のじ‐ぎく【野路菊】
キク科の多年草。近畿地方以西の海岸付近に自生。高さ60〜90センチ。葉は三〜五つに裂けていて、裏面に灰白色の毛があ...
の‐じこ【野路子/野鵐】
ホオジロ科の鳥。全長14センチくらい。背は褐色、腹は緑黄色。日本特産で、草原や低木林でみられ、冬は暖地へ移動する。...
の‐じし【野猪】
イノシシの別名。
の‐じしゃ【野萵苣】
⇒のぢしゃ
のじ‐の‐たまがわ【野路の玉川】
六(む)玉川の一。滋賀県草津市野路町にあった小川。萩の名所。[歌枕]「明日もこむ—萩こえて色なる波に月やどりけり」...
のじま‐が‐さき【野島が崎】
兵庫県淡路市北部にある岬。[歌枕]「近江路の—の浜風に妹(いも)が結びし紐(ひも)ふきかへす」〈玉葉集・旅〉
のじま‐ざき【野島崎】
千葉県、房総半島南端の岬。明治2年(1869)設置の野島埼(のじまさき)灯台は国の登録有形文化財。
のじま‐だんそう【野島断層】
兵庫県淡路市にある断層。平成7年(1995)1月17日に発生した兵庫県南部地震により、淡路島北西岸沿いに約10キロ...
のじま‐やすぞう【野島康三】
[1889〜1964]写真家。埼玉の生まれ。昭和7年(1932)木村伊兵衛らと写真雑誌「光画」を創刊。新興写真運動...
の‐じめ【野締め】
1 野外で、捕らえた鳥などをその場で殺すこと。 2 川や海で捕った魚を、鮮度を保つためにその場ですぐ殺すこと。→活...
の‐じゅく【野宿】
[名](スル)野外で寝泊まりすること。露宿。「山中で—する」
ノジュール
《小さな塊の意》堆積岩中の珪酸や炭酸塩が化石や砂粒を核として、化学的な凝集を受けて形成された塊。まわりの母岩より固...
のじり‐こ【野尻湖】
長野県北部、信濃町にある湖。斑尾(まだらお)山による堰(せ)き止め湖。面積4.4平方キロメートル。湖畔に外国人別荘...
の‐じろ【野白】
密集していた人が、地面が見えるほどにまばらになること。「—になったる敵兵共追っ詰め」〈浄・先代萩〉
の‐じん【野陣】
野に設けた陣営。野営。露営。
ノス
《network operating system》コンピューターネットワークの管理に特化したオペレーティングシス...
の・す【伸す】
[動サ五(四)] 1 ㋐伸びる。伸びひろがる。「枝葉が四方へ—・す」 ㋑他をおさえて地位などがあがる。勢力などが発...
の・す【乗す/載す】
[動サ下二]「のせる」の文語形。
のす
[接尾]接尾語「なす」の上代東国方言。…ように。「利根川の川瀬も知らず直(ただ)渡り波に逢ふ—逢へる君かも」〈万・...
の‐すじ【野筋】
1 野の道筋を模して庭に設けた道。 2 几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)の幅(の)ごとに中央に垂らす、装飾を兼ね...
ノスタルジア
異郷にいて、故郷を懐かしむ気持ち。また、過ぎ去った時代を懐かしむ気持ち。郷愁。ノスタルジー。「—をおぼえる」
ぼうきょう【望郷】
池谷信三郎の小説。大正14年(1925)発表。自身のドイツ留学の体験を描き、「時事新報」の懸賞小説に当選、同紙に連...
ノスタルジック
[形動]郷愁を感じるさま。また、感じさせるさま。「—な町並み」
ノスタルジー
⇒ノスタルジア
ノストラダムス
[1503〜1566]フランスの医師・占星術師。1555年に著した占星術に基づく長大な予言詩「諸世紀」によって名声...
の‐すり【鵟】
タカ科の鳥。全長52センチくらい。上面は褐色でトビに似るが、尾羽は広げると扇形で切れ込みがない。ネズミ・カエル・小...
の‐ずえ【野末】
野のはずれ。野のはて。
の‐ずもう【野相撲】
「草相撲」に同じ。
ノズル
流体を高速で噴出させるため、先端を細くした筒状の装置。蒸気タービン・燃料噴射器・ペルトン水車やホースの口などに使用。
のせ‐か・ける【乗せ掛ける/載せ掛ける】
[動カ下一][文]のせか・く[カ下二] 1 のせはじめる。のせようとする。「体重を—・けて途中でやめる」 2 計略...
のせ‐ごと【乗せ事/載せ事】
人をだまして計略にかけること。「かれは—よ、これはそだてなるよ」〈色道大鏡・五〉
ノセボ‐こうか【ノセボ効果】
⇒反偽薬効果
のせ‐みょうけん【能勢妙見】
大阪府豊能(とよの)郡能勢町妙見山山頂にある仏堂。長元年間(1028〜1037)能勢頼国の開創と伝え、慶長10年(...
のせ‐もの【載せ物】
寄席で、通例の番組のほかに、臨時に出し物を加えること。また、その出し物。
の・せる【乗せる/載せる】
[動サ下一][文]の・す[サ下二] 1 物の上に置く。「荷物を網棚に—・せる」「子供をひざに—・せてあやす」 2 ...
の‐ぜり【野芹】
1 野生のセリ。 2 ノダケの別名。
の‐そだち【野育ち】
行儀や作法などのしつけをされずに、放任されて育つこと。また、そのような人。
のそ‐のそ
[副](スル)ゆっくりと歩くさま。また、動作が鈍くてきびきびしていないさま。「—(と)現れる」「—(と)してないで...
のそり
[副]動作が鈍くて遅いさま。のっそり。のそっと。「物陰から大きな犬が—と出てくる」
のぞか・す【覗かす/覘かす】
[動サ五(四)]「のぞかせる」に同じ。「白い歯を—・して笑う」 [動サ下二]「のぞかせる」の文語形。
のぞか・せる【覗かせる/覘かせる】
[動サ下一][文]のぞか・す[サ下二] 1 物の一部分が外から見えるようにする。ちょっと現し出す。「袖口からシャツ...
のぞき【覗き/覘き】
1 のぞくこと。また、のぞく人。 2 「覗き絡繰り」の略。
のぞき‐あな【覗き穴】
のぞいて見るための穴。
のぞき‐いろ【覗き色】
《藍瓶(あいがめ)にちょっと浸けた意》染物の用語で、きわめて淡い藍色。瓶覗(かめのぞ)き。
のぞき‐からくり【覗き絡繰り/覗き機関】
大きな箱の中に数枚の絵を入れておき、この絵を順次にひもによって転換させ、箱の前方の眼鏡からのぞかせる装置。覗き眼鏡...
のぞき‐がき【覗き垣】
葭(よし)または萩(はぎ)を用いて編み、中央の部分にすかしを設けた垣。
のぞきこへいじ【覘き小平次】
京極夏彦の長編小説。平成14年(2002)刊。「江戸怪談」シリーズの第2作で、山東京伝の読本(よみほん)「復讐奇談...
のぞき‐こ・む【覗き込む】
[動マ五(四)]顔を近づけたり首をつき出したりして、中をのぞく。「滝壺(たきつぼ)を—・む」
のぞき‐しゅみ【覗き趣味】
他人の私生活や秘密などをひそかにのぞいたりするのを楽しみとすること。
のぞき‐だか【除き高】
江戸時代、村高のうちで年貢・諸役の一部または全部の負担を免除された高。寺社境内などが対象となった。