にんげん‐かんけい【人間関係】
集団や組織内における人と人との関係。特に成員相互の間の心理的関係をいう。ヒューマンリレーションズ。
にんげん‐がく【人間学】
人間の本質を哲学的に研究する学問。神や宇宙に対する人間の関係あるいは身体や精神の在り方など、人間に関する考察は古く...
にんげんがくてき‐しょうめい【人間学的証明】
《(フランス)preuve anthropologique》デカルトによる神の存在証明の一。人間は自分が不完全であ...
にんげんがた‐ロボット【人間型ロボット】
⇒人型ロボット
にんげん‐きかいろん【人間機械論】
《(フランス)homme-machine》人間のあらゆる機能は物理的に分析できるとし、人間は一種の機械であるとする...
にんげんきげき【人間喜劇】
《原題、(フランス)La Comédie humaine》バルザックが自作の小説九十数編に付けた総題。風俗的研究・...
にんげんきょう【人間経】
吉井勇の歌集。昭和9年(1934)刊行。
にんげん‐ぎょらい【人間魚雷】
人間が乗って操縦する魚雷。第二次大戦中にイタリアが使用したものは爆発前に人間が脱出するものであったが、旧日本海軍の...
にんげん‐ぎらい【人間嫌い】
世間の人とつきあうのを嫌うこと。また、その人。 [補説]戯曲名別項。→人間嫌い
にんげんぎらい【人間嫌い】
《原題、(フランス)Le Misanthrope》モリエールの戯曲。5幕。1666年初演。上流社会の不義・不正や虚...
にんげん‐くさ・い【人間臭い】
[形][文]にんげんくさ・し[ク] 1 人間の体臭のようなにおいがする。「—・いにおいがするぞ」 2 人間らしさが...
にんげん‐げんり【人間原理】
宇宙論で、宇宙がどのように誕生し、どのような物理法則で成り立っているのかという問いかけに対し、人間の存在に理由を求...
にんげん‐こうがく【人間工学】
生理学・心理学・生産工学などの諸分野を総合的に研究し、人間の身体・能力にあわせて機械・設備を設計しようとする学問。...
にんげん‐こくほう【人間国宝】
重要無形文化財保持者のこと。→無形文化財
にんげんこのげきてきなるもの【人間・この劇的なるもの】
福田恆存による芸術論。昭和31年(1956)刊行。
にんげんしっかく【人間失格】
太宰治の小説。昭和23年(1948)発表。人間の生活の営みに適応できずに破滅していく主人公を、作者自身の体験と生涯...
にんげん‐せい【人間性】
人間特有の本性。人間として生まれつきそなえている性質。人間らしさ。「—にもとる行為」「—を疑う」
にんげんそうごうかがく‐だいがく【人間総合科学大学】
さいたま市にある私立大学。通信制の大学として、平成12年(2000)に開学した。
にんげん‐ぞう【人間像】
性格・容貌・行動・思想などのすべてを含めたその人の姿。「社会に期待される—」
にんげん‐てき【人間的】
[形動] 1 人間としての性格・行動などに関するさま。「—な欠陥」 2 人間らしい性質・感情などがあるさま。「—な...
にんげん‐どう【人間道】
1 人間として行うべき道徳。人道(じんどう)。 2 仏語。六道の一。人界(にんがい)。人道(にんどう)。
にんげん‐ドック【人間ドック】
健康状態を総合的に精密検査するための短期間の入院。船体点検のドック入りになぞらえたもの。
にんげん‐なみ【人間並(み)】
[名・形動] 1 世間一般の人と同じような程度であること。また、そのさま。ひとなみ。「—の暮らし」 2 人間でない...
にんげん‐の‐あんぜんほしょう【人間の安全保障】
国家全体ではなく個々の人間に着目し、紛争・テロなどの恐怖や貧困などの欠乏から人々を解放し、自立するための能力を強化...
にんげんのいとなみ【人間のいとなみ】
青野聡の長編小説。昭和61年(1986)から昭和62年(1987)にかけて「海燕」に連載。同年刊行。昭和63年(1...
にんげんのうた【人間の歌】
堀口大学の第5詩集。昭和22年(1947)刊行。
にんげんのうんめい【人間の運命】
芹沢光治良による自伝的長編小説。3部14巻からなり、昭和37年(1962)から昭和43年(1968)にかけて刊行。...
にんげんのかべ【人間の壁】
石川達三の長編小説。昭和32年(1957)に佐賀県で起こった佐賀県教職員組合によるストライキ「佐教組事件」を題材と...
にんげんのきずな【人間の絆】
《原題Of Human Bondage》モームによる自伝的長編小説。1915年発表。1934年、ジョン=クロムウェ...
にんげん‐の‐くさり【人間の鎖】
示威運動の一。抗議や要求のために、参加者が手をつないで施設や敷地を取り囲んだり、二つの地点をつないだりする行為。人...
にんげんのこうふく【人間の幸福】
宮本輝の長編小説。平成6年(1994)5月から平成7年(1995)1月にかけて、「産経新聞」に連載。
にんげんのしょうめい【人間の証明】
森村誠一の長編推理小説。棟居刑事シリーズの第1作目。「野性時代」誌の昭和50年(1975)2月号から10月号にかけ...
にんげんのじょうけん【人間の条件】
《原題、(フランス)La Condition humaine》マルローの長編小説。1933年刊。1927年の上海ク...
にんげんのそびょう【人間の素描】
《原題、(フランス)Esquisses de l'homme》⇒人間論
にんげん‐の‐たて【人間の盾】
《Human Shieldの訳語》戦争や紛争において、敵が攻撃目標とする施設の内部や周囲に民間人を配置するなどして...
人間(にんげん)は万物(ばんぶつ)の尺度(しゃくど)である
古代ギリシャの哲学者プロタゴラスの言葉。個々の人間の知覚こそ、真理の基準であり、絶対的な真理は存在しないの意とされる。
にんげん‐ばくだん【人間爆弾】
人間を使った爆弾。爆発物を体に取り付ける、体内に埋め込むなどの方法がある。テロリストが自らの意志で行うほか、爆発物...
にんげん‐ばなれ【人間離れ】
[名](スル)性質・能力などが普通の人とかけ離れていること。「—した仙人のような生活」
にんげんばんざい【人間万歳】
武者小路実篤による戯曲。「中央公論」誌の大正11年(1922)9月号に掲載。大正14年(1925)、帝国劇場で文芸...
人間(にんげん)万事(ばんじ)塞翁(さいおう)が馬(うま)
⇒塞翁(さいおう)が馬
にんげんばんじさいおうがひのえうま【人間万事塞翁が丙午】
青島幸男の小説。東京日本橋の仕出し弁当屋を舞台にした作品。主人公ハナは著者の母親がモデル。昭和56年(1981)刊...
にんげん‐ピラミッド【人間ピラミッド】
組み体操の一。複数の人が立体的に組んで、ピラミッドの形を作るもの。
にんげんぶんかけんきゅう‐きこう【人間文化研究機構】
人間の文化活動ならびに人間と社会および自然との関係に関する学術研究の進展に寄与するために設置された大学共同利用機関...
にんげん‐み【人間味】
人間としての豊かな情緒。また、人間らしい思いやりや、やさしさ。人情味。「—にあふれた人」
にんげん‐もよう【人間模様】
複雑にからみ合う人間関係を、織物が織り成す模様にたとえた語。
にんげん‐らし・い【人間らしい】
[形]人間としてふさわしい。また、人間味がある。「—・い生活」
にんげんろん【人間論】
《原題An Essay on Man》ポープの詩作品。1733年から1734年にかけて発表。書簡形式で書かれた啓蒙...
にんげん‐わざ【人間業】
人間の能力でなしうること。「—とは思えない」
にんこう‐てんのう【仁孝天皇】
[1800〜1846]第120代天皇。在位1817〜1846。光格天皇の第6皇子。名は恵仁(あやひと)。父天皇の遺...
にん‐ごく【任国】
《「にんこく」とも》 1 大使・公使・領事として赴任する国。 2 国司として任命された国。「我が—にゐて行きて」〈...