せんまい‐だ【千枚田】
たくさんの小さな棚田が並んだもの。
せんまい‐づけ【千枚漬(け)】
1 塩漬けした聖護院かぶらの薄切りを、昆布・みりん・唐辛子などで漬けた漬物。京都の名産。《季 冬》「うすら氷(ひ)...
せんまい‐どうぐ【千枚道具】
折紙千枚の骨董(こっとう)価値がある道具。刀剣の場合折紙1枚は1両に相当する。千枚物。「此の無疵(きづ)—なり」〈...
せんまい‐どおし【千枚通し】
錐(きり)の一。何枚も重ねた紙を刺し通して穴をあけるのに用いる。
せんまい‐ばり【千枚張り】
1 いく枚も張り重ねていて厚いこと。 2 《「面(つら)の皮千枚張り」の略》非常にあつかましいこと。ずうずうしいこと。
せん‐まけ【先負け】
⇒先負(せんぶ)
せんまつ【千松】
《歌舞伎・浄瑠璃「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」中の乳人(めのと)政岡の子の名で、そのせりふ「侍の子というも...
せん‐まん【千万】
万の千倍。転じて、非常に数の多いこと。
千万人(せんまんにん)と雖(いえど)も吾(われ)往(ゆ)かん
《「孟子」公孫丑上から》良心に恥じるところがなければ、千万人の敵に対しても恐れることなく向かっていこう。
せんまん‐むりょう【千万無量】
限りなく数が多いこと。はかり知れないこと。また、そのさま。せんばんむりょう。「—の思い」
せん‐み【仙味】
世俗を脱した高尚な趣。
せん‐みつ【千三つ】
1 《千のうち本当のことは三つしか言わない意》うそつき。 2 《千に三つくらいしか話がまとまらない意》土地・家屋の...
せん‐みつ【繊密】
[名・形動]細かくくわしいこと。また、そのさま。「—な情景描写」
せん‐みつど【線密度】
ある物理量が線状に分布しているとき、単位長さ当たりのその物理量。ふつう、質量についていう。
せん‐みょう【宣命】
天皇の命令を伝える文書の様式の一。漢文体を用いる詔・勅に対し、宣命書きで記されたもの。
せんみょう‐がき【宣命書(き)】
宣命・祝詞(のりと)などに用いた、漢字による国語の文章表記の形式の一。体言や用言の語幹などは大きく、助詞・助動詞・...
せんみょう‐し【宣命紙】
宣命を書き記す紙。普通は黄麻紙(おうまし)、伊勢神宮に奉るものは縹紙(はなだ)紙、賀茂神社に奉るものは紅紙を用いた。
せんみょう‐たい【宣命体】
宣命書きで記す宣命・祝詞の文体。
せんみょう‐れき【宣明暦】
中国、唐の徐昂(じょこう)が作った太陰太陽暦。中国では822年から71年間、日本では貞観3年(861)から貞享元年...
宣命(せんみょう)を含(ふく)・める
事情をよく言い聞かせて納得させる。因果を含める。
せん‐みん【賤民】
1 身分の低い民。下賤の民。下民。 2 社会的に最下層に置かれて差別された人々。律令制では良民と区別して陵戸・官戸...
せん‐みん【選民】
神に選ばれた、すぐれた民族。特に、ユダヤ民族が旧約聖書によって自らをさしていう語。「—思想」
せん‐む【先務】
まっさきになすべき務め。急務。
せん‐む【専務】
1 もっぱら行うべき務め。また、もっぱらその務めに当たること。「—車掌」 2 「専務取締役」の略。
せんむ‐じゅつ【占夢術】
夢の内容によって運命を予知しようとする呪術。古代から世界各地の民族によって行われた。
せんむ‐とりしまりやく【専務取締役】
会社の取締役のうち、社長を補佐して会社の業務執行に当たる取締役。実業界での名称で、一般に常務取締役の上位に置かれる...
せんむ‐は【戦無派】
第二次大戦後に生まれた、戦争をまったく知らない世代。戦前派・戦中派・戦後派に対していう。
せん‐めい【宣明】
[名](スル)宣言して明らかにすること。「自国の立場を—する」
せん‐めい【船名】
船舶につけた固有の名称。
せん‐めい【誓盟】
誓約。盟約。「新議員及び先輩長老、与(とも)に皆其の—をなし」〈竜渓・経国美談〉
せん‐めい【闡明】
[名](スル)明瞭でなかった道理や意義を明らかにすること。「教義を—する」
せん‐めい【鮮明】
[形動][文][ナリ]あざやかではっきりしているさま。「—な印象」「態度を—にする」「旗幟(きし)—」 [派生]せ...
せん‐めつ【殲滅】
[名](スル)すっかり滅ぼすこと。皆殺しにすること。「敵軍を—する」
センメリング‐てつどう【センメリング鉄道】
《Semmering Railway》⇒ゼメリング鉄道
せん‐めん【洗面】
[名](スル)顔を洗うこと。洗顔。
せん‐めん【扇面】
1 扇の表面。扇の地紙(じがみ)。また、扇形の料紙。 2 扇子。おうぎ。
せんめん‐き【洗面器】
顔を洗うときに湯・水を入れる器。
せんめん‐しゃきょう【扇面写経】
扇形の料紙に金銀泥などで経文を書写したもの。装飾経の一種で、平安末期ごろに盛行。
せんめん‐じょ【洗面所】
1 洗面の設備をした場所。 2 便所のこと。手洗い。
せんめん‐だい【洗面台】
壁面などに取り付けた、洗面用のくぼみのある台。
せんめん‐びょうぶ【扇面屏風】
書画を描いた扇面を装飾のモチーフとした屏風。実際に扇面を貼(は)りつけたもののほか、屏風地に直接描いたものもある。...
せんめん‐ほけきょう【扇面法華経】
平安後期の装飾経。扇面形の料紙の表裏に法華経8巻と開経の無量義経、結経の観普賢経とを書写して10帖としたもの。各紙...
せん‐もう【染毛】
[名](スル)毛髪を染めること。けぞめ。染髪。「白髪を—する」
せん‐もう【旃毛】
毛織物の毛。
せん‐もう【剪毛】
[名](スル) 1 羊などの毛を刈り取ること。 2 毛織物を仕上げる工程で、織物の表面に出たけばを切って織り目をは...
せん‐もう【旋毛】
渦を巻くように生えている毛。つむじげ。
せん‐もう【腺毛】
植物の表皮に生じる毛のような突起物で、特殊な液体を分泌するもの。先端の膨らんだ棍棒(こんぼう)状のものが多い。食虫...
せん‐もう【繊毛】
細胞表面に密生する、きわめて細く短い毛。鼻腔・気管・気管支・卵管などの表面や、原生動物の繊毛虫類の体表にみられ、運...
せん‐もう【譫妄】
外界からの刺激に対する反応が鈍り、錯覚・妄想・麻痺(まひ)などを起こす意識障害。
せん‐もう【線毛】
グラム陰性菌などの細菌の表面に見られる細胞質の突起。菌体の表面に数十から数百本ほどあり、鞭毛より細く短い。細菌の接...