もちまわり‐かくぎ【持(ち)回り閣議】
閣議を招集せず、首相から閣議書を各大臣に回し署名を得て閣議決定とすること。
もち‐まわ・る【持(ち)回る】
[動ラ五(四)]物や用件などを持って関係者のところを順に回っていく。「見本を—・る」「試案を—・る」
持(も)ちも提(さ)げもなら◦ぬ
なんとも処置する方法がない。「交渉がこじれて—◦ぬ」
もち‐もち
[副](スル) 1 食物が柔らかく、粘りけのあるさま。「—(と)した食感」 2 肉づきが豊かなさま。肌がふっくらと...
もち‐もの【持(ち)物】
1 持っているもの。また、身につけているもの。所持品。「—を検査される」 2 所有しているもの。所有物。「土地も家...
もちゃ・げる【持ちゃげる】
[動ガ下一]「もちあげる」の音変化。「不気味な方面が強く頭を—・げた時」〈漱石・明暗〉
もち‐や【持(ち)家】
所有している家屋。もちいえ。
もち‐や【餅屋】
餅をついて売る店、または人。
餅屋(もちや)は餅屋(もちや)
「餅は餅屋」に同じ。
も‐ちゅう【喪中】
喪に服している期間。「—につき御年始をさし控えさせていただきます」
もち・ゆ【用ゆ】
[動ヤ上二]《「もち(用)いる」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「用ゆる」となる例が多い》「用いる」に...
もち‐ゆき【餅雪】
餅のようなふわふわした感じの雪。綿雪。《季 冬》「—をしら糸となす柳哉/芭蕉」
もち‐よ・る【持(ち)寄る】
[動ラ五(四)]各自が持って寄り集まる。「案を—・る」「酒や肴(さかな)を—・る」
もち‐りょう【持ち料】
1 自分のために持つもの。また、携帯用のもの。「此度は—の鎧を比べさせられうとの御事でござる」〈虎寛狂・鎧〉 2 ...
もち‐ろん【勿論】
[副]論じる必要のないほど、はっきりしているさま。言うまでもなく。無論。「—出席します」「酒は—のこと、タバコもい...
餅(もち)を搗(つ)・く
1 餅つきをする。《季 冬》「—・く湯気がつつむよ日がくるめく/草田男」 2 蚊の群れが上下し合う。 3 男女が情...
モチーフ
《「モティーフ」とも》 1 文学・美術などで、創作の動機となった主要な思想や題材。 2 音楽で、固有の特徴・表現力...
もっ‐か【木化】
⇒木質化(もくしつか)
もっ‐か【木瓜】
ボケまたはカリンの成熟果実。漢方で、利尿・鎮痛薬などに用いる。
もっ‐か【目下】
1 目の前。すぐ近く。眼前。「災害の—に迫るを知り」〈織田訳・花柳春話〉 2 ただいま。さしあたり。現在。副詞的に...
もっ‐か【黙過】
[名](スル)知っていながら黙って見すごすこと。「—しがたい過失」
もっ‐かい【木灰】
草木を焼いた灰。きばい。
もっ‐かく【木槨】
棺や副葬品を納めるための、木の外箱。
もっ‐かん【木棺】
木でつくった棺。丸太をくり抜いたものと板を組み合わせたものがあり、日本では弥生時代から使用が認められている。
もっ‐かん【木管】
1 木で作ったくだ。 2 紡績機械で、糸を巻き取るのに使うくだ。 3 「木管楽器」の略。
もっ‐かん【木簡】
文字などを書き記した木の札。古代中国では戦国時代から魏(ぎ)・晋(しん)まで用いられ、日本でも飛鳥時代以降紙と並ん...
もっ‐かん【没官】
犯罪者やその家族・土地・財産などを官に没収すること。律における形罰で、謀反(むへん)・大逆を犯した者の父子・家人は...
もっかん‐がっき【木管楽器】
木製管楽器の総称。金属製でも、構造や発音原理の同類のものは含める。フルート・クラリネット・オーボエなど。→金管楽器
もっきつ【勿吉】
靺鞨(まっかつ)の旧称。
もっ‐きゃく【没却】
なくすこと。損失。ぼっきゃく。「親方の—あり、わが身上の滅却あり」〈浄・油地獄〉
もっ‐きょ【黙許】
[名](スル)知らないふりをしてそのまま許すこと。黙認。「規律違反を—する」
もっ‐きり【盛っ切り】
《「もりきり」の音変化》 1 「もりきり」に同じ。「—飯(めし)」 2 「盛っ切り酒」の略。
もっきり‐ざけ【盛っ切り酒】
コップや枡(ます)に盛り切り1杯ずつ売る酒。
もっ‐きん【木琴】
打楽器の一。堅い木片を音階順に並べ、先に球のついた棒で打って音を出す。シロホン。
モッキングバード
スズメ目マネシツグミ科の鳥。同科の鳥34種のうち16種ほどを特にいう。全長20〜30センチほどで、外見はツグミによ...
モッキングバードのいるまち【モッキングバードのいる町】
森礼子の短編小説。米国で暮らす日本人妻の愛と孤独を描く。昭和54年(1979)発表。同年、第82回芥川賞受賞。
モック
1 見せかけの。まがいものの。 2 「モックアップ」の略。
モック‐アップ
試作や店頭展示などのためにつくられる実物大模型。モック。
モックス
《mixed oxide》⇒MOX(モックス)燃料
モックス‐ねんりょう【MOX燃料】
《MOXは、mixed oxide》原子力発電所で使用したウラン燃料を再処理工場で処理し、ウランとプルトニウムの混...
モック‐タートル
ハイネックのこと。タートルネックに見かけが似ていることから。→モック
もっ‐け【物怪/勿怪】
[名・形動] 1 思いがけないこと。不思議なこと。また、そのさま。「彼らは—な顔をしながら」〈中勘助・鳥の物語〉 ...
もっ‐けい【木契】
木で作った割り符。律令制で、三関の開閉のための命令の勘合に使われたもの。
もっけい【牧谿】
中国、宋末から元初の画僧。蜀(しょく)(四川省)の人。法名は法常。牧谿は号。西湖畔六通(りくつう)寺の開山と伝える...
もっ‐けい【黙契】
[名](スル)無言のうちに合意が成り立つこと。また、その合意。「互に—する処があるらしく」〈荷風・つゆのあとさき〉
もっ‐けい【木鶏】
《「ぼっけい」とも》 1 木製のにわとり。 2 (1から転じて)少しも動じない最強の闘鶏。また、強さを秘め、敵に対...
もっけ‐がお【物怪顔】
不思議そうな顔つき。「少し様体お尋ねなされ、と言へば広海—」〈浄・聖徳太子〉
もっけ‐の‐さいわい【物怪の幸い】
思いがけない幸運。「電話を—に席を立つ」
もっ‐こ【畚】
《「も(持)ちこ(籠)」の音変化》縄などで編んだ正方形の網の四隅につり綱を付け、棒でつって土砂や農産物などを入れて...
もっ‐こ【物故】
[名](スル)「ぶっこ(物故)」に同じ。「先生の父君は—せられて」〈蘆花・思出の記〉