のぞき‐づり【覗き釣(り)】
箱眼鏡(はこめがね)で水中をのぞきながら、釣り竿で魚を引っ掛けて釣る漁法。
のぞき‐まど【覗き窓】
外部あるいは内部の様子をのぞいて見るために設けた小窓。物見窓。
のぞき‐み【覗き見】
[名](スル)こっそりとのぞいて見ること。「戸のすき間から—する」
のぞきみぼうし‐フィルター【覗き見防止フィルター】
⇒プライバシーフィルター
のぞき‐み・る【覗き見る】
[動マ上一][文][マ上一]小さな穴などから見る。また、こっそり見る。「万華鏡を—・る」「戸の陰から—・る」
のぞき‐めがね【覗き眼鏡】
1 「覗き絡繰(からく)り」に同じ。 2 「箱眼鏡(はこめがね)」に同じ。
のぞ・く【除く】
[動カ五(四)] 1 取ってなくする。取りのける。除去する。「障害を—・く」「不良品を—・く」「花壇の雑草を—・く...
のぞ・く【覗く/覘く/窺く/臨く】
[動カ五(四)] 1 物陰やすきま、小さな穴などから見る。「鍵穴から—・く」「部屋を—・く」 2 装置を用いて物体...
のぞくひと【覗く人】
《原題、(フランス)Le Voyeur》ロブ=グリエの小説。1955年刊。同年の批評家賞を受賞。
のぞ・ける【覗ける】
[動カ下一] 1 一部分が他から見られる。一部分が現れる。「太い首から—・けるあたりが真白に脂ぎっている」〈康成・...
のぞこ・る【除こる】
[動ラ四]除かれて消え失せる。のぞかれる。「障(さはり)—・り罪消えて、人天浄土(にんでんじゃうど)に生まれ」〈沙...
のぞまし・い【望ましい】
[形][文]のぞま・し[シク]《動詞「のぞ(望)む」の形容詞化》そうあってほしい。願わしい。「全員参加が—・い」 ...
のぞみ
東海道・山陽新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。平成4年(1992)に東海道新幹線で、翌年に山陽新幹線でも運...
のぞみ【望み】
1 そうなればよい、そうしたいと思うこと。願い。希望。「—が大きい」「長年の—がかなう」 2 望ましい結果を得る可...
のぞみ‐うす【望み薄】
[名・形動]そうなる見込みのほとんどないこと。また、そのさま。「本会期中の成立は—だ」「—な目標額」
のぞみ‐しだい【望み次第】
望みにまかせること。望みのまま。「何でも君の—だ」
のぞみ‐どおり【望み通り】
そうしたい、そうありたいと願うとおり。「—に就職できた」
のぞみなきにあらず【望みなきに非ず】
石川達三の小説。「読売新聞」に連載されたのち、昭和22年(1947)に刊行。元海軍軍人の主人公が、戦後の社会への適...
望(のぞ)みを託(たく)・す
希望をかける。「彼の度胸のよさに—・す」
のぞ・む【望む】
[動マ五(四)]《「臨む」と同語源》 1 はるかに隔てて見る。遠くを眺めやる。「富士を—・む展望台」 2 ㋐物事が...
のぞ・む【臨む】
[動マ五(四)]《「望む」と同語源》 1 風景・場所などを目の前にする。向かい対する。面する。「海に—・んだ部屋」...
望(のぞ)む所(ところ)
1 そうなってほしいと思うこと。ひそかに期待していること。「世界の平和は誰もが—であろう」 2 転じて、相手の挑戦...
のぞむらく‐は【望むらくは】
[連語]《「恐らくは」などの類推から、動詞「望む」に接尾語「らく」と係助詞「は」の付いたもの》望むことは。願わくは...
のぞり‐こ【野反湖】
群馬県西北部、三国山脈中にある人造湖。古くからあった自然湖の野反池を利用し、昭和31年(1956)発電用の野反ダム...
のたうち‐まわ・る
[動ラ五(四)]苦しみもがいてころげまわる。「激痛に—・る」
のた‐う・つ
[動タ五(四)]《「ぬたうつ」の音変化》苦しみもがく。苦痛でころげまわる。「不意の胃痛に—・つ」
のた‐く・る
[動ラ五(四)] 1 からだをくねらせてはう。うねって動く。「みみずが—・る」 2 文字などを乱暴に書く。「ノート...
のたば‐く【宣ばく】
《「のたぶ」のク語法》「のたまわく」に同じ。「白ひげの上ゆ涙垂り嘆き—」〈万・四四〇八〉
のた・ぶ【宣ぶ】
[動バ四]《動詞「の(宣)る」に「た(賜)ぶ」の付いた「のりたぶ」の音変化》「言う」の尊敬語。おっしゃる。「雨は降...
のたま・う【宣ふ/曰ふ】
[動ハ四]《動詞「の(宣)る」に「たま(給)う」の付いた「のりたまう」の音変化で、本来は、上位が下位に告げ知らせる...
のたまく【宣く】
《「のたまわく」の音変化。論語の訓読「子、のたまわく」から。近世江戸語》 1 言われること。おっしゃること。「すで...
のたまわ‐く【宣はく/曰はく】
《動詞「のたまう」のク語法》おっしゃること。おっしゃるには。のたばく。「子(し)—」「高祖—」〈平家・三〉
のたまわ・す【宣はす/曰はす】
[動サ下二]《動詞「のたま(宣)う」+尊敬の助動詞「す」から》「言う」の尊敬語。「のたまう」より敬意が強い。おおせ...
の‐ため【篦撓め】
《「のだめ」とも》矢竹のそりをためなおすこと。また、そのための道具。「金磁頭(かなじどう)二つ—に取り添へて」〈太...
のため‐がた【篦撓め形】
《「のため」が斜めに溝を彫ったものであるところから》 1 ななめ。すじかい。「河中より—におしなされて」〈平家・九...
のたも・う【宣ふ/曰ふ】
[動ハ四]⇒のたまう
のたり
[副]ゆったりとしているさま。ゆっくりと動くさま。「刀豆(なたまめ)や—と下がる花まじり」〈太祇句選〉
のたり‐のたり
[副]ゆるやかにのんびり動くさま。「—と怠けた浪の音が」〈風葉・恋ざめ〉
のた・る
[動ラ五(四)]這(は)う。這っていく。「堂社の縁の下、石材(いし)や材木と一所に—・っている宿なし同然な身の上だ...
のたれ‐じに【野垂れ死に】
[名](スル)《「のたれ」は「のたる」の連用形から。「野垂れ」は当て字》道ばたなどに倒れて看護もされずそのまま死ぬ...
のたれ‐し・ぬ【野垂れ死ぬ】
[動ナ五][文][ナ四・ナ変]《「のたれじぬ」とも》道ばたなどに倒れ、そのまま死ぬ。また、それに似たみじめな死に方...
のたれ‐ば【湾刃】
日本刀の刃文の一。波のうねるような曲線のもの。のたれ。
の‐だ【野田】
野の中にある田。
のだ【野田】
千葉県北西部の市。利根川と江戸川に挟まれる台地にあり、江戸時代以来の醤油の産地。人口15.5万(2010)。
のだ【野田】
ロシア連邦の町チェーホフの、日本領時代の名称。
のだ【野田】
姓氏の一。 [補説]「野田」姓の人物野田誠三(のだせいぞう)野田佳彦(のだよしひこ)
の◦だ
[連語]《準体助詞「の」+断定の助動詞「だ」》 1 理由や根拠を強調した断定の意を表す。「赤信号を無視して走るから...
の‐だいこ【野太鼓/野幇間】
素人(しろうと)の太鼓持ち。転じて、芸がなく、座をとりもつだけの太鼓持ち。
の‐だいこん【野大根】
野生化している大根。のだいこ。
の‐だか【野高】
江戸時代、秣場(まぐさば)や葦(あし)・萱(かや)などの生育する原野を検地し、村高に編入したもの。