ざっ‐か【雑家】
古代中国の諸子百家の一。儒家・墨家・名家・法家など諸家の説を取捨・総合した学派。
ざっ‐か【雑貨】
日常生活に必要なこまごました品物。「—店」
ざっ‐か【雑歌】
⇒ぞうか(雑歌)
ざっ‐かい【雑芥】
雑多なごみやくず。
ざっかけ‐な・い
[形][文]ざっかけな・し[ク]粗野である。また、ざっくばらんである。「印半纏(しるしばんてん)という—・い姿で」...
ざっ‐かん【雑感】
雑多な感想。まとまりのない思いついたままの感想。とりとめのない感想。
ざっ‐かん【雑観】
新聞などで、記者がニュース対象から感じた印象や周囲の状況、関係者の反応などを記事にしたもの。「現場—」
ざっ‐き【雑記】
いろいろな事柄を書きつけること。また、書きつけたもの。「身辺—」
ざっ‐き【雑器】
1 雑多な器物。 2 神棚に供える供物を盛る小さな木皿(きざら)。
ざっき‐ちょう【雑記帳】
秩序だてずいろいろなことを書きつけておく帳面。
ざっ‐きょ【雑居】
[名](スル) 1 種々のものが1か所に入りまじって存在すること。「この国には東洋と西洋が—している」 2 一つの...
ざっ‐きょう【雑協】
社団法人「日本雑誌協会」の略称。
ざっ‐きょく【雑曲】
1 雅楽以外のいろいろな音曲。 2 民間のはやりうた。流行歌。俗曲。
ざっきょ‐ち【雑居地】
江戸末期から明治初期にかけて、外国人が日本人と雑居することを認められた一定の地域。→居留地(きょりゅうち)
ざっきょ‐ビル【雑居ビル】
飲食店・遊技店・風俗店など多様な業種の店が同居し、それぞれに営業しているビル。
ざっきょ‐ぼう【雑居房】
刑務所や拘置所で、複数の収容者を入れておく居室。⇔独居房。
ざっ‐きん【雑菌】
種々雑多な細菌などの微生物。特に、微生物や組織などの培養基中に他から混入した、培養の目的とするもの以外の微生物。
ザッキン
[1890〜1967]フランスの彫刻家。ロシア生まれ。キュビスムや黒人彫刻の影響を受け、幻想的、表現主義的作風を示した。
ザック
「リュックサック」に同じ。
ざっく
[副] 1 砂利や硬貨などを勢いよくすくったり、掘ったり、また踏んだりするときの音や、そのさまを表す語。「金貨を—...
ざっく‐ざっく
[副]《「ざくざく」を強めた語》 1 砂利・小石などを勢いよく続けて踏む音を表す語。「参道を—(と)行進する」 2...
ザックス
[1494〜1576]ドイツのマイスタージンガー。本業は靴職人。ユーモアと教訓に富む職匠歌・説話詩・謝肉祭劇などを...
ざっく‐ばらん
[形動]遠慮がなく率直なさま。もったいぶったところがなく、素直に心情を表すさま。「—に言わせてもらう」「—な人柄」
ざっくり
[副](スル) 1 力を込めて一気に切ったり割ったりするさま。大きく切れ目を入れるさま。「キャベツを—(と)切る」...
ざっ‐けん【雑犬】
雑種の犬。
ざっ‐けん【雑件】
こまごまとしたいろいろな事件や用件。「まず—を片付ける」
ざっ‐こ【雑戸】
律令制で、諸官司に属し、主として手工業的な特殊技術をもって奉仕した集団。多くは、課役の一部または全部を免除された。...
ざっ‐こう【雑交】
⇒交雑(こうざつ)
ざっ‐こう【雑考】
系統だっていない、種々の考察や考証。
ざっ‐こく【雑穀】
米・麦以外の穀類の総称。豆やそば・黍(きび)・粟(あわ)など。
ざっ‐こん【雑婚】
⇒乱婚(らんこん)
ざっ‐さい【雑載】
新聞・雑誌などに雑多な細かい記事をのせること。また、その欄。
ざっ‐さん【雑纂】
雑多な記録や文章を集めること。また、そのように編集した書物。
ざっ‐し【雑紙】
雑用紙。また、鼻をかんだりするのに使う下級の紙。鼻紙。ぞうし。
ざっ‐し【雑誌】
1 雑多な事柄を記載した書物。 2 複数の筆者が書き、定期的に刊行される出版物。週刊・月刊・季刊などがある。マガジ...
ざっ‐しき【雑色】
1 「ざっしょく(雑色)」に同じ。 2 「ぞうしき(雑色)」に同じ。「院宣をば文袋に入れて、—が頸(くび)にぞかけ...
ざっしき‐かんとう【雑色官稲】
奈良・平安時代、官舎修理料・公奴婢食料・救急料などにあてるため、諸郡の正倉に分置されていた官稲。雑稲(ざっとう)。
ざっしき‐でん【雑色田】
⇒ぞうしきでん(雑色田)
ざっしふう‐しょせき【雑誌風書籍】
⇒ムック
ざっ‐しゅ【雑修】
仏語。念仏だけでなく、いろいろ行業(ぎょうごう)をまじえて修すること。また、正業である念仏のほかに助業をも兼ね行う...
ざっ‐しゅ【雑酒】
酒税法上、清酒・合成清酒・焼酎(しょうちゅう)・みりん・ビール・果実酒類・ウイスキー類・スピリッツ類・リキュール類...
ざっ‐しゅ【雑種】
1 いろいろな種類のものが入りまじっていること。また、そのもの。 2 品種など系統の異なる雌雄の交配によってできた...
ざっ‐しゅうにゅう【雑収入】
定収入または主な収入以外の収入。
ざっしゅ‐きょうせい【雑種強勢】
一代雑種(F1)が両親よりも大きさ・繁殖力・抵抗性などですぐれていること。畜産や農業で飼育・栽培に利用される。ヘテ...
ざっしゅ‐さいぼう【雑種細胞】
異なった2種の細胞を、人為的に融合させて得た細胞。品種改良や遺伝子治療などに利用される。
ざっしゅ‐だいいちだい【雑種第一代】
⇒一代雑種
ざっしゅ‐ふねんせい【雑種不稔性】
異なる品種・属・種の間での雑種が生殖能力を欠く現象。ラバなどにみられる。
ざっしゅぶんか【雑種文化】
加藤周一による評論。昭和31年(1956)刊。純粋な西洋文化に対し、日本の文化を「伝統を基盤とする雑種文化」と位置...
ざっ‐しょ【雑書】
1 図書分類上、どの部門にも入らない書物。雑本。 2 雑多なことを記載した書物。雑本。 3 江戸時代、相性(あいし...
ざっ‐しょう【雑掌】
1 奈良・平安時代、四度の使(つかい)に随行した諸国の官人。 2 平安時代以降、国衙(こくが)で公文書を扱った役人...