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辞書
1 五十音図カ行の第3音。軟口蓋の無声破裂子音[k]と母音[u]とからなる音節。[ku]
2 平仮名「く」は「久」の草体から。片仮名「ク」は「久」の初2画。
1 数の名。8の次、10の前の数。ここのつ。きゅう。
2 9番目。第9。
1 小さく区切られた地域。区画。ブロック。「禁猟—」「第一—の走者」
2 地方自治法で定められた行政上の区画。
㋐一定の自治権をもつ法人である自治区。東京都の特別区と市町村などの財産区。
㋑行政事務処理の便宜のために設けられた行政区。政令指定都市の区。
3 法令執行のために設けられた区画。選挙区・学区など。
1 文中の言葉のひと区切り。
2 詩歌の構成上の単位。
㋐和歌・俳句などで、韻律上、5音または7音からなるひと区切り。また、その組み合わせでひとまとまりとなったもの。「上 (かみ) の—」
㋑漢詩で、4字・5字・7字などからなるひと区切り。
3 連歌・連句の発句 (ほっく) 。また、俳句。「—を詠む」
4 慣用句やことわざ。
5 言語単位の一。
㋐単語が連続して一つのまとまった意味を表し、文を形成するもの。また、それが文の一部分をなすもの。フレーズ。
㋑二つ以上の単語が連なって、あるまとまった意味を表し、一つの単語と似たような働きをなすもの。「副詞—」
㋒文の構成要素の一つで、一つの自立語、または、それに付属語のついたもの。文節。
1 心身につらく感じること。くるしみ。苦労。「—あれば楽あり」「生活—」
2 仏教における基本理念の一。煩悩 (ぼんのう) や悪い行為などの報いとして受ける心身の苦しみ。→八苦 (はっく)
仏語。煩悩 (ぼんのう) 。心をけがす不浄なもの。
地球から見て、外惑星が太陽から90度の位置にあること。また、その時刻。太陽の東にあれば上矩または東方矩、西にあれば下矩または西方矩という。
1 主語または連用修飾語となって、
㋐「…すること」「…するもの」の意を表す。
「あかねさす日は照らせれどぬば玉の夜渡る月の隠ら—惜しも」〈万・一六九〉
㋑「…する所」「…する場所」の意を表す。
「梅の花散ら—はいづくしかすがにこの城 (き) の山に雪は降りつつ」〈万・八二三〉
㋒「…するとき」の意を表す。
「み吉野の山の嵐の寒け—にはたや今宵も我 (あ) が一人寝む」〈万・七四〉
2 「言ふ」「思ふ」などの意の動詞に付いて、引用文を導き、「…することには」「…するのは」の意を表す。
「寺々の女餓鬼申さ—大神 (おほみわ) の男餓鬼賜 (たば) りてその子生まはむ」〈万・三八四〇〉
3 引用文の末尾に置かれ、引用句を形成して、「…すること」の意を表す。
「皇御孫命 (すめみまのみこと) のうづの幣帛 (みてぐら) を朝日の豊さか登りに称辞竟 (たたへごとを) へまつら—と宣る」〈祝詞・祈年祭〉
4 文末にあって、文全体を名詞止めの感動文とする。「…くに」「…くも」の形で用いられ、「…することよ」「…であることよ」の意を表す。
「苦しくも暮れ行く日かも吉野川清き河原を見れど飽かな—に」〈万・一七二一〉
〈九〉⇒きゅう
〈久〉⇒きゅう
〈丘〉⇒きゅう
〈究〉⇒きゅう
〈宮〉⇒きゅう
〈口〉⇒こう
〈工〉⇒こう
〈公〉⇒こう
〈孔〉⇒こう
〈功〉⇒こう
〈垢〉⇒こう
〈紅〉⇒こう
〈貢〉⇒こう
⇒きょう
⇒ぐ
⇒こ
出典:デジタル大辞泉(小学館)
苦にする
非常に気に掛けて思い悩む。苦に病 (や) む。「借金を—◦する」
苦になる
つらい負担となる。気にかかって心の重荷になる。「貧しさも—・らない」
苦に病む
たいそう気にして思い悩む。苦にする。「息子の素行を—・む」
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