そん‐しょう【尊尚】
[名](スル)とうとぶこと。「有恩の人に相違ないから、—親愛して」〈二葉亭・浮雲〉
そん‐しょう【尊称】
尊敬の気持ちをもって呼ぶ表現。⇔卑称。
そん‐しょう【尊勝】
1 尊くすぐれていること。 2 「尊勝法」の略。
そん‐しょう【損傷】
[名](スル)人や物などが損なわれ傷つくこと。また、損ない傷つけること。「—を受ける」「車体を—する」
そんしょう‐し【損傷死】
身体に受けた損傷を直接的・間接的な原因として死亡すること。脳・心臓・肺など主要な臓器の著しい障害、損傷に続発する心...
そんしょう‐だらに【尊勝陀羅尼】
尊勝仏頂の悟りや功徳(くどく)を説いた陀羅尼。読誦(どくじゅ)すると罪障消滅や除災・延寿の功徳があるとされる。仏頂...
そんしょう‐ぶっちょう【尊勝仏頂】
胎蔵界曼荼羅の釈迦院にある五仏頂の一。釈迦如来の仏頂から現出した仏頂尊のうち、最勝のものとされ、一切の害障を除くと...
そんしょう‐ほう【尊勝法】
尊勝仏頂を本尊として尊勝陀羅尼を誦(じゅ)する、密教の修法。息災・増益・滅罪・安産などのために行われる。
そん‐しょく【遜色】
他に比べて劣っていること。見劣り。「入賞作に比べても—のない出来だ」
そん‐しん【尊信】
[名](スル)尊び信頼すること。また、尊んで信仰すること。「その住職の—する宗教のことを想像し」〈藤村・夜明け前〉
そん‐しん【尊神】
[名](スル)《「そんじん」とも》神をあがめ尊ぶこと。また、その神。「アポルローと称する有名の—にして」〈竜渓・経...
そん‐しん【尊親】
1 親を尊ぶこと。 2 尊いことと親しいこと。また、尊び親しむこと。「—ともに是をかねたるは父一人なり」〈曽我・一一〉
そん‐じ【損じ】
損じること。また、損じた箇所。「書き—の葉書」「釣道具の—を直して呉れ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
そん‐じ【遜辞】
へりくだっていう言葉。謙辞。
そん‐じゃ【尊者】
1 目上の人。身分の尊い人。「君主一人を無上の—として之を仰ぎ」〈福沢・福翁百話〉 2 《(梵)āyuṣmatまた...
そん‐じゅく【村塾】
村の子弟を教育する塾。
そん‐じゅつ【存恤】
[名](スル)あわれみねぎらうこと。慰問し恵むこと。「他人を—する為に倹省を務むるは」〈中村訳・西国立志編〉
そん‐じょ
[語素]「そんじょう」の音変化。
そん‐じょう【村醸】
「村酒(そんしゅ)」に同じ。
そん‐じょう【尊上】
目上の人。長上。尊者。
そん‐じょう【尊丈】
手紙の脇付(わきづけ)の一。尊下。
そん‐じょう【尊攘】
「尊王攘夷(そんのうじょうい)」の略。「—派の志士」「—思想」
そん‐じょう【遜譲】
へりくだり譲ること。「—の美徳なることを知らずして」〈露伴・露団々〉
そん‐じょう
[語素]事物・場所・時・人などについて、具体的な名をあげずに示すのに用いる。「その」「それ」「いつ」「だれ」などの...
そんじょ‐そこら【そんじょ其処ら】
[代]「そこら」を強めていう語。「—のものとは違う」
そん・じる【損じる】
[動ザ上一]「そんずる」(サ変)の上一段化。「上司の機嫌を—・じる」
そん‐すう【尊崇】
[名](スル)尊びあがめること。尊敬。そんそう。「祖先を—する」
そん・する【存する】
[動サ変][文]そん・す[サ変]《「そんずる」とも》 1 存在する。ある。「古くから当地に—・する風習」 2 生き...
そん・する【損する】
[動サ変][文]そん・す[サ変] 1 財産や利益を失う。損をする。「競馬で—・する」 2 努力などがむだになる。「...
そん・ずる【損ずる】
[動サ変][文]そん・ず[サ変] 1 物がこわれる。また、物をこわす。「地震で建物が—・ずる」「たたいて机を—・ず...
そん‐せい【村政】
村の行政。
そん‐ぜい【村税】
村が賦課・徴収する租税。→市町村税
そん‐ぜん【尊前】
神仏や身分の高い人の前を敬っていう語。おんまえ。「東照神霊の—に於て」〈染崎延房・近世紀聞〉
そん‐そ【樽俎/尊俎】
酒樽(さかだる)といけにえを載せる台。転じて、酒や料理の出る宴席。
そん‐そう【村荘】
田舎(いなか)。また、田舎の別荘。
そん‐そう【村叟】
村の年寄り。村翁。
そん‐そう【尊崇】
[名](スル)「そんすう(尊崇)」に同じ。「一個の家長を—して」〈逍遥・小説神髄〉
そんそ‐せっしょう【樽俎折衝】
宴席のなごやかな談笑のうちに話し合いを進め、交渉を有利に展開させること。外交上のかけひき。
ソン‐ソン
マリアナ諸島、ロタ島南西部の町。同島の中心地で、教会・病院・郵便局・学校などが集まるほか、日本統治時代の製糖工場跡...
そん‐ぞう【尊像】
神仏や身分の高い人の姿をうつした像。また、他人の像を敬っていう語。
そん‐ぞく【存続】
[名](スル)引き続き存在すること。また、引き続き残しておくこと。「会の—が危ぶまれる」「鉄道路線を—させる」
そん‐ぞく【尊属】
ある人を基準として、親族関係において先の世代にある血族。父母・祖父母などの直系尊属と、おじ・おばなどの傍系尊属とに...
そんぞく‐がいしゃ【存続会社】
会社が吸収合併をする場合に、合併後も存続する会社をいう。吸収合併存続会社。→消滅会社
そんぞく‐さつじん【尊属殺人】
自己または配偶者の直系尊属を殺す罪。普通の殺人より刑が重く、死刑または無期懲役に処せられたが、最高裁判所はこの規定...
そんぞく‐しん【尊属親】
親族のうち、尊属の関係にある者。⇔卑属親。
そん‐たい【尊体】
1 他人を敬って、その身体をいう語。おからだ。 2 肖像・仏像などを敬っていう語。
そん‐たいじん【尊大人】
相手を敬っていう語。〈和英語林集成〉
そん‐たく【忖度】
[名](スル)他人の心をおしはかること。また、おしはかって相手に配慮すること。「作家の意図を—する」「得意先の意向...
そん‐たく【尊宅】
他人を敬って、その家をいう語。尊家。尊堂。
ソンタグ
[1933〜2004]米国の女性批評家・作家。芸術や医療、政治など幅広い分野について批評活動を行った。小説「死の葬...