること。
めん‐えき【免疫】
1 病原体や毒素、外来の異物、自己の体内に生じた不要成分を非自己と識別して排除しようとする生体防御機構の一。本来は...
めんえき‐おうとう【免疫応答】
免疫を担当する細胞が外来性および内因性の異物を抗原と認識し、特異的に応答して行われる反応。
めんえき‐かいひ【免疫回避】
⇒免疫逃避
めんえき‐かんよう【免疫寛容】
特定の抗原、例えば自己構成成分に対して、免疫反応を示さない状態。免疫トレランス。
めんえき‐がく【免疫学】
免疫の機構の解明およびその応用を図る学問。抗体・補体・抗原の化学的構造や機能を研究する免疫化学なども含まれる。
めんえき‐きおく【免疫記憶】
免疫反応において、一度病原体などの侵入や感染を受けて生じた抗体が保持され、二度目以降に同じ抗原に対して強い免疫応答...
めんえききゅうちゃく‐りょうほう【免疫吸着療法】
患者の血液を体外循環させ、血液中の自己抗体や免疫複合体やなど病気の原因となる物質を吸着・除去する治療法。
めんえき‐グロブリン【免疫グロブリン】
抗体としての構造・機能をもつ一群の血清たんぱく質。血液・リンパ液中に含まれるγ(ガンマ)グロブリンのほとんどはこれ...
めんえきグロブリン‐イー【免疫グロブリンE】
免疫グロブリンの一。分子量約19万〜20万。糖の含有量が多い。気管支喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎、アレルギー...
めんえきグロブリン‐エム【免疫グロブリンM】
免疫グロブリンの一つ。2本の重鎖と2本の軽鎖からなるY字型の基本構造が五つ結合した形をとる。分子量約95万。抗原が...
めんえきグロブリン‐エー【免疫グロブリンA】
免疫グロブリンの一つ。血液中では2本の軽鎖と2本の重鎖からなるY字型(単量体)、粘膜や母乳中ではこれが2つ結合した...
めんえきグロブリン‐ジー【免疫グロブリンG】
免疫グロブリンの一つ。分子量約15万。5種類ある免疫グロブリンの中で、血液中に最も多く含まれる。2本の軽鎖と2本の...
めんえきグロブリン‐ディー【免疫グロブリンD】
免疫グロブリンの一つ。2本の軽鎖と2本の重鎖が結合したY字型の構造をとる。分子量約18万。免疫グロブリンMとともに...
めんえき‐けい【免疫系】
免疫応答に関わるさまざまな機構の総称。体内に侵入した病原体などの異物やがん細胞などの異常な細胞を認識し、死滅させる...
めんえき‐けっせい【免疫血清】
ある特定の病原体や毒素に対する抗体を高濃度に含む血清。血清療法に用いる。
めんえきげん‐せい【免疫原性】
抗原の、免疫反応を引き起こす性質。
めんえき‐さいぼう【免疫細胞】
抗原を認識し、特異的に反応する能力をもち、免疫に関与する細胞の総称。リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞・形質細胞)...
めんえきさいぼう‐りょうほう【免疫細胞療法】
免疫細胞を体外で増殖・活性化させた後、体内に戻すことで、免疫の働きを高める治療法。患者の血液から取り出したT細胞を...
めんえき‐システム【免疫システム】
⇒免疫系
めんえき‐せんしょく【免疫染色】
抗体が特定の抗原を認識して反応する特異性を利用し、抗原を可視化する手法の総称。抗体に放射性同位体や蛍光色素を標識と...
めんえきぞうきょう‐ざい【免疫増強剤】
体内での免疫反応を増強する目的でワクチンに添加される物質のこと。抗原性補強剤。免疫補助剤。アジュバント。
めんえき‐たい【免疫体】
抗体のこと。
めんえき‐たんとうさいぼう【免疫担当細胞】
⇒免疫細胞
めんえき‐チェックポイント【免疫チェックポイント】
免疫系が自己を攻撃しないように、過剰な免疫反応を抑制する機能。 [補説]癌細胞(がんさいぼう)はこの仕組みを利用し...
めんえきチェックポイント‐そがいざい【免疫チェックポイント阻害剤】
がん細胞が免疫細胞の攻撃力を抑制するはたらきを阻害し、免疫細胞みずからの攻撃力を再活性する薬剤。免疫細胞にはもとも...
めんえき‐とうひ【免疫逃避】
ウイルスなどの病原体やがん細胞が、何らかの機構によって免疫系から逃れること。免疫系は、病原体やがん細胞を排除できな...
めんえき‐トレランス【免疫トレランス】
⇒免疫寛容
めんえき‐はんのう【免疫反応】
免疫応答・抗原抗体反応や補体が活性化する反応など、免疫現象に関係のある反応。
めんえき‐ふぜん【免疫不全】
免疫を担当するマクロファージ・B細胞・T細胞や補体などに障害があって、生体の防衛を行えない状態。
めんえきふぜん‐しょうこうぐん【免疫不全症候群】
免疫機構が機能しないため、病原微生物への抵抗力がなく、感染症に繰り返しかかり、重症化し、治りにくい状態を呈するもの...
めんえきほじょ‐ざい【免疫補助剤】
⇒免疫増強剤
めんえきよくせい‐ざい【免疫抑制剤】
免疫反応を抑制する薬剤。臓器移植の際の拒絶反応を抑えるためや、自己免疫疾患・アレルギー性疾患の治療などに用いる。
めんえき‐りょうほう【免疫療法】
免疫反応を利用した治療法。ワクチン接種など。