ゆう【木綿】
コウゾの皮の繊維を蒸して水にさらし、細かく裂いて糸としたもの。主に幣(ぬさ)として神事の際にサカキの枝にかける。
ゆう【友】
[名・形動] 1 友人。とも。 2 兄弟の仲がよいこと。また、そのさま。「父母に孝に、兄弟(けいてい)に—に」〈教...
ゆう【用】
仏語。働き。作用。受用(じゅゆう)。「体、相、—」
ゆう【有】
1 あること。存在。「無から—を生じる」⇔無(む)。 2 持っていること。所有すること。「敵の—に帰する」 3 ⇒...
ゆう【邑】
1 人の集まり住む所。むら。町。 2 諸侯・大夫の領地。封土。
ゆう【勇】
いさましいこと。勇気。「匹夫の—」
ゆう【柚】
ユズの別名。
ゆう【揖】
1 笏(しゃく)を持ち、上体をやや前に傾けてする礼。 2 中国の昔の礼の一。両手を胸の前で組み、これを上下したり前...
ゆう【釉】
釉薬(ゆうやく)。うわぐすり。
ゆう【雄】
1 生物のおす。おとこ。 2 強く勢いのあること。特にすぐれていること。また、その人。「政界の—」
ゆう【優】
[名]すぐれていること。また、成績の評価で上位を表す語。「秀—良可」 [形動][文][ナリ] 1 美しく上品なさま...
ゆう【夕】
《原題、(イタリア)Vespro》イタリアの詩人、パリーニの詩。4部作「一日」の第3作。未完。著者没後の1801年...
ゆ・う【言う/云う/謂う】
[動ワ五(ハ四)]「い(言)う」の終止・連体形を「ユー」と発音するところから、「ゆ」が語幹と意識されてできた語形。...
ゆ・う【結う】
[動ワ五(ハ四)] 1 縄やひもなどで縛る。むすぶ。「帯を—・う」 2 髪を整えて結ぶ。「桃割れを—・う」「ちょん...
ゆう【尤】
[形動][文][ナリ](「ゆうなるもの」の形で)特に、すぐれているさま。「正宗(まさむね)は刀剣の—なるものだ」
ゆう‐あい【友愛】
兄弟間の情愛。また、友人に対する親しみの情。友情。友誼(ゆうぎ)。「—の精神」
ゆうあい‐かい【友愛会】
大正元年(1912)鈴木文治らを中心として結成された労働組合。当初は共済・修養を目的とした協調主義の立場に立った。...
ゆうあい‐すう【友愛数】
自然数aとbにおいて、a以外の約数(1を含む)の和がbとなり、b以外の約数(1を含む)の和がaとなる、二組みの自然...
ゆう‐あかり【夕明(か)り】
夕暮れに残る明るさ。日が沈んだあとの明るさ。残照。
ゆう‐あがり【夕上がり】
漁師のとった魚がその日の夕方市場に出ること。また、その魚。「肴(さかな)は宮の—を荷(にな)ひつれ」〈鶉衣・謝無馳走辞〉
ゆう‐あく【優渥】
[名・形動]ねんごろで手厚いこと。また、そのさま。「同胞兄弟は、皆聖慮の—なるに感泣し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ゆう‐あさり【夕漁り】
夕方に餌(え)をあさること。「—鴫の目はやく鷺鈍し」〈暁台句集〉
ゆう‐あらし【夕嵐】
夕方に吹く強風。
ゆう‐あん【幽暗/幽闇】
[名・形動]暗く、かすかなこと。また、そのさま。「夕とも昼ともつかぬ一種—な世界の中に」〈荷風・ふらんす物語〉
ゆうあん‐やき【幽庵焼(き)/柚庵焼(き)】
醤油・酒・みりんにユズなどの柑橘(かんきつ)類の輪切りを浸した調味液を、魚などにつけて焼くこと。また、その料理。 ...
ゆう‐い【有位】
位階をもっていること。
ゆう‐い【有為】
[名・形動]能力があること。役に立つこと。また、そのさま。「—な(の)人材」
ゆう‐い【有意】
1 意味のあること。意義のあること。 2 統計上、偶然ではなく必然である可能性があると推測されることをいう。 [補...
ゆう‐い【雄偉】
[名・形動]たくましくすぐれていること。また、そのさま。「体躯の—な男性」
ゆう‐い【優位】
[名・形動]位置・地位などが他よりまさること。また、そのさまや、そのもの。「—に立つ」「味方に—な戦局」⇔劣位。
ゆう‐いぎ【有意義】
[名・形動]意義のあること。意味・価値があると考えられること。また、そのさま。「—な話」「一日を—に過ごす」⇔無意義。
ゆうい‐さ【有意差】
統計上、ある事柄の起こる確率が有意水準未満であること、つまり偶然であるとは考えにくいことをいう。
ゆうい‐すいじゅん【有意水準】
統計上、ある事象が起こる確率が偶然とは考えにくい(有意である)と判断する基準となる確率。普通は5パーセント(0.0...
ゆうい‐ちゅうしゅつほう【有意抽出法】
標本調査における標本抽出の方法の一つ。母集団を代表すると考えられる典型的な標本を意識的に選ぶこと。アンケート調査や...
ゆう‐いみ【有意味】
[名・形動]意味があること。また、そのさま。「日本及び人類にとって—であることを自分はせつにのぞんでいる」〈実篤・友情〉
ゆう‐いろ【夕色】
夕方の色。夕ばえの色。「南無阿弥陀心ぞいとどしづかなる松より西に藤の—」〈拾玉集・四〉
ゆう‐いん【遊印】
《遊戯の印の意》自分の名や号を用いずに、好みの語句などを彫った印。文人が自分の書画などのサイン代わりに用いる。
ゆう‐いん【誘引】
[名](スル)誘い入れること。「観光客を—する」
ゆう‐いん【誘因】
ある事柄を誘い出す原因。「物価上昇の—」
ゆういん‐こうい【有因行為】
財産上の出捐(しゅつえん)の原因が法律上無効であれば、それに伴って出捐行為自体も無効となる行為。⇔無因行為。
ゆういんこうぶんしょぎぞう‐ざい【有印公文書偽造罪】
公文書偽造等罪のうち、印章・署名の偽造や不正使用などで公文書を偽造・変造する罪。
ゆういん‐ざい【誘引剤】
害虫を誘い寄せる薬剤。餌の匂いのする化学物質やフェロモンなどを用い、また殺虫剤と組み合わせて使用する。
ゆういんしぶんしょぎぞう‐ざい【有印私文書偽造罪】
私文書偽造等罪のうち、他人の印章・署名の偽造や不正使用などで私文書を偽造・変造する罪。
ゆう‐う【友于】
《「書経」君陳の「兄弟に友に、克(よ)く有政に施す」から》兄弟仲のよいこと。転じて、兄弟のこと。
ゆう‐うつ【憂鬱/幽鬱/悒鬱】
[名・形動] 1 気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。「—な顔」「責任が重くて—になる」「—な雨空が続...
ゆううつ‐しつ【憂鬱質】
⇒黒胆汁質(こくたんじゅうしつ)
ゆう‐うら【夕占/夕卜】
「ゆうけ(夕占)」に同じ。「玉桙(たまほこ)の道に出で立ち—を我が問ひしかば」〈万・三三一八〉
ユウェナリス
[60ころ〜130ころ]ローマの風刺詩人。退廃したローマ社会の偽善や愚行を痛烈に批判した「風刺詩集」がある。
ゆう‐えい【遊泳/游泳】
[名](スル) 1 泳ぐこと。「—禁止」《季 夏》 2 うまく世間を渡ってゆくこと。世わたり。処世。「政界を—する」
ゆうえい‐せいぶつ【遊泳生物】
⇒ネクトン