とおし【通し】
1 はじめから終わりまで切れ目なく続いていること。また、切れ目がなく、一続きになっていること。「閉店まで—で働く」...
とおし【簁】
竹または銅線で目を粗く編んだ大形の篩(ふるい)。千石簁(せんごくどおし)。
とおし‐うま【通し馬】
途中で馬を乗り換えずに目的地まで同じ馬で直行すること。また、その馬。
とおし‐うら【通し裏】
着物の肩から裾までの裏地に全部同じ布を用いたもの。
とおし‐かご【通し駕籠】
途中で駕籠の乗り継ぎをせずに目的地まで直行すること。また、その駕籠。
とおし‐がも【通し鴨】
夏になっても北へ飛び立たないで残っている鴨。《季 夏》「暮らすには一人がましか—/一茶」
とおし‐がら【通し柄】
女帯の柄の一。丈(たけ)全体に模様があるもの。
とおし‐ぎっぷ【通し切符】
1 出発地から目的地まで、異なる路線や異なる交通機関を通して使用することのできる切符。 2 催し物などで、数回また...
とおし‐きょうげん【通し狂言】
歌舞伎などで、一つの狂言を序幕から大切(おおぎり)まで全幕、またはそれに近い場割りで通して上演すること。また、その狂言。
とおし‐ぎり【通し錐】
「壺錐(つぼぎり)」に同じ。
とおし‐げいこ【通し稽古】
演劇・オペラ・バレエなどで、途中で中断することなく、本番どおりに行うけいこ。通常、衣装を着けて行う。ドレスリハーサ...
とおし‐けん【通し券】
「通し切符」に同じ。
とおし‐だな【通し棚】
⇒通り棚
とおし‐ちがいだな【通し違い棚】
⇒通り違い棚
とおし‐ばしら【通し柱】
木造建築で、土台から軒桁(のきげた)まで通した継ぎ目のない柱。→管柱(くだばしら)
とおし‐ばんごう【通し番号】
対象全部に対し、初めから終わりまで一続きにつける番号。
とおし‐びきゃく【通し飛脚】
江戸時代、途中で人を替えずに、目的地まで一人で行く飛脚。
とおし‐ボルト【通しボルト】
貫通している通り穴に、ナットとともに用いる、最も一般的なボルト。
とおし‐や【通し矢】
1 遠くの的を矢で射通すこと。また、その矢。 2 平安末期、京都の三十三間堂で始められた弓術。三十三間堂裏側広縁の...
とお‐しろ・し
[形ク] 1 大きく堂々たる様子である。雄大である。「天ざかる鄙(ひな)にしあれば山高み川—・し」〈万・四〇一一〉...