や‐くも【八雲】
1 いく重にも重なり合う雲。八重雲。「—立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」〈記・上・歌謡〉 2 《1の...
やくもがころした【八雲が殺した】
赤江瀑の小説。幻想的な短編小説。小泉八雲の怪談物語「茶わんのなか」を題材とする。昭和59年(1984)刊行。同年、...
やくも‐ごと【八雲琴】
二弦琴の一種。長さ約1メートル、幅約12センチの木製の胴の上に、2本の弦を張った琴。左手中指にはめた管で弦の勘所を...
やくも‐さす【八雲さす】
[枕]雲が立ちのぼる意から、「出雲(いづも)」にかかる。「—出雲の児らが黒髪は」〈万・四三〇〉
やくも‐たつ【八雲立つ】
[枕]雲が盛んに立ちのぼる意から、「出雲(いづも)」にかかる。「—出雲建(たける)が佩(は)ける太刀」〈崇神紀・歌謡〉
やく‐もの【約物】
印刷で、文字・数字以外の記号・符号活字の総称。句読点・括弧(かっこ)・数学記号など。
やくも‐の‐みち【八雲の道】
和歌の道。歌道。「雲井より馴れ来たりて、今も—に遊び」〈続古今・序〉
やくもみしょう【八雲御抄】
鎌倉初期の歌学書。6巻。順徳天皇著。成立年未詳。古来の歌学・歌論を系統的に集大成したもの。八雲抄。