つけ‐うり【漬け瓜/菜瓜】
シロウリなど、漬物にする瓜。また、漬物にした瓜。
つけ‐えり【付(け)襟】
洋服につける、別仕立ての襟。布製のほかビーズやレース、毛皮などでも作る。
つけおき‐あらい【浸け置き洗い】
衣類などを、洗剤や漂白剤を入れた水にしばらくつけておき、汚れをとかし出してから洗うこと。
つけ‐お・く【漬け置く/浸け置く】
[動カ五(四)]水などの中に、しばらく入れた状態にする。ひたしておく。「洗濯物を—・く」「肉を味噌に—・く」
つけ‐おち【付(け)落ち】
帳簿・伝票などで、記載すべき事柄が脱落していること。つけおとし。
つけ‐おとし【付(け)落(と)し】
「付け落ち」に同じ。
つけ‐おび【付(け)帯】
1 お太鼓と胴の部分とを別々に仕立てた女帯。大正の末ごろ簡単に締められるように考案された。文化帯。軽装帯。結び帯。...
つけ‐か・える【付(け)替える】
[動ア下一][文]つけか・ふ[ハ下二]以前のものにかえて別のものをつける。「蛍光灯に—・える」「値札を—・える」
つけ‐かけ【付(け)掛け】
帳面や書き付けなどに、実際の支払い金額や品数よりも多く記入すること。
つけ‐かもい【付け鴨居】
塗り壁に鴨居と同じくらいの高さに取り付けた装飾的な横材。
つけ‐がな【付(け)仮名】
「振り仮名」に同じ。
つけ‐がね【付(け)金】
1 装飾のためにつける金具。 2 祝い事などのときに、あいさつ代わりに贈る金銭。「相応の—して子のなき方へ養子に遣...
つけ‐がね【付け鉄漿】
お歯黒(はぐろ)をいう女房詞。
付(つ)けが回(まわ)って◦来(く)る
⇒付けが回る
付(つ)けが回(まわ)・る
《あとから請求書がまわってきて支払いをさせられる意から》よくないことを行ったり、無理を通したりした当座は何もなくて...
つけ‐がみ【付(け)紙】
1 書籍や文書中、必要なところや不審なところに目じるしとしてつける紙。不審紙(ふしんがみ)。付箋(ふせん)。さげが...
つけ‐がみ【付(け)髪】
1 毛髪を補うために仮につけそえた髪。そえがみ。 2 髪を結うときに、余分に入れる髪。入れ毛。
つけがみ‐だい【付(け)紙台】
近世、金銀を人に贈るときに用いた台。「黄金一枚」などと書いた包み紙をはりつけ、金銀は別に包んで贈る。付け台。
つけ‐がろう【付家老】
江戸時代、幕府から親藩に、または大名の本家から分家に、監督や補佐としてつけておいた家老。付け人家老。付け人。
つけ‐ぎ【付(け)木】
1 檜(ひのき)・松・杉などの薄い木片の先に硫黄を塗りつけたもの。火を他へ移すときに使う。いおう木。火つけ木。 2...
つけぎ‐つき【付け木突き】
付け木1を作ること。また、その職人。「—にぎりこぶしは残すなり」〈柳多留・二一〉
つけ‐く【付句】
連歌・俳諧の付合(つけあい)で、前句に付ける句。
つけ‐くわ・える【付(け)加える】
[動ア下一][文]つけくは・ふ[ハ下二]すでにあるものに、さらに別のものを添える。つけたす。補足する。「説明を—・える」
つけ‐くわわ・る【付(け)加わる】
[動ラ五(四)]すでにあるものに、さらに別のものが加えられる。「定価に消費税が—・る」「貫禄が—・る」
つけ‐ぐすり【付(け)薬】
患部の上に塗ったりはったりする薬。膏薬(こうやく)の類。
つけ‐げいき【付(け)景気】
実際はそうでないのに、景気がいいように見せかけること。から景気。「—の言葉が段々出なくなって来た」〈漱石・行人〉
つけ‐げんき【付(け)元気】
実際はそうでないのに、いかにも元気らしく振る舞うこと。から元気。「仮令一時の—にもせよ」〈里見弴・安城家の兄弟〉
つけ‐こ【付(け)子】
鳴き声のよいウグイス・ホオジロなどのそばに同類の鳥をつけ、その音色(ねいろ)を習わせること。また、そのつけておく鳥...
つけ‐こみ【付(け)込み】
1 つけこむこと。相手の油断をつくこと。 2 「付け込み帳」の略。 3 座敷などを予約すること。「—にまはる太鼓持...
つけこみ‐ちょう【付(け)込み帳】
仕訳(しわけ)しないで、種々の事項をその発生順に記入しておく帳簿。当座帳。
つけ‐こ・む【付(け)込む】
[動マ五(四)] 1 相手の弱点やすきに乗じて事を行う。機会を抜け目なく利用して自分が有利になるようにする。つけい...
つけ‐こ・む【漬(け)込む】
[動マ五(四)]野菜などを漬物にする。また、よくつかるようにする。「大根を—・む」
つけ‐ごえ【付(け)声】
1 他の人の声に合わせて、言ったり歌ったりすること。また、その声。つけこわいろ。 2 本人のそばにいて、その人の代...
つけ‐さげ【付(け)下げ】
和服で、袖・身頃(みごろ)・衽(おくみ)・襟などの模様が全部上向きになるように配置されているもの。訪問着がわりに着...
つけ‐ざかな【漬(け)魚】
生魚の切り身を酒粕・味噌などに漬けた食品。焼いて食べる。つけうお。
つけ‐ざし【付(け)差し】
自分が口をつけたキセルや杯などを、そのまま人に差し出すこと。親愛の気持ちを表すしぐさ。
つけ‐し【付師】
歌舞伎で、下座音楽の選曲・作曲をする人。ふつう長唄の三味線弾きから出る。また、付け帳を作成する狂言作者をいう。
つけ‐しゅうげん【付祝言】
能で、1日の番組の最後に、囃子(はやし)なしで地謡(じうたい)が謡う短い謡。切能(きりのう)が祝言能のときには行わ...
つけ‐しょいん【付書院】
床の間わきの縁側に張り出した棚で、下を地袋などとし、前に明かり障子を立てたもの。出書院。出(いだ)し文机(ふづくえ...
つけ‐じろ【付(け)城】
《「つけしろ」とも》 1 出城(でじろ)。 2 敵城を攻めるとき、それに相対して築く城。向かい城。
つけ‐じょう【付(け)状】
1 添え状。 2 貴人に書状を送る際、直接に差し出すのをはばかって、そのそばに仕える人をあて名としたもの。
つけ‐じら【付けじら】
和服の晴れ着の染め模様を、紙型を用いて染めたもの。→描(か)きじら
つけ‐じる【付(け)汁】
そば・うどん・てんぷらなどをつけて食べる汁。たれ。つゆ。
つけ‐ずまい【付け争ひ】
《「つけすまい」とも》馬が人や荷物などをのせるのを嫌って暴れること。「この馬にはかに—をして、騰(あが)っつ跳(を...
つけ‐そ・える【付(け)添える】
[動ア下一][文]つけそ・ふ[ハ下二]つけくわえる。つけたす。「贈り物にカードを—・える」
つけ‐たし【付(け)足し】
つけたすこと。また、そのもの。つけたり。「—の説明」
つけ‐た・す【付(け)足す】
[動サ五(四)]すでにあるものに、さらにくわえる。つけくわえる。追加する。「もう一品—・す」
つけ‐たて【付(け)立て】
1 つけたばかりであること。 2 帳面にしるしをつけること。 3 歌舞伎で、初日前に、上演に必要な衣装・小道具・鳴...
つけ‐たり【付けたり】
《動詞「つ(付)く」の連用形+完了の助動詞「たり」から》 1 本来のものにつけ加えられただけの、重要でないもの。添...
つけ‐だい【付(け)台】
1 すし屋で、握ったすしを置く、客の前にある台。 2 「付け紙台」に同じ。