とお‐つ【遠つ】
[連語]《「つ」は「の」の意の格助詞》遠くの。遠くにある。「霰(あられ)降り—大浦に寄する波よしも寄すとも憎くあら...
とおつおうみ【遠淡海/遠江】
浜名湖のこと。琵琶湖を「近つ淡海」というのに対し、都から遠い湖の意。また、遠江(とおとうみ)の古称。「—引佐(いな...
とお‐つ‐おや【遠つ祖】
1 先祖。祖先。「中臣の—天児屋命(あまのこやねのみこと)」〈祝詞・中臣寿詞〉 2 祖父母の祖父。高祖父。〈和名抄〉
とお‐つ‐かみ【遠つ神】
[名]遠い昔、神であったころの先祖。「天降り来ましし伊支等(いきら)が—」〈出雲国風土記〉 [枕]「大君(おほきみ...
とお‐つ‐くに【遠つ国】
遠くの国。遠方にある国。「—黄泉(よみ)の界(さかひ)に延(は)ふつたの己(おの)が向き向き」〈万・一八〇四〉
とお‐つ‐ひと【遠つ人】
[枕] 1 遠くにいる人を待つ意から、「松」「松浦(まつら)(=地名)」にかかる。「—松の下道(したぢ)ゆ」〈万・...
とお‐つら【十列】
賀茂の祭りのときなどに近衛の官人によって行われた一種の競馬。また、それを行う人。馬を10頭並べて走ったもの、また、...