へこみ【凹み】
1 へこむこと。くぼむこと。また、へこんだ所。くぼみ。 2 閉口すること。弱ること。「おれが名が出ては—の筋だ」〈...
へこ・む【凹む】
[動マ五(四)] 1 表面の一部が周囲より低くなる。くぼむ。「やかんが—・む」 2 やりこめられて困る。へこたれる...
へご【桫欏/杪欏】
ヘゴ科の常緑の木生シダ。高さ約10メートル、直径約30センチに達する。幹の頂に、長さ約2メートルの羽状に裂けている...
へ‐さき【舳先/舳】
船の前の方の部分。船首。みよし。⇔艫(とも)。
へし【圧し】
[名]《動詞「へ(圧)す」の連用形から》 1 圧力を加えること。押すこと。また、おもし。 2 手加工用鍛造工具の一...
へし‐あい【圧し合い】
[名](スル)へし合うこと。「押し合い—する」
へし‐あ・う【圧し合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに力をこめて押し合う。「乗客が出口で—・っている」
ヘシオドス
古代ギリシャの詩人。前8世紀末ごろ活躍。ホメロスと並び称される叙事詩人で、農民の日常生活をうたった「仕事と日々」、...
へし‐お・る【圧し折る】
[動ラ五(四)] 1 物に押しつけるなどして曲げて折る。力を入れて一気に折る。「腕を—・る」 2 勢いをそぐ。気勢...
へし‐がく【押し角】
⇒おしがく(押し角)
へし‐ぐち【圧し口】
《「べしぐち」とも》苦々しく思うとき、口を「へ」の字に曲げること。また、その口つき。「—に気色して出でたりける事」...
へしこ
福井県から京都府北部の日本海沿岸地方に伝わる、魚のぬか漬け。サバ・イワシなど青魚を多く使う。刺し身として、また焼く...
へし‐こ・む【圧し込む】
[動マ五(四)]むりやりに押し込む。「脱棄てた服を…其のまま押入れへ—・んで」〈二葉亭・浮雲〉 [動マ下二]に同じ...
へし‐つ・く【圧し付く】
[動カ下二]強く押さえつける。押しつける。「金銀といふ兵(つはもの)には、またしても—・けられ見殺しにする子の命」...
へしゃ・げる【拉げる】
[動ガ下一]押しつぶされて、ぺしゃんこになる。ひしゃげる。「ボール箱が—・げる」
ヘジテーション
ためらい。躊躇(ちゅうちょ)。
ヘジャズ
サウジアラビア西部、紅海沿岸地方の名称。イスラム教の二大聖地メッカとメジナがある。ヒジャーズ。
ヘジャブ
《「ヒジャーブ」「ヒジャブ」とも》イスラム教徒の女性が人前で髪を隠すのに用いるスカーフ。→ブルカ →ニカブ →チャ...
ヘジュ【海州】
朝鮮民主主義人民共和国の港湾都市。黄海南道の道庁所在地。江華湾の北岸にあり、水産業が盛ん。かいしゅう。
ヘジラ
⇒ヒジュラ
ヘス
[1802〜1850]スイスの化学者。ロシアのペテルブルグ大学教授。化学反応における熱総量を研究し、熱化学の発展に貢献。
ヘス
[1883〜1964]米国の物理学者。オーストリアの生まれ。軽気球を用いて高空での放射線を観測・研究し、宇宙線研究...
ヘス
[1881〜1973]スイスの生理学者。自律神経系を研究、間脳の調節機能を発見した。1949年ノーベル生理学医学賞受賞。
へ・す【減す】
[動サ五(四)]少なくする。減らす。「小遣いを—・す」 [可能]へせる
へ・す【圧す】
[動サ四] 1 押しつぶす。押さえつける。「散る花を皆—・しもちて行く秋の恋しき時の形見とやせむ」〈散木集・雑下〉...
ヘススナサレノデアトトニルコ‐の‐せいち【ヘススナサレノデアトトニルコの聖地】
《Santuario de Jesús Nazareno de Atotonilco》⇒アトトニルコ
ヘスス‐マリア
アルゼンチン中部、コルドバ州の町。州都コルドバの北約50キロメートルに位置する。17世紀前半にイエズス会が運営した...
ヘスティア
ギリシャ神話で、かまどや炉の女神。クロノスとレアの長女で、ゼウス・ヘラ・ポセイドンの姉。ローマ神話のウェスタにあたる。
ヘス‐の‐ほうそく【ヘスの法則】
化学反応において発生または吸収される熱量は、反応の初めと終わりの状態だけで決まり、途中の状態には関係しないという法...
ヘスペリア‐だい【ヘスペリア代】
火星の地質時代の区分の一。35億〜18億年前頃。火山活動により溶岩台地が形成。地表の水が氷になり、氷食によるU字谷...
ヘスペルス
ジャン=パウルの小説。1795年刊。上流階級の婦人を中心にベストセラーとなった、著者の出世作。
ヘスース‐デ‐タバランゲ
パラグアイ南東部、イタプア県にあるイエズス会伝道所の遺跡。17世紀から18世紀にかけて造られた、先住民のキリスト教...
へずつ‐とうさく【平秩東作】
[1726〜1789]江戸中期の狂歌師・戯作者。江戸の人。本名、立松懐之。通称、稲毛屋金右衛門。号、東蒙(とうもう...
へず・る【剝る/折る/削る】
[動ラ五(四)]《古くは「へつる」》 1 削って取る。取って減らす。「小遣いを—・られる」 2 上前をはねる。かす...
へそ【臍】
1 腹の中心にある小さなくぼみ。へその緒のとれた跡で、胎児のときはこれを通じて栄養などが胎盤から循環していた。ほぞ...
へ‐そ【綜麻/巻子】
《「へ」は動詞「綜(へ)る」の連用形から。「そ」は「麻」》紡いだ糸を環状に幾重にも巻いたもの。おだま。おだまき。「...
臍(へそ)で茶(ちゃ)を沸(わ)かす
おかしくてたまらないこと、また、ばかばかしくてしようがないこと。多く、あざけっていう場合に用いる。へそが茶を沸かす...
へそ‐くり【臍繰り】
「臍繰(へそく)り金」の略。
へそくり‐がね【臍繰り金】
《綜麻(へそ)を繰ってためた金の意。人間のへそと混同して「臍」の字を当てたもの》主婦などが、他人に知られないように...
へそ‐く・る【臍繰る】
[動ラ五(四)]へそくりをする。「何かに備えて家計から—・る」
へそ‐ちゃ【臍茶】
《「臍で茶を沸かす」の略》たまらなくおかしいこと。
へそ‐の‐お【臍の緒】
胎児のへそと母体の胎盤をつなぐ、ひも状の器官。胎児はこれを通して母体から栄養をとる。臍帯(せいたい・さいたい)。ほ...
臍(へそ)の緒(お)切(き)ってから
《臍の緒は出生後すぐ切るところから》この世に生まれ出てから。
へそ‐の‐ごま【臍の胡麻】
俗に、へそにたまる垢(あか)のこと。
へそ‐の‐した【臍の下】
下腹。また、陰部。「—に知恵のない人(=色欲におぼれる人)」
へそ‐まがり【臍曲(が)り】
[名・形動]ひねくれていて素直でないこと。また、そのさまや、そのような人。偏屈。あまのじゃく。つむじまがり。「あん...
臍(へそ)を曲(ま)・げる
機嫌をそこねて意固地になる。また、気に入らないことがあってわざと意地悪する。つむじを曲げる。「つまらないことですぐ...
へた【辺/端】
[名]へり。ほとり。はた。特に、海べ。波うちぎわ。「近江(あふみ)の海—は人知る沖つ波君をおきては知る人もなし」〈...
へた【蔕】
トマト・柿などの実についている萼(がく)。
へた【厴】
巻き貝の殻口を閉じる板状のふた。「栄螺(さざえ)の—」