ぎょ‐と【魚肚】
チョウザメ・イシモチなどのうきぶくろを干したもの。中国料理でスープや煮込みなどに用いる。
ぎょ‐とう【魚灯】
「魚灯油」の略。
ぎょ‐とう【漁灯】
漁船で魚を寄せ集めるためにともすあかり。集魚灯。いさり火。
ぎょとう‐ゆ【魚灯油】
イワシ・ニシンなどの脂肪からとる油。灯火用。魚油。魚灯。
ぎょ‐どう【魚道】
1 魚の群れが通る道筋。潮流・水深や魚の種類などにより、ほぼ一定している。 2 「魚梯(ぎょてい)」に同じ。 3 ...
ぎょ‐どく【魚毒】
魚類に含まれる毒。テトロドトキシンやシガテラなど。
ぎょ‐にく【魚肉】
1 魚の肉。「—ソーセージ」 2 《相手の思うままに切り刻まれるものの意》生命や運命が相手の手の中にあること。「人...
ぎょにく‐ソーセージ【魚肉ソーセージ】
魚肉を用いて作られたソーセージ。ギョニソ。 [補説]JAS(ジャス)(日本農林規格)では、魚肉の原材料に占める重量...
ぎょに‐ソ【魚肉ソ】
魚肉ソーセージの略。
ぎょ‐のう【魚脳】
魚の頭部の軟骨。
ぎょのう‐ちょうちん【魚脳提灯】
魚脳を煮て半透明にし、平らにたたきのばして火おおいとした提灯。
ぎょ‐はん【魚飯】
焼いた魚の身をほぐして炊き込んだ飯。また、器に飯と魚の切り身を入れて蒸し、すまし汁をかけたもの。
ぎょ‐ば【漁場】
⇒ぎょじょう(漁場)
ぎょ‐ばん【魚板】
魚の形に木を彫って作った板。禅寺などで、時刻の合図などにたたく。魚鼓(ぎょく)。
ぎょ‐ひ【魚肥】
魚を原料として作った肥料。窒素・燐酸(りんさん)分に富む。干し鰯(か)・絞り滓(かす)など。
ぎょ‐び【魚尾】
1 袋綴(と)じの和本で、用紙の中央、各丁の折り目の部分にある魚の尾の形をした飾り。 2 人相学で、目尻のこと。
ぎょ‐びょう【魚病】
魚介類のかかる病気。多く、養殖魚の病気についていう。「—学」
ぎょ‐ふ【魚符】
木製または銅製の、魚の形をした割符(わりふ)。中国の隋・唐の時代に、役人が宮中に出入りするときの証拠品とした。→魚...
ぎょ‐ふ【御府】
天子の収集した書画が納められている、宮廷の倉庫。
ぎょ‐ふ【漁夫/漁父】
漁業に従事する人。漁師。
ぎょふうししゅう【御風詩集】
相馬御風の詩集。明治41年(1908)刊。
ぎょ‐ふく【魚腹】
魚の腹。魚の腹の中。
ぎょ‐ふく【御服】
天子・貴人の衣服。
魚腹(ぎょふく)に葬(ほうむ)らる
《「楚辞」漁父から。魚のえさとなる意》海や川で水死する。
ぎょふ‐の‐とりで【漁夫の砦】
《Halászbástya》ハンガリーの首都ブダペストにあるネオロマネスク様式の建物。ブダ城がある丘の上に位置し、...
漁夫(ぎょふ)の利(り)
《シギとハマグリが争っているのを利用して、漁夫が両方ともつかまえたという「戦国策」燕策の故事から》両者が争っている...
ぎょ‐ふん【魚粉】
魚を乾燥して粉にしたもの。養鶏飼料や肥料に用いる。フィッシュミール。
ぎょ‐ぶつ【御物】
天子の所有品。室町時代以降、将軍家の什宝(じゅうほう)に対しても使われたが、現代の制度では宮内庁にある御物台帳に記...
ぎょ‐べつ【魚鼈】
魚とスッポン。また、水産動物の総称。「草木を生ずる事なく、—を育すべき道なし」〈風来六部集・放屁論後編〉
ぎょ‐ほう【漁法】
魚介類を捕る方法。釣り・定置網・簗(やな)や籠(かご)・銛(もり)などを用いる方法がある。
ぎょ‐ぼく【魚木】
フウチョウボク科の常緑高木。熱帯に分布し、葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。初夏、黄白色の花を群生する。材で魚の...
ぎょ‐み【魚味】
1 魚肉の味。また、魚の料理。 2 「魚味の祝い」の略。
ぎょみ‐の‐いわい【魚味の祝(い)】
「真魚始(まなはじ)め」に同じ。
ぎょ‐みん【漁民】
漁業にたずさわる人。漁師(りょうし)。
ぎょ‐めい【御名】
天皇の名。また、公文書への天皇の署名。「—御璽(ぎょじ)」
ぎょ‐もう【魚網/漁網】
1 魚介類などの捕獲に用いる網。引き網・刺し網・張り網などがある。 2 紙の異称。〈下学集〉
ぎょもく‐えんせき【魚目燕石】
《魚の目と、燕山から出る石。どちらも玉(ぎょく)に似ているところから》よく似ているが本物とは違うもの。にせもの。
ぎょ‐もつ【御物】
⇒ぎょぶつ(御物)
ぎょ‐もん【魚文/魚紋】
1 魚の形・うろこなどの模様。 2 魚が泳いだため水面にできる波紋。
ぎょ‐ゆ【魚油】
イワシ・ニシン・サバなどを圧搾して採取した脂肪油。魚臭があり、不飽和脂肪酸の含有が多い。硬化油・石鹸(せっけん)な...
ぎょ‐ゆう【御遊】
宮中や上皇の御所などで催された管弦の催し。
ぎょ‐よう【杏葉】
⇒ぎょうよう(杏葉)3
ぎょ‐らい【魚雷】
《「魚形水雷」の略》海戦兵器の一。艦艇や航空機から発射し、水中を自走して敵艦船を撃沈させるもの。
ぎょらい‐てい【魚雷艇】
魚雷攻撃を任務とする高速の小艦艇。
ぎょ‐らん【魚籃】
魚を入れるかご。びく。
ぎょ‐らん【魚卵】
魚のたまご。スケトウダラやサケ、ボラなどのものは食用とされる。
ぎょらん‐かんのん【魚籃観音】
三十三観音の一。手に魚の入ったかごを持つ像と、大魚に乗る像とがある。悪鬼・羅刹(らせつ)・毒竜の害を除く力をもつという。
ぎょ‐り【魚麗】
⇒ぎょれい(魚麗)
ぎょ‐りゅう【魚竜】
魚竜目に属する古代の爬虫(はちゅう)類の総称。中生代三畳紀からジュラ紀の海に生息。体形はイルカに似た流線形で、全長...
ぎょ‐りゅう【御柳】
ギョリュウ科の落葉小高木。多くの細い枝を出し、繊細な葉を密生する。春と夏の2回、淡紅色の小花が群生して咲く。中国の...