ろうげ‐ぼう【狼牙棒】
⇒袖搦(そでがら)み
ろう‐げん【弄言】
言葉をもてあそぶこと。やたらにしゃべること。弄舌(ろうぜつ)。
ろう‐こ【狼虎】
オオカミとトラ。残忍なもの、欲深いもののたとえ。
ろう‐こ【楼鼓】
やぐらの上でたたく太鼓。やぐらだいこ。
ろう‐こ【漏壺】
水時計の主要部をなす容器状の器具。下部に穴があり、漏れていく水量で時刻を計る。
ろう‐こ【漏鼓】
時刻を知らせる太鼓。また、その音。
ろう‐こ【螻蛄】
ケラのこと。
ろう‐こ【牢乎】
[ト・タル][文][形動タリ]しっかりしているさま。ゆるぎないさま。「—たる個性を鍛え上げて」〈漱石・吾輩は猫である〉
ろう‐こ【牢固】
[ト・タル][文][形動タリ]がっしりしていて崩れないさま。「—たる建築」
ろう‐こう【老公】
年老いた貴人を敬っていう語。「水戸(みと)の—」
ろう‐こう【老功】
[名・形動]老人の年功。また、経験を積んで物事に熟達していること。また、そのさま。「—な山稼(やまかせぎ)人は避け...
ろう‐こう【老巧】
[名・形動]経験を積んで物事をするのに巧みで抜け目のないこと。また、そのさま。「—な(の)やり口」
ろう‐こう【陋巷】
狭くむさくるしい町。
ろう‐こう【瘻孔】
皮膚・粘膜や臓器の組織に、炎症などによって生じた管状の穴。体内で連絡するものと、体表に開口するものとがある。胃瘻・...
ろう‐こく【漏告】
秘密を他人にもらすこと。
ろう‐こく【漏刻/漏剋】
1 昔の水時計の一。いくつかの木箱を階段状に置き、管によって水を順に下の箱に送り込み、最下方の箱に矢を立ててその浮...
ろう‐こく【鏤刻】
[名](スル) 1 金属や木などに文字や絵を彫り刻むこと。るこく。「記念碑に詩句を—する」 2 文章や詩句を推敲(...
ろうこく‐はかせ【漏刻博士】
律令制で、陰陽寮(おんようりょう)に属した職員の一。時守(ときもり)(守辰丁)を指揮して漏刻の目盛りを見、時刻を知...
ろう‐こつ【老骨】
年老いたからだ。老体。老躯(ろうく)。また、老人がみずからをへりくだっていう語。「—にむち打つ」
ろう‐こつ【鏤骨】
⇒るこつ(鏤骨)
ろう‐ご【老後】
年をとってからのち。「—の設計を考える」
ろう‐ごく【牢獄】
罪人を入れておく所。牢屋。
ろうごくのうた【牢獄の歌】
《原題、(フランス)Livre de la prison》シャルル=ドルレアンの宮廷恋愛詩集。1415年のアザンク...
ろう‐さ【老者】
老人。年寄り。ろうしゃ。「いで、いと興あることいふ—たちかな」〈大鏡・序〉
ろう‐さ【労作】
1 「ろうさく(労作)1」に同じ。 2 身体を動かすこと。「—性狭心症」
ろう‐さい【老妻】
年老いた妻。
ろう‐さい【労災】
1 労働者が業務に起因して被る災害。 2 「労働者災害補償保険」の略。
ろう‐さい【労瘵/癆瘵】
漢方で、肺浸潤・肺結核のこと。「陰性気鬱(きうつ)となりて—がかりの独り言」〈露伴・新浦島〉
ろうさい‐かたぎ【労瘵気質】
労瘵の気味。無気力な症状。「この御坊に昼夜おびやかされて、—になりけるが」〈浮・一代女・六〉
ろうさい‐びょういん【労災病院】
労働者健康安全機構が全国各地に設置・運営する病院。労働災害や職業性疾病の予防から治療・リハビリテーション・職場復帰...
ろうさい‐ぶし【弄斎節】
《弄斎という僧侶が隆達(りゅうたつ)節を変化させて始めたところからという》江戸初期の流行歌謡。京都の遊里で発生し、...
ろうさい‐ほけん【労災保険】
「労働者災害補償保険」の略。
ろうさいほけん‐りょう【労災保険料】
労災保険事業に要する費用にあてるために政府が徴収する保険料。事業主が全額負担する。雇用保険料と合わせて、労働保険料...
ろうさいほしょう‐ほけん【労災補償保険】
「労働者災害補償保険」の略。
ろうさいものがたり【老妻物語】
《原題The Old Wives' Tale》ベネットの長編小説。1908年刊。服地屋の姉妹の対照的な人生を自然主...
ろう‐さく【労作】
[名](スル) 1 骨を折って働くこと。労働。「職事を学習し、—し」〈中村訳・西国立志編〉 2 苦心して作り上げた...
ろう‐さく【陋策】
見識の狭い政策。「其天稟(てんびん)の醜を蔽うの—に本づく」〈漱石・吾輩は猫である〉
ろう‐さく【籠作】
平安時代、荘園領域内の他の所有者の土地や荘外の出作り地を荘園の一部として取り込むこと。
ろうさく‐うた【労作歌】
民謡の分類の一。広く労働に伴ってうたわれる歌。仕事歌。労働歌。
ろうさく‐きょういく【労作教育】
自発的、能動的な労作すなわち作業を中心原理として、児童・生徒の人間形成をめざす教育。19世紀末、ドイツを中心におこ...
ろうさ‐じ【労作時】
身体を動かしている時、という意味。「運動時」と同義。
ろうさせい‐きょうしんしょう【労作性狭心症】
歩行・階段昇降・入浴・排便・興奮などによって血圧や心拍数が上昇し、心臓に負担がかかったときに起こる狭心症。
ろう‐さん【老杉】
長い年月を経た杉の木。
ろう‐ざいく【蝋細工】
蝋を使って細工をすること。また、その細工物。「—の人形」
ろう‐ざん【老残】
老いぼれて生きながらえていること。「—の身」
ろう‐ざん【隴山】
中国、陝西(せんせい)省と甘粛(かんしゅく)省との境にある山脈。古くは長安と西域との交通路の関門で、隴関などの関が...
ろうざんゆうき【老残遊記】
中国、清末の小説。20回。劉鶚(りゅうがく)作。1906年刊。作者とおぼしき老残と名のる医師が見聞したことを述べ、...
ろうし【老子】
中国、春秋戦国時代の楚の思想家。姓は李、名は耳(じ)。字(あざな)は伯陽。諡号(しごう)は耼(たん)。儒教の人為的...
ろう‐し【老死】
[名](スル)年老いて死ぬこと。老衰で死ぬこと。
ろう‐し【老師】
1 年をとった師匠・先生。 2 年老いた僧。また、学徳のある僧を敬っていう語。禅宗では師家を敬っていう語。