むな‐ごと【空言/虚言】
《古くは「むなこと」》ほんとうでない言葉。うそ。そらごと。「浅茅原(あさぢはら)小野に標(しめ)結ひ—をいかなりと...
むな‐さき【胸先/胸前】
胸のみずおちのあたり。胸元(むなもと)。「—三寸に迫る」
むな‐さわぎ【胸騒ぎ】
心配ごとや悪い予感などのために心が穏やかでないこと。「帰りが遅すぎるので—がする」
むな‐ざんよう【胸算用】
[名](スル)《「むなさんよう」とも》心の中で見積もりを立てること。胸勘定(むなかんじょう)。むなづもり。むなざん...
むな‐ざん【胸算】
[名](スル)「胸算用(むなざんよう)」の略。「これで米が幾許(いくらいくら)買えると—を弾いて」〈宙外・独行〉
むなし・い【空しい/虚しい】
[形][文]むな・し[シク] 1 空虚である。内容がない。「—・い言葉」 2 無益である。むだである。かいがない。...
空(むな)しき骸(から)
なきがら。死骸。「恋しきにわびて魂まどひなば—の名にや残らむ」〈古今・恋二〉
空(むな)しきけぶり
火葬の煙。無常の煙。
空(むな)しき空(そら)
どこまでも果てしなく広がる空。大空。虚空(こくう)。「わが恋は—にみちぬらし思ひやれども行くかたもなし」〈古今・恋一〉
空(むな)しき名(な)
実質を伴わない名声。虚名。浮き名。「秋風の—をも空に立つかな」〈宇津保・内侍督〉
空(むな)しき船(ふね)
譲位した帝。上皇。君を船、臣を水にたとえていった語。「住吉の神はあはれと思ふらむ—をさして来たれば」〈後拾遺・雑四〉
空(むな)しくな・る
死ぬ。みまかる。むなしゅうなる。「手当てのかいなく—・る」
むな‐そこ【胸底】
心の奥底。心底。きょうてい。「悲しみを—に秘める」
むな‐だか【胸高】
[名・形動]帯などを胸のあたりに高く締めること。また、そのさま。「—に帯を締める」
むな‐ぢ【胸乳】
《「むなち」とも》乳房。「—をかき出で」〈記・上〉
むな‐つき【胸突き】
山坂の道の険しく急な所。
むなつき‐はっちょう【胸突き八丁】
1 富士登山で頂上までの8丁(約872メートル)のけわしい道。転じて、急斜面の長い坂道。 2 物事を成し遂げる過程...
むな‐づくし【胸尽くし】
「胸倉(むなぐら)」に同じ。「二つに一つの返答が聞きたいと—をひっつかむ」〈浄・嫗山姥〉
むな‐づわら・し【胸づはらし】
[形シク]心労のために胸がしめつけられるようである。「梅川いとど—・しく」〈浄・冥途の飛脚〉
むな‐づもり【胸積(も)り】
「胸算用(むなざんよう)」に同じ。〈和英語林集成〉
むな‐で【空手】
手に何も持たないこと。また、手をこまねいて何もしないこと。素手(すで)。からて。「—に直(ただ)に取りてむ」〈記・中〉
ムナナ
ガボン南東部の都市。1950年代にウラン鉱山が発見され、1990年代末まで採掘が続けられた。南郊にオクロの天然原子...
むな‐ばせ【空馳せ】
《馳せたのがむだであったの意から》競馬(くらべうま)で負けること。「競馬をつかうまつりけるが、十度—をしたりけるを...
むな‐ひも【胸紐】
1 着物や羽織などの胸のあたりにつけてある紐。付け紐。むねひも。 2 胸紐のついた着物を着る年ごろ。幼時。
むな‐びれ【胸鰭】
魚類の胸にある一対のひれ。
むな‐ふだ【棟札】
棟上げのとき、工事の由緒・年月日・建築者・工匠などを記して、棟木に打ちつける札。むねふだ。
むな‐ぼね【胸骨】
胸の骨。きょうこつ。
むなもち‐ばしら【棟持(ち)柱】
神明造(しんめいづく)りで、両妻の側柱外にあって棟を支える柱。
むな‐もと【胸元】
胸のあたり。むなさき。「—の開いたドレス」
むな‐もん【棟門】
本柱を2本立てて棟を高く上げ、屋根を切妻造りにした平入りの門。寺院の塔頭(たっちゅう)や公家の邸宅などに用いた。む...
むな‐やけ【胸焼け】
「むねやけ」に同じ。
ムナラ‐ケーエル【ムナラKL】
《Menara Kuala Lumpur》⇒KLタワー
ムナラ‐タミン‐サリ
マレーシアにあるマラッカタワーのマレー語名。
むな‐わ・く【胸分く】
[動カ下二]鹿などが草木を胸で押し分けて行く。「ますらをの呼び立てしかばさ雄鹿(をしか)の—・け行かむ秋野萩原」〈...
むな‐わけ【胸分け】
1 胸で草木などを押し分けること。むねわけ。「さ雄鹿の—にかも秋萩の散り過ぎにける盛りかも去(い)ぬる」〈万・一五...
むに【牟尼】
《(梵)muniの音写。賢者・聖者の意。寂黙と訳す》 インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。 釈迦(しゃか)...
む‐に【無二】
同じものが他に一つもないこと。並ぶものがないこと。「—の親友」
ムニエル
《「ムニエール」とも》魚に小麦粉をまぶし、バターで両面を焼いた料理。
ムニエール
⇒ムニエル
無(む)に帰(き)・する
もとの何もない状態にもどる。また、むだになる。「計画そのものが—・する」「長年の努力が—・する」
無(む)に◦する
価値・意義を失わせる。むだにする。「せっかくの好意を—◦する」
無(む)にな・る
何もならなくなる。むだになる。「今までの苦労が—・る」
むにねん‐うちはらいれい【無二念打払令】
⇒異国船打払令(いこくせんうちはらいれい)
むに‐むさん【無二無三】
[名・形動]《「むにむざん」とも》 1 わき目をふらずいちずになること。また、そのさま。ひたすら。「ゴールを目ざし...
むにゃ‐むにゃ
[副]わけのわからない言葉を口の中でつぶやくさま。「—(と)言葉を濁す」
む‐にょう【無尿】
腎臓の機能障害や尿管の閉塞(へいそく)のため、膀胱(ぼうこう)に尿が送られず、尿が出なくなる状態。一般に1日尿量1...
む‐にん【無人】
1 人が住んでいないこと。むじん。 2 人手がないこと。ぶにん。
むにんか‐ほいくえん【無認可保育園】
「認可外保育施設」の通称。
むにんか‐ほいくしせつ【無認可保育施設】
「認可外保育施設」の通称。
むにん‐がん【無人岩】
⇒ボニナイト