とき‐の【時の】
[連語]話題となっている、その時の。その当時の。「—首相」
とき‐の‐アセスメント【時のアセスメント】
⇒公共事業再評価制度
ときのうしお【時の潮】
高井有一の長編小説。昭和初期に生まれた主人公が、昭和天皇崩御後に昭和の時代を振りかえる回顧録。平成14年(2002...
とき‐の‐うじがみ【時の氏神】
ちょうどよい時に出てきて仲裁する人。その時に際してありがたい人。
ときのうつろい【時の移ろい】
《原題、(ラテン)Tempora mutantur》ハイドンの交響曲第64番イ長調の通称。1773年頃の作曲。通称...
とき‐の‐うん【時の運】
その時々の運・不運のめぐりあわせ。「合格、不合格は—」
ときのおどり【時の踊り】
《原題、(イタリア)Danza delle ore》ポンキエッリのオペラ「ラ‐ジョコンダ」の第3幕第2場の管弦楽曲...
とき‐の‐かね【時の鐘】
時刻を知らせるために打つ鐘。また、その鐘の音。ときがね。
ときのかんかく【時の感覚】
《原題、(イタリア)Sentimento del Tempo》イタリアの詩人、ウンガレッティの詩集。初版は1933...
とき‐の‐きざみ【時の刻み】
「漏刻(ろうこく)」に同じ。
とき‐の‐きねんび【時の記念日】
6月10日。時間への認識を新たにするため設けられた記念日。天智天皇10年(671)のこの日に水時計が初めて作られた...
とき‐の‐くい【時の杙】
時の簡(ふだ)を支えるための杙。「—さす音など、いみじうをかし」〈枕・二九〇〉
とき‐の‐こえ【鬨の声】
士気を鼓舞(こぶ)するために、多数の人が一緒に叫ぶ声。「軍勢が—を上げる」→鬨1
とき‐の‐そう【時の奏】
昔、宮中で時刻を奏上したこと。亥(い)の初刻から寅(とら)の刻の終わりまで、官人が一刻ごとに奏した。→時の簡(ふだ)
とき‐の‐たいこ【時の太鼓】
時刻を知らせるために打ち鳴らす太鼓。ときだいこ。
ときのたびびと【時空の旅人】
眉村卓のSF冒険小説。「とらえられたスクールバス」のタイトルで、昭和56年(1981)から昭和58年(1983)に...
時(とき)の代官(だいかん)、日(ひ)の奉行(ぶぎょう)
世の中をうまく渡っていくには、その時々の権勢ある者に従っているのがよいということのたとえ。
とき‐の‐ちょうし【時の調子】
雅楽で、その季節にふさわしい音楽の調子。春は双調、夏は黄鐘(おうしき)調、秋は平調、冬は盤渉(ばんしき)調などとさ...
とき‐の‐はな【時の花】
その時節に咲く花。その時節にふさわしい花。「—いやめづらしもかくしこそ見(め)し明(あき)らめめ秋立つごとに」〈万...
時(とき)の花(はな)をかざ・す
時節の花を挿頭(かざし)にすることから、時勢にあって繁栄する。
とき‐の‐ひと【時の人】
1 世間で話題になっている人。「—としてマスコミに取り上げられる」 2 時を得て栄えている人。時めいている人。「—...
とき‐の‐ふだ【時の簡】
平安時代、宮中の清涼殿の殿上(てんじょう)の間(ま)の小庭に立てて、時刻を示した札。時刻ごとに雑事に当たる内豎(な...
とき‐の‐ま【時の間】
ほんの少しのあいだ。つかのま。「—の出会い」
とき‐の‐もの【時の物】
その時節にふさわしい物。「—を食卓にのせる」
時(とき)の用(よう)には鼻(はな)をも削(そ)ぐ
急を要する大事な場合には鼻を切り落とすような手段でもとったほうがよい。危急の際には手段を選ばぬことのたとえ。時の用...