ゆすり‐と・る【強請り取る】
[動ラ五(四)]人をおどして金品を強引に取る。「金を—・られる」
ゆすり‐ば【強請場】
歌舞伎で、強請を演じる場面。世話狂言、特に白浪物(しらなみもの)の中で発展した。
ゆすり‐ば【弓摺羽】
矢羽のうち、矢をつがえて射るときに弓に触れるほうの羽。
ゆすり‐み・つ【揺すり満つ】
[動タ四]その場にいる人がみな騒ぎたてる。ざわめく。「ここらの男女、上下、—・ちて泣きとよむに」〈源・若菜上〉
ゆする【泔】
頭髪を洗い、くしけずること。また、それに用いる湯水。古くは、米のとぎ汁などを用いた。「—の名残にや、心地も悩ましく...
ゆす・る【揺する】
[動ラ五(四)] 1 ゆり動かす。「ぶらんこを—・る」「からだを—・って笑いこける」 2 人をおどして金品を出させ...
ゆ・する【輸する】
[動サ変][文]ゆ・す[サ変] 1 送る。輸送する。「援兵を送り糧弾を—・するに至り」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2...
ゆする‐つき【泔坏】
泔(ゆする)の水を入れる器。古くは土器、のちには漆器や銀器などを用いた。「いでし日つかひし—の水は、さながらありけ...
ゆする‐ばち【土蜂】
アナバチの古名。〈和名抄〉
ゆす・れる【揺すれる】
[動ラ下一]ゆれ動く。「車が通るたびに家が—・れる」
ゆ‐ず【柚/柚子】
ミカン科の常緑低木。また、その果実。枝にとげがあり、葉は長卵形で、柄に翼がある。初夏、白い5弁花が咲き、黄色い扁球...
ゆ・ず【茹づ】
[動ダ下二]「ゆでる」の文語形。
ゆ‐ずう【融通】
「ゆうずう(融通)」に同じ。「円頓(ゑんどん)—の法(のり)の灯かかげそひて」〈奥の細道〉
ゆ‐ずえ【弓末】
弓の上端。「大夫(ますらを)の—振り起こし射つる矢を後見む人は語り継ぐがね」〈万・三六四〉
ゆず‐こしょう【柚胡椒】
九州特産の調味料の一。唐辛子・ユズの皮をすりつぶしてペースト状にし、塩を加えたもの。九州の一部の地域では、唐辛子を...
ゆず‐ざけ【柚酒】
ユズのしぼり汁をまぜた酒。
ゆず‐ず【柚酢】
ユズの実をしぼった汁。塩や砂糖を加え、三杯酢・二杯酢として料理に用いる。
ゆず‐ぼう【柚坊】
アゲハチョウ・カラスアゲハ・クロアゲハなどの幼虫。ユズ・カラタチなどの葉を食べて育ち、初め黒色で、成長すると緑色に...
ゆず‐みそ【柚味噌】
1 練り味噌にユズの汁や皮をまぜたもの。田楽(でんがく)・和え物などに用いる。ゆみそ。 2 「ゆみそ1」に同じ。
ゆず‐もち【柚餅】
米粉などにユズの風味を加えて作った餅状の菓子。
ゆず‐ゆ【柚湯】
1 冬至の日、ユズの実を入れて沸かす風呂。ひび・あかぎれを治し、また、風邪の予防になるという。冬至湯。《季 冬》「...
ゆずり【譲り】
譲ること。また、譲られること。「親—の勝ち気」「親より—のあるにまかせ」〈浮・五人女・三〉
ゆずり‐あい【譲り合い】
互いに譲り合うこと。「席の—」「—の精神」
ゆずり‐あ・う【譲り合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに譲る。「順番を—・う」
ゆずり‐うけ【譲り受け】
譲り受けること。また、そのもの。「—証」
ゆずり‐う・ける【譲り受ける】
[動カ下一][文]ゆづりう・く[カ下二]他人から譲られて自分のものとする。また、頼んで譲ってもらう。「土地を—・け...
ゆずり‐じょう【譲り状】
平安中期以降、所領や財産を子孫などへ譲り渡すことを記した文書。鎌倉時代、武家はこれをもとに幕府から所領の安堵を受け...
ゆずり‐は【譲葉/交譲葉/楪】
ユズリハ科の常緑高木。本州中部以西の山林に自生。葉は長楕円形でつやがあり、裏面は白緑色で、柄は赤く、枝先に集まって...
ゆずり‐わたし【譲り渡し】
譲って人に渡すこと。譲与。譲渡。
ゆずり‐わた・す【譲り渡す】
[動サ五(四)]自分のものを他人にやる。譲渡する。「土地を—・す」
ゆず・る【譲る】
[動ラ五(四)] 1 自分の物・地位・権利などを他人に与える。譲渡する。「財産を—・る」「後進に道を—・る」 2 ...
ゆずる‐は【譲葉】
ユズリハの古名。「あど思(も)へか阿自久麻山(あじくまやま)の—の含(ふふ)まる時に風吹かずかも」〈万・三五七二〉
ゆ‐せい【油井】
石油を採取するために掘った井戸。
ゆ‐せい【油性】
1 油の性質。 2 潤滑油の性質の一。摩擦に影響を与える性質のうち、粘性以外の性質。→水性
ゆせい‐かん【輸精管】
⇒精管(せいかん)
ゆせい‐かん【油井管】
油井やガス井で、石油や天然ガスなどを汲み上げる際に使用するパイプ。
ゆせい‐とりょう【油性塗料】
⇒油(あぶら)ペイント
ユセフデイ‐モスク
《Mosquée Youssef Dey》チュニジアの首都チュニスの旧市街にあるイスラム寺院。17世紀、オスマン帝...
ゆせ‐ぼさつ【勇施菩薩】
釈迦如来に供奉する菩薩の一。名は布施の勇者の意。
ゆ‐せん【湯煎】
[名](スル)物を容器に入れ、容器ごと湯の中で間接的に熱すること。
ゆ‐せん【湯銭】
銭湯に入るときに支払う料金。入浴料。
ゆぜ‐おんせん【湯瀬温泉】
秋田県鹿角(かづの)市の米代(よねしろ)川上流にある温泉。泉質は単純温泉など。湯の花を原料に石鹸(せっけん)を製造。
ユゼス
フランス南部、ガール県の町。アルゾン川に面し、ニームの北方約25キロメートルに位置する。ユゼス公爵領の城郭都市とし...
ゆ‐ぜつ【愉絶】
この上もなく愉快なこと。
ピウスーツキ
[1867〜1935]ポーランドの軍人・政治家。独立運動を指導し、ロシアと戦った。1918年、独立を宣言して国家主...
ゆ‐そ【輸租】
律令制で、田租を国に納めること。また、その田租。
ゆ‐そう【油送】
石油を送ること。「—管」
ゆ‐そう【油層】
石油を含む地層。
ゆ‐そう【油槽】
石油やガソリンなどを貯蔵する大きなタンク。
ゆ‐そう【遊僧】
⇒ゆうそう(遊僧)