つき‐まいり【月参り】
[名](スル)毎月1回、きまった日に社寺に参詣すること。月もうで。
つきまして‐は【就きましては】
[接]「就いては」の丁寧な言い方。それですから。したがいましては。「—御出席賜りたく」
つき‐ま・ぜる【搗き交ぜる/舂き交ぜる】
[動ザ下一][文]つきま・ず[ザ下二] 1 杵(きね)などでついて、まぜ合わせる。「米に粟を—・ぜた餅」 2 種々...
つき‐またがり【月跨がり】
月をまたいで翌月にかかること。月越し。月またげ。
つき‐またげ【月跨げ】
「月跨(つきまた)がり」に同じ。「逗留シテ—ニナル」〈和英語林集成〉
つき‐まち【月待ち】
陰暦で月の17日・19日・23日などの夜、月の出るのを待って供物を供え、酒宴を催して月を祭ること。特に、正月・5月...
つき‐まつわ・る【付き纏わる】
[動ラ五(四)]そばについて離れようとしない。また、ある気持ちなどがからみついて離れない。まつわりつく。「子供がう...
つき‐まとい【付き纏い】
つきまとうこと。いつもそばに付き従うこと。特に、特定の人物に対して、恋愛感情などが満たされないことによる怨恨のため...
つき‐まと・う【付き纏う】
[動ワ五(ハ四)] 1 離れずに、いつもそばに付き従う。「弟が—・う」「物売りに—・われる」 2 ある事情などが、...
つき‐まわり【月回り】
1 月ごとのまわり番。「—の当番」 2 月ごとにめぐってくる吉凶の運。その月のめぐりあわせ。「今月は—が悪い」
つき‐み【月見】
1 月をながめて楽しむこと。特に陰暦八月十五夜(中秋の名月)、九月十三夜(後(のち)の月)の月を観賞すること。また...
つきみ‐うどん【月見饂飩】
生卵を落としたかけうどん。卵黄を満月に見立てていう。
つきみ‐ぐさ【月見草】
1 オオマツヨイグサの俗称。 2 ハギの別名。
つきみ‐ざけ【月見酒】
月を見ながら飲む酒。《季 秋》「今夜は—としゃれこもう」
つきみざとう【月見座頭】
狂言。大蔵流。中秋の名月の夜、座頭と通りがかりの男とが意気投合し、楽しく酒を酌(く)み交わして別れるが、男に突然い...
つきみず‐づき【月不見月】
《五月雨(さみだれ)のために月がめったに見られないところから》陰暦5月の異称。《季 夏》
つきみ‐そう【月見草】
1 アカバナ科の越年草。高さ約60センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。夏の夕方に白い4弁花を開き、翌朝にしぼ...
つきみ‐そば【月見蕎麦】
生卵を落としたかけそば。卵黄を満月に見立てていう。
つきみ‐だんご【月見団子】
陰暦八月十五夜と九月十三夜のとき、月に供える団子。《季 秋》
月(つき)満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く
《「史記」蔡沢伝から》満月は必ず欠ける。物事は盛りに達すれば必ず衰えはじめるというたとえ。
つきみ‐づき【月見月】
陰暦8月の異称。
つき・む【拒む】
[動マ四]断る。こばむ。「—・みて言ふにこそと思ひて」〈宇治拾遺・一四〉
つき‐め【尽(き)目】
物事が終わり尽きてしまう時。「金(かね)の—」「運の—」
つき‐め【突(き)目/突き眼】
目を突いたために起こる外傷。また、目の角膜の刺し傷から化膿菌(かのうきん)が入って起こる角膜潰瘍(かいよう)のこと。
つき‐もうで【月詣で】
[名](スル)「月参り」に同じ。
月(つき)も朧(おぼろ)に白魚(しらうお)の篝(かがり)もかすむ春(はる)の空(そら)
歌舞伎「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」の、お嬢吉三のせりふの冒頭の一節。しらじらと明けて霞んで...
つき‐もど・す【突(き)戻す】
[動サ五(四)] 1 向かってきたものを、突いて、もときた方向へ押し戻す。つきかえす。「土俵際から—・す」 2 差...
付(つ)きも無(な)・い
1 ふさわしくない。不都合である。 2 ぶっきらぼうである。そっけない。
つき‐もの【付(き)物】
1 その物に付属して用をなす物。また、ある物事と密接な関係をもち、それといつも取り合わせて考えられるもの。墨(すみ...
つき‐もの【付き者】
つきそう人。また、つきまとう人。「—の女郎、はじめのあらましをささやけば」〈浮・諸艶大鑑・四〉
つき‐もの【憑き物】
人に乗り移って、その人に災いをなすと信じられている動物霊や生霊・死霊。物の怪(け)。「—が落ちる」
つき‐や【搗き屋/舂き屋】
1 穀物を精製する小屋。 2 米つきを業とする家。また、その人。
つき‐やく【月役】
1 月経。月のさわり。月のもの。 2 《月小屋の屋根に用いたところから》長さ1間(約1.8メートル)、幅1寸4、5...
つき‐やとい【月雇い】
1 1か月だけの約束で雇うこと。また、その雇われた人。 2 月々の給料を定めて雇うこと。また、その雇われた人。
つき‐やぶ・る【突(き)破る】
[動ラ五(四)] 1 ㋐突いて破る。また、強い力で破る。「ふすまを—・る」 ㋑困難な事態や障害を打開する。「行き詰...
つき‐やま【築山】
庭園などに、石や土を盛ってつくった小山。
つきやま‐どの【築山殿】
[1542〜1579]徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広の娘。今川氏の人質であった家康に嫁して二子をもうけたが、...
つき‐や・る【突き遣る】
[動ラ五(四)]突いて向こうへ押しやる。「『これをその方にお見せ』と云って我が子を—・ると」〈谷崎・少将滋幹の母〉
つき‐ゆき‐はな【月雪花】
「雪月花(せつげっか)」に同じ。
つき‐ゆび【突(き)指】
[名](スル)指先に強く物が当たったりして、指の関節や腱(けん)を痛めること。「キャッチボールで—する」
つき‐ゆみ【槻弓】
槻の木で作った弓。つくゆみ。「梓(あづさ)弓ま弓—年を経てわがせしがごとうるはしみせよ」〈伊勢・二四〉
つき‐よ【月夜】
月のある夜。月光の明るい夜。また、月。月光。つくよ。
つきよ‐がらす【月夜烏】
月夜に浮かれて鳴く烏。また、夜遊びに浮かれ出る人のたとえ。うかれがらす。
つきよ‐たけ【月夜茸】
ツキヨタケ科の毒キノコ。ブナの枯れた幹に多数出る。傘は厚く、半月形に広がり、短い柄がある。上面は滑らかで黄茶色から...
月夜(つきよ)に釜(かま)を抜(ぬ)かれる
明るい月夜に釜を盗まれる。ひどく油断することのたとえ。
月夜(つきよ)に釜(かま)を抜(ぬ)く
⇒月夜に釜を抜かれる
月夜(つきよ)に提灯(ちょうちん)
不必要なこと、むだなことのたとえ。
月夜(つきよ)の蟹(かに)
《月夜には蟹は月光を恐れて餌(えさ)をあさらないので肉がつかないといわれるところから》やせて身のない蟹。転じて、中...
月(つき)よ星(ほし)よと
この上なく愛したりたたえたりすることのたとえ。
つき‐よみ【月夜見/月読み】
「つくよみ」に同じ。