てん‐ゆう【天佑/天祐】
天の加護。天のたすけ。天助。「—神助」
てん‐よ【天与】
天の与えるもの。天のたまもの。天賦。「—の資源に富む」
てんよう【天養】
平安後期、近衛天皇の時の年号。1144年2月23日〜1145年7月22日。
てん‐よう【点葉】
山水画で、木の葉を点またはそれに近い筆触で表現する手法。
てん‐よう【転用】
[名](スル)本来の目的を他にかえて使用すること。「住宅資金を教育費に—する」
てん‐ようせつ【点溶接】
「スポット溶接」に同じ。
てん‐らい【天来】
(多く「天来の」の形で)天からこの世に来ること。天から得たかと思われるほどすばらしいこと。「—の妙技」
てん‐らい【天雷】
1 かみなり。 2 江戸時代、劇場の舞台の天井にしかけた、雷の音を出す装置。
てん‐らい【天籟】
1 天然に発する響き。風が物に当たって鳴る音など。 2 詩文の調子が自然で、すぐれていること。絶妙の詩文。「—の文章」
てん‐らく【転落/顛落】
[名](スル) 1 ころげ落ちること。「岩場から—する」「—死」 2 上位から下位に一挙に落ちること。急激に落ちぶ...
てん‐らん【天覧】
天皇が観賞すること。叡覧(えいらん)。「—試合」
てん‐らん【展覧】
[名](スル)書画・物品などを広げたり並べたりして一般に見せること。「絵画を—する」
てんらん‐かい【展覧会】
美術品などを陳列して一般に公開する会。
てんらん‐ざん【天覧山】
埼玉県飯能市北西にある山。標高197メートル。もとの名は愛宕(あたご)山。ついで羅漢山とよばれたが、明治16年(1...
てん‐り【天利】
貸金などの消費貸借で、元金から天引きする契約期間の利子。天引きの利子。
てん‐り【天理】
自然の道理。万物に通じる道理。「—にかなう」
てんり【天理】
奈良県北部の市。中心の丹波市(たんばいち)は市場町・宿場町として発達。天理教発祥地・本部所在地で、昭和29年(19...
てんり‐いりょうだいがく【天理医療大学】
奈良県天理市にあった私立大学。平成24年(2012)開学。令和5年(2023)天理大学と統合された。
てんり‐きょう【天理教】
教派神道の一。大和の農婦、中山みきを教祖とし、天保9年(1838)に創始。明治41年(1908)一派独立。教義は「...
てんり‐し【天理市】
⇒天理
てんり‐じんよく【天理人欲】
中国哲学で、倫理思想を表す概念の一。天理は自然のままの本性、人欲は外部の刺激によって起こる欲求。宋学では、人欲より...
てんり‐だいがく【天理大学】
奈良県天理市にある私立大学。大正14年(1925)設立の天理外国語学校に始まり、天理語学専門学校を経て、昭和24年...
てんりゃく【天暦】
平安中期、村上天皇の時の年号。947年4月22日〜957年10月27日。
てん‐りゅう【天竜】
1 八部衆のうち、天衆(てんしゅ)と竜神。 2 天宮を守る竜。天上の竜神。てんりょう。
てんりゅう【天竜】
静岡県浜松市の区。旧市名。二俣地区は木材の集積地で、製材業が盛ん。→浜松
てん‐りゅう【転流】
植物体の、ある部分で合成された物質が篩管(しかん)を通して他の部分に運ばれること。
てんりゅうおくみかわ‐こくていこうえん【天竜奥三河国定公園】
天竜川流域の静岡・愛知・長野3県にまたがる国定公園。天竜峡・鳳来寺山(ほうらいじさん)・茶臼山(ちゃうすやま)など...
てんりゅう‐がわ【天竜川】
中部地方を流れる川。長野県の諏訪(すわ)湖に源を発し、伊那盆地を経て浜松市の東で太平洋に注ぐ。長さ213キロ。佐久...
てんりゅう‐きょう【天竜峡】
長野県南部、天竜川中流の峡谷。断崖絶壁に青松の景勝地。舟下りが行われる。
てんりゅう‐く【天竜区】
⇒天竜
てんりゅうざん‐せっくつ【天竜山石窟】
中国山西省太原市西南の天竜山にある仏教石窟寺。東魏から唐代にかけて二十余窟が造営された。
てんりゅう‐し【天竜市】
⇒天竜
てんりゅう‐じ【天竜寺】
京都市右京区嵯峨にある臨済宗天竜寺派の大本山。山号は霊亀山。正称は、天竜資聖禅寺。延元4=暦応2年(1339)吉野...
てんりゅうじ‐ぶね【天竜寺船】
興国2=暦応4年(1341)足利直義(あしかがただよし)が天竜寺造営の費用を得るため、夢窓疎石らと元に派遣した貿易船。
てんりゅう‐はちぶしゅう【天竜八部衆】
天・竜をはじめとする仏法守護の八神。竜神八部。→八部衆(はちぶしゅう)
てん‐りょ【天慮】
天皇の考え。叡慮(えいりょ)。
てん‐りょう【天領】
1 天皇・朝廷直轄の領地。 2 江戸幕府直轄の領地。幕府の経済的基盤をなすもので、重要地には奉行・郡代・代官を置い...
てん‐りょう【点料】
点者が受ける報酬。
てん‐りん【天倫】
1 万物が調和を保っている自然の条理。天の道理。 2 自然に定まっている人と人との関係・秩序。親子・兄弟関係など。
てん‐りん【天稟】
⇒てんぴん(天稟)
てん‐りん【転輪】
輪を回すこと。また、回転する輪。 「転輪王」の略。
てんりん‐おう【転輪王】
《(梵)Cakravarti-rājanの訳》古代インドの伝説上の理想的国王。身に三十二相を備え、即位のとき天より...
てんりん‐じょうおう【転輪聖王】
「転輪王」に同じ。
てんりん‐ぞう【転輪蔵】
経蔵に設置した、一切経用の回転書架。中央の柱を中心に回転する。輪蔵。
てんりん‐らしんぎ【転輪羅針儀】
⇒ジャイロコンパス
てん‐れい【典令】
法律や命令。
てん‐れい【典礼】
1 定められた儀礼や儀式。「即位の—」 2 特に、キリスト教の教会が行う公の礼拝・儀式。
てん‐れい【典例】
よりどころとなる先例。
てん‐れい【典麗】
[名・形動]きちんと整っていて美しいこと。また、そのさま。「—な姿」
てん‐れい【篆隷】
篆書と隷書。