そこ‐い【底方】
行きついてきわまる所。限り。奥底。はて。「濃き藍いろの目には、—知らぬ憂ありて」〈鴎外・うたかたの記〉
そこ‐い【底意】
心の奥に潜む考え。したごころ。「—を探る」
そこ‐いじ【底意地】
心の奥底に隠しもつ心根。
底意地(そこいじ)が悪(わる)・い
表面的には見えないが、心の奥底に意地の悪いところがある。「—・いやり方」
そこ‐いたり【底至り】
1 徹底していること。「江戸の人の腹を刳(えぐ)るべき—の馳走をせんと」〈露伴・風流魔〉 2 外観はそれほどではな...
そこい‐な・し【底方無し】
[形ク]限りがない。はてしない。きわめて深い。「—・き淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」〈古今・恋四〉
そこ‐いら【其処いら】
[代]中称の指示代名詞。 1 「そこら1」に同じ。「—を散歩する」 2 「そこら2」に同じ。「—の事情はどうなった...
そこ‐いれ【底入れ】
[名](スル)相場が下がり切って、それより下がる見込みがないこと。「相場が—する」→底4 →底打ち