てつ‐の‐おんな【鉄の女】
英国の政治家サッチャーの異称。対ソ強硬路線をとったことから、ソ連(現ロシア)国防省機関紙が名づけたもの。
てつ‐の‐カーテン【鉄のカーテン】
《iron curtain》第二次大戦後、東ヨーロッパの社会主義諸国が、資本主義諸国に対してとった秘密主義や閉鎖的...
てつのした【鉄の舌】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和12年(1937)「新青年」誌に発表。
てつ‐の‐はい【鉄の肺】
小児麻痺などで呼吸ができない場合に用いる人工呼吸器。鉄製の円筒形の気密室に首だけ出して入り、高圧と低圧とを交互に加...
てつのほね【鉄の骨】
池井戸潤の小説。平成21年(2009)刊行。ゼネコンの談合問題を描き、平成22年(2010)の第31回吉川英治文学...
てつ‐の‐ぼうふう【鉄の暴風】
第二次大戦末期の沖縄戦で、約3か月にわたって米軍の激しい空襲や艦砲射撃を受けたこと。無差別に多量の砲弾が撃ち込まれ...
鉄(てつ)は熱(あつ)いうちに打(う)て
《Strike while the iron is hot.》 1 鉄は、熱して軟らかいうちに鍛えよ。精神が柔軟で...
てつ‐はい【鉄肺】
塵肺(じんぱい)の一。金属鉄・酸化鉄などの微粉の吸入による軽微な呼吸器病。肺組織が茶褐色となる。鉄工・鍛冶工(かじ...
てつ‐ば【鉄馬】
1 鉄のよろいをつけた騎兵。また、勢いが激しく勇猛な騎兵。 2 風鈴(ふうりん)のこと。
てつ‐ばいせんざい【鉄媒染剤】
鉄塩からなる塩基性媒染剤。羊毛には緑礬(りょくばん)、絹には硝酸鉄・木酢酸鉄などを用いる。
てつ‐バクテリア【鉄バクテリア】
⇒鉄細菌
てつ‐ばんど【鉄礬土】
⇒ボーキサイト
てつ‐びえ【鉄冷え】
製鉄・鉄鋼業の業績が低迷すること。また、その状態。「—の町」
てつ‐びし【鉄菱】
日本古来の武器の一。四方にとげのある、ひし形の小鉄片。地上に散布して敵の馬の脚を痛めつけ、その進退を妨害するために...
てつ‐びん【鉄瓶】
湯を沸かす、つると注ぎ口のついた鋳鉄製の容器。
てつ‐ぶつ【鉄仏】
鉄を材料として鋳造された仏像。日本では鎌倉・室町時代の遺品が多く、主に中部地方以東の本州にみられる。
てつ‐ぶん【鉄分】
物に含まれる成分としての鉄。かなけ。「—の豊富な食品」
てつ‐ぶん【綴文】
文章をつづること。作文。
てつ‐ぼう【鉄帽】
鋼鉄製の帽子。鉄兜(てつかぶと)。
てつ‐ぼう【鉄棒】
1 鉄製の棒。かなぼう。 2 2本の柱の間に鉄製の棒を水平に固定した器械運動用の器具。男子体操競技では、高さ2.8...
てつ‐マン【徹マン】
[名](スル)《「徹夜マージャン」の略》俗に、徹夜でマージャンをすること。
てつマンガン‐じゅうせき【鉄マンガン重石】
鉄とマンガンとのタングステン酸塩鉱物。黒色で亜金属光沢があり、もろい。結晶は板状・柱状。単斜晶系。タングステンの重...
てつ‐みょうばん【鉄明礬】
鉄を含む明礬の総称。アンモニウム鉄明礬・カリウム鉄明礬など。媒染剤や分析試薬などに使用。
て‐つむぎ【手紬】
手織りの紬。また、それを仕立てた着物。
てつ‐むじ【鉄無地】
鉄色1色で模様のない織物。「—の羽織」
てつ‐めん【鉄面】
[名・形動] 1 顔面を保護するために用いる、鉄製の面。 2 「鉄面皮(てつめんぴ)」に同じ。「馬鹿に—な野郎だか...
てつ‐めんぴ【鉄面皮】
[名・形動]《鉄でできている面(つら)の皮の意》恥知らずで、厚かましいこと。また、その人や、そのさま。厚顔。「—な...
てつ‐もん【鉄門】
1 鉄製の門。堅固な構えをした門。 2 地獄の門。「冥官獄卒を責むる時、即ち本の形にして—より出せり」〈私聚百因...
てつもん‐くらぶ【鉄門倶楽部】
東京大学医学部医学科卒業生の同窓会。地域ごとに地方鉄門会がある。→赤門学友会
てつ‐や【徹夜】
[名](スル)夜どおし寝ないで過ごすこと。「—で看病する」「—して論文を仕上げる」
てつよう‐そう【綴葉装】
和装本の綴(と)じ方の一。数枚の用紙を重ねて二つ折りにしたものを糸で綴じて一くくりとし、数くくりを重ねて表紙をつけ...
てつ‐り【哲理】
哲学上の道理。人生や世界の本質などに関する奥深い道理。「自然の—」
てつ‐りん【鉄輪】
1 鉄の輪。かなわ。 2 汽車などの車輪。また、汽車。
てつりん‐おう【鉄輪王】
転輪王の一。鉄の輪宝を得て、南閻浮提(なんえんぶだい)を統治するとされる王。鉄輪聖王。
てつれい【鉄嶺】
中国遼寧省北東部の都市。渤海(ぼっかい)以来の古い町。金・明代の遺跡が多い。ティエリン。
てつ‐ろ【鉄炉】
1 鉄製の焜炉(こんろ)。鉄製のかまど。 2 鉄製の暖炉。
てつ‐ろ【鉄路】
鉄道線路。レール。また、鉄道。
てつろく【鉄勒】
隋・唐時代の中国で、突厥(とっけつ)以外のトルコ系諸部族に対する呼称。丁零・高車の後身。
てつろのしろばら【鉄路の白薔薇】
《(フランス)La Roue》フランスの映画。1922年製作、1924年公開。監督はガンス。第1部「黒の交響曲」、...
てつ‐わん【鉄腕】
鉄のように強い腕。たくましく力強い腕。「—投手」
てつわんアトム【鉄腕アトム】
手塚治虫の長編漫画。また、その主人公。雑誌「少年」に昭和26年(1951)から17年間連載された人気漫画。はじめは...
轍(てつ)を踏(ふ)・む
前人の犯した失敗を繰り返すたとえ。「前任者の—・まぬようにする」
てづか【手塚】
姓氏の一。 [補説]「手塚」姓の人物手塚治虫(てづかおさむ)手塚真(てづかまこと)
て‐づかい【手遣い/手使い】
1 手の使い方。手の運び方。 2 操り人形で、糸操りなどに対し、人形遣いが手で直接に人形を遣うやり方。また、その人...
てづかい‐にんぎょう【手遣い人形】
⇒手遣い2
て‐づかえ【手支へ】
差し支え。手詰まり。「さあといふ時、御用に—なき様に」〈浄・孕常盤〉
てづか‐おさむ【手塚治虫】
[1928〜1989]漫画家。大阪の生まれ。本名、治。日本におけるストーリー漫画およびテレビアニメーションの分野を...
てづかおさむ‐ぶんかしょう【手塚治虫文化賞】
手塚治虫を記念して、平成9年(1997)に創設された漫画賞。毎年1回、優れた漫画作品に贈られる。大賞のほかに、短編...
てづか‐まこと【手塚真】
[1961〜 ]映像作家・映画監督。東京の生まれ。手塚治虫(おさむ)の長男。オリジナルビデオやコンピューターグラフ...
て‐づかみ【手掴み/手捉み】
素手でつかむこと。「—で食う」「魚を—にする」